「財閥家の末息子」第12話相次ぐイ・ソンミンのレジェンド演技に鳥肌!ついに明らかになった黒幕の正体とは?ネタバレと見どころ
12月16日(金)に放送された「財閥家の末息子」では、ソン・ジュンギらを襲った事故の黒幕がついに明らかとなった。一方、大事な理事会を前に症状が急激に悪化してしまうイ・ソンミン。イ・ソンミンの不参加を知った長孫キム・ナムヒは、ソン・ジュンギではなく父ユン・ジェムンを持株会社の社長に就かせようとするが…。気になる第12話のあらすじと見どころを紹介していこう。予告動画は番組HPで公開中だ。
「財閥家の末息子」は、財閥一家のオーナーリスクを管理する秘書がひょんなことから一家の末息子として生まれかわり、第二の人生を生きるファンタジードラマだ。【「財閥家の末息子」を2倍楽しむ】では、韓国での放送にあわせて各話のネタバレあらすじ、見どころ、キャスト、視聴率など紹介している。
■キャスト⇒キャスト詳細
ユン・ヒョヌ、チン・ドジュン役:ソン・ジュンギ(一人二役)
チン・ヤンチョル役:イ・ソンミン
ソ・ミニョン役:シン・ヒョンビン
チン・ソンジュン役:キム・ナムヒ
チン・ヨンギ役:ユン・ジェムン
ソン・ジョンレ役:キム・ジョンナン
チン・ドンギ役:チョ・ハンチョル
チン・ファヨン役:キム・シンロク
他
■第12話あらすじ
事故の影響で持病が悪化し、ついにはせん妄の症状まで現れてしまったヤンチョル。なんとか症状を緩和させる方法はないかと医師に相談するドジュンだったが、これといった方法は見つからなかった。その夜、理事会に出席すると言ってズボンも履かずに病室を出ようとするヤンチョルを見て、ドジュンはその深刻さを痛感する。このままでは持株会社の設立だけでなく、下手をすれば会長の座を退かなければならなくなるとドジュン。
ひとまずヤンチョル抜きで理事会へ挑むことにしたドジュンは、ヤンチョルの助けなしに持株会社の設立案を可決させる方法を模索。その後、ドジュンが向かったのはスニャン家の長孫ソンジュンのもとだった。明日の理事会で持株会社の設立に賛成して欲しいと頼むドジュン。「どうして俺が?」と半ば呆れた様子のソンジュンに向かって、ドジュンはヤンチョルが昏睡状態だというのは嘘で、実は事故に見せかけて自分たちを殺そうとした犯人を追っていると明かした。そして、理事会で持株会社の設立に反対し、孫のドジュンをその代表の座から引きずり下ろそうとする人物が犯人だとドジュン。なぜ自分のもとへ来たのかと聞かれ、ドジュンは犯人に繋がる証拠が手元にあると伝える。
翌日、予定通り一人で理事会の場へ向かったドジュン。持株会社の設立案で多数決が行われるなか、ソンジュンが賛成に手を挙げた。これには驚きを隠せないスニャン家の一同。ソンジュン側に就く理事たちも次々に手を挙げたことによって、持株会社の設立案は可決される。
つづいて持株会社の社長を選ぶ場面になり、ドジュンとハンジェが前に出た。しかし、そこで待ったをかけるソンジュン。発言の機会を得たソンジュンは、このままドジュンが持株会社の社長になれば、今この場にいる理事たちの席はなくなるだろうと語り、代わりに誰よりも理事たちをよく知る父ヨンギを社長に推薦するという。さらにドジュンに近寄ったソンジュンは、その耳元で「果たして今のお祖父さんは、チン・ヤンチョル会長と呼べるだろうか?」と意味深な言葉をささやいた。まるでヤンチョルの現在の症状を知っているかのようなソンジュンの発言に、耳を疑うドジュン。
その場の空気がヨンギを持株会社の社長に就任させるという流れになったとき、理事会の場に現れたのは他でもないヤンチョルだった。実はヤンチョルは、病院長に頼んで脳の覚醒を維持する薬を処方してもらったのだ。「2時間だけでいいから、チン・ヤンチョルとして生かせてくれ」とヤンチョル。こうして理事会の場に現れたヤンチョルは、持株会社の社長にドジュンを推薦する。もちろんヤンチョルの意見に背くものはおらず、全員一致でドジュンの社長就任が可決される。
エレベーターを待つ間、ふとヤンチョルに質問を投げかけるソンジュン。問いに答えられず戸惑うヤンチョルを見て、ドジュンは慌ててフォローした。なんとかエレベーターに乗り込んだヤンチョルは、勝手な真似をしたドジュンを怒鳴りつける。その瞬間、床に広がる水…。ヤンチョルが失禁したことを知ったドジュンはその場にしゃがみ込み、黙って雑巾で床を拭いてやるのだった。
そんななか、ヤンチョルとドジュンの殺害を教唆した真犯人が明らかになる。それはなんと、ヤンチョルの妻ピルオクだった。何十年にも渡ってヤンチョルを支えつづけたピルオクだったが、そんなヤンチョルがグループの後継者として選んだのは、自分ではなく他の女が産んだユンギの息子ドジュンだという。これに絶望と憤りを感じたピルオクは、2人が乗った車を狙って事故を起こすよう命じたのだった。
夫ヤンチョルが理事会の場に現れたと聞いたピルオクは、その病室へ向かう。すると、ピルオクに向かって「本当にお前なのか?」とヤンチョル。犯行がバレたと知ったピルオクは、跪いて許しを請うた。しかし、薬の影響で症状が悪化したヤンチョルは、今しがた自分が何を言ったのかさえ思い出せない。ヤンチョルの症状を知ったピルオクは、自らの犯行を永遠に葬り去ることができると知ってほくそ笑んだ。
その日、ヤンチョルを自宅に連れ帰ったピルオクは、ドジュンらを除く一同を食卓に集める。現在のヤンチョルの状態を明かし、息子たちにグループの経営権を引き継がせようと考えたのだ。しかし、そこへ現れたのはドジュン。招かれざる客であるドジュンの登場に気を悪くするピルオクだったが、ドジュンは構わず皆の前でピルオクに封筒を差し出す。中に入っていたのは、事故の対価として取引された模作品に関する画廊の名刺と夫ヤンチョルの診断書だった。驚いたピルオクはひとまず、皆の前でヤンチョルの症状について言及するのを控える。部屋に戻ったピルオクに、ドジュンはピルオクが自分とヤンチョルの殺害を命じたことを知っているとし、秘密を守る代わりにヤンチョルの症状についても家族に一切公言しないで欲しいと伝えた。
こうしてヤンチョルの件が家族に知られるのを防いだドジュンは、帰り際にヤンチョルの部屋に立ち寄る。事故を教唆した犯人について聞かれ、まだ見つかっていないと嘘をつくドジュン。そんなドジュンを見て、ヤンチョルはなぜ他の子供たちと違ってスニャンを“買う”と言ったのかと尋ねた。「目的は他にあるんだろう?秘密か?」ドジュンが何も答えずにただじっとしていると、ヤンチョルは最後に「かならず叶えろ」とエールを送るのだった。
その日、ドジュンはミニョンを呼び出し、事故の黒幕について捜査を打ち切るよう伝えた。相変わらず一方的なドジュンの態度に、憤りを隠せないミニョン。そんななか、今度はソンジュンが妻ヒョンミンの父親の力を借りて反撃に出た。スニャン自動車の株価下落を受けて、ヤンチョルに対する責任追及をあおるソンジュン。その矛先が自分に向けられていると知ったドジュンは、株主総会が6月に開かれるという言葉を聞いてふと何かを思いつく。ドジュンの脳裏に浮かんだのは、韓国中を熱狂させた2002年W杯だった。
■見どころ・感想
©JTBCついに明らかになった交通事故の黒幕…。事故を装ってヤンチョルとドジュンを殺そうとしたのは、なんとピルオクだった。実はドジュンの父ユンギは、ピルオクではない別の女性とヤンチョルの間に生まれた子供だった。夫の不貞行為によって生まれた子にも関わらず、ピルオクはユンギを上の三人と同じように育てたという。
しかし、ここに来てヤンチョルが後継者として選んだのは、自分が産んだ子ではなくユンギの息子ドジュンだったのだ。ピルオクの心情を思うと気持ちはわからなくもないが、だからといって人を殺していい理由にはならない。何より真実を知ったヤンチョルがなんとも不憫で仕方がなかった。
そんななかでもヤンチョルの症状は悪化する一方だ。第12話では、またしてもヤンチョル役のイ・ソンミンのレジェンド演技が視聴者の視線を奪った。エレベーターの中で思わず失禁してしまうヤンチョル。自分が自分ではなくなっていく感覚を突き付けられた時のヤンチョルの表情は、「絶望」そのものだった。なんとかピルオクの口封じに成功したドジュンだったが、このままではヤンチョルの状態が家族に知られるのも時間の問題だろう。さらに次回予告では、さっそくヤンチョルの症状に気付くヒョンミンの姿が…。ヒョンミンは「お祖母さんのように生きてみようと思って」と、その野望を明かした。
昨夜の視聴率は19.8%と、残念ながら20%には一歩届かず。しかし、これまでの流れを見ても金曜日よりは土曜日、そして土曜日よりも日曜日の視聴率が高い傾向にあるので、今週末でどれだけ数字を伸ばせるかに期待したい。
いよいよクライマックスに近づき、一瞬たりとも目が離せない展開がつづく「財閥家の末息子」。気になる予告動画や最新情報は、番組HPでチェックできる。
◇Jtbc番組サイト
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