「相棒21」宝石を狙う美女・橋本マナミには悲しい過去!水谷豊と寺脇康文はその感情をどう救う?第9話ネタバレと第10話予告

2022年12月15日10時15分ドラマ
@テレビ朝日

12月14日に「相棒season21」(テレビ朝日、水曜夜9時)の第9話が放送され、SNSの闇と不登校児を狙うフリースクールに焦点があたった!12月21日に放送される第10話「黒いコートの女」ではお宝を追う美女(橋本マナミ)が特命係(水谷豊&寺脇康文)を翻弄する!予告動画は番組公式サイトで公開されている。

亀山薫(寺脇康文)が再び右京(水谷豊)と相棒を組み始めた「相棒21」の第9話が12月14日に放送された。SNSでバズるためとはいえ、都市伝説を作り上げ、さらにそれがばれそうになると殺人まで犯してしまう犯人が描かれた。さらにその裏には不登校になってしまった子供を狙う悪徳な業者も関わっていた。社会問題に触れる回となった。



第9話で話題になったのは、右京(水谷豊)が、犯人を思われる人物に接触した際に勝手に撮られた「一つよろしいですか?」を編集され、「ひとつ ひとつ ひとつ ひとつよろしいですか?」とされた動画がドラマ内で「バズる」のだが、実際のTwitterでも「右京さん」「一つよろしいですか?」がトレンド入りしていた。

右京と亀山薫(寺脇康文)のコンビでは、頭脳派の右京と人情派の亀山薫という役割になるが、第9話でも、バシバシと推理してゆく右京に対して、亀山は地道に捜査をしていき、心に傷を負った人に優しい言葉をかける。引きこもりになってしまった女性に「いつでも特命係に遊びにきて!案内するよ」と優しい声を最初にかけていた。

12月21日に放送される第10話に橋本マナミがゲスト出演することがわかった。黒いコートをまとった謎の女という役柄だ。「相棒」シリーズに初出演となる橋本は、水谷豊に「相棒にようこそ」と声をかけてもらい感激したと話す。その謎の女に連れられた子供役として、「朝顔」で上野樹里の娘のつぐみ役を演じ、日本中から親しまれた加藤柚凪が出演する。「朝顔」のつぐみ役が有名だが、実は、7歳にして、2022年10月28日に公開になった映画『あの庭の扉をあけたとき』の主演も果たしている。第10話では事件の鍵を握ることになるが、その演技にも注目が集まる。

■前回:第9話ネタバレあらすじ
「白いコートの女“丑三つのキョウコ”に出会ったら最後、心臓をえぐり取られて殺される…」「逃れるにはハートのキーホルダーをつけるしかない」という噂がSNSで話題になって、実際に「丑三つのキョウコ」を移した動画もネットでバズっていた。興味津々の右京(水谷豊)に対し、薫(寺脇康文)は否定的だ。

そんな中、フリースクールの入口で、校長が胸を刺され殺されて発見される。死亡推定時刻に、現場の近くを白い服の女が徘徊する姿が撮影されており、「現実にキョウコが出現!」とネットが沸騰する。右京が、そのことを否定する人物に話を聞くと、現場から離れた場所で、血だらけの女を目撃したという。SNSに動画をアップしている人物に会いにゆくと、そこには同じように「sasami」に会いに来ていた大村という都市伝説を調べているという学者と一緒になった。二人でsasamiから話を聞く。

同じ頃、聞き込みをしていた薫は、殺害された代表が、問題を抱える子を強引に自宅から連れ出し、親から金を取ったら放り出すという、悪質な商売をしていたという情報を掴んでいた。右京は、その被害者の中に、黒髪女性がいることに気づく。

自宅を訪ねると、青山加奈(江田友莉亜)というその女性は、両親を亡くした今も家から出ないままで、生活の世話は足立(廣川三憲)という高校時代の担任がしていると分かる。右京と薫は、話を聞こうと呼び掛けるが、加奈は姿さえ見せようとしなかった。足立に話を聞くと、高校時代に体操部に所属していた加奈が試合にでた際、顧問の足立は加奈が怪我していることに気がつかず、失敗を激しく叱責した。それが原因で不登校になってしまった。フリースクールから戻ってから悪化した加奈の面倒をみるために食料を運んでいるという。

加奈の母親はフリースクールにいれて加奈が治るならと多額の借金をしていた。その返済のために働きづめで死んでしまっていたのだ。右京は足立が持ち込んだ段ボールから母親が加奈にあてた手紙を見つけた。そして、加奈の行動を張っていると、SNSの“丑三つのキョウコ”と同じような服装で街に出ていた。見かけた人が騒いでも何も言わずに歩いて家に戻った。

翌日、大村の死体が発見された。死亡推定時刻は午前2時だ。その時間、右京たちが加奈を尾行していたので加奈は犯人ではない。だが、「sasami」こと、松田のSNSにキョウコがナイフを振り下ろす動画がアップされたのだ。伊丹(川原和久)らが聴取するが、松田は人を馬鹿にしたような態度でのらりくらりとしている。

右京は大村が「都市伝説」を調べていたのではなく「伝達」について調べていたことを知る。その夜、松田がキョウコに変装して動画をとっているところを押さえる。松田が大村を殺したことがわかった。松田が変装して自作自演の都市伝説を作ろうとしていることから降りたいと言ったからだ。松田は反省もせずに「殺すところを写せばよかった」という。ただ、本当に5月7日に「キョウコ」をみたという。

右京と薫は加奈の家を訪問していた足立に接触する。そして、フリースクールの校長を殺してしまったのは足立であること、その際に母親が加奈にあてた手紙を取り返したことなどを聞き出した。校長は加奈の母親や足立を罵倒したのだった。そして、加奈は足立をかばうためにキョウコの振りをして町を歩いていたのだ。加奈が最初に外にでたのは5月7日。それは母親の納骨の日だった。人目につかない時間に墓参りにいったのだった。右京と薫は一歩を踏み出せている加奈に優しい言葉をかけた。

■第10話あらすじ
特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は、組織犯罪対策部の角田課長(山西惇)に頼まれ、宝石窃盗グループの一斉逮捕に参加し、取り逃がした犯人を捕まえる継続捜査にも協力する。

そんな中、容疑者の一人が、黒いコートを着た女(橋本マナミ)に追い掛けられ、歩道橋から転落死する事件が発生した。その直後、右京と薫は、転落死した男のアパートで黒いコートの女に遭遇するが、事情を聞く前に姿を消してしまう。

目撃者の証言によると、女は“ダイヤ”を探していたというが…!?周辺を捜査すると、転落死した男が最近、誰かを強請ろうとしていたことが分かる。男の発信履歴から都内の輸入雑貨店の店主が恐喝の被害者ではないかとあたりをつける。そうこうするうち、転落死した男の部屋から、6年前に起きた殺人事件の重要な証拠が発見される。

テレビ朝日 10月12日スタート「相棒season21」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式Twitterアカウントは「@AibouNow」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「相棒season21」番組公式サイト

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