SKYキャッスルを超えて歴代2位!「財閥家の末息子」視聴率24.9%を突破!祖父の遺言にソン・ジュンギが涙、第14話ネタバレと見どころ

2022年12月19日11時42分ドラマ
画像出典:JTBC「재벌집 막내아들」公式サイトより

ソン・ジュンギ&イ・ソンミン主演のJTBCドラマ「財閥家の末息子」が18日(日)に放送された第14話で視聴率24.9%を突破し、非地上波放送の歴代2位に浮上した。昨夜の放送では、イ・ソンミンがソン・ジュンギに残した隠された遺産の存在が明らかとなった。さらに祖父の最後のメッセージを目にしたソン・ジュンギは、遺言状を書き直した本当の意味を知って涙を流す。気になる第14話のあらすじと見どころを紹介していこう。予告動画は番組HPで公開中だ。



「財閥家の末息子」は、財閥一家のオーナーリスクを管理する秘書がひょんなことから一家の末息子として生まれかわり、第二の人生を生きるファンタジードラマだ。【「財閥家の末息子」を2倍楽しむ】では、韓国での放送にあわせて各話のネタバレあらすじ、見どころ、キャスト、視聴率など紹介している。

■キャストキャスト詳細
ユン・ヒョヌ、チン・ドジュン役:ソン・ジュンギ(一人二役)
チン・ヤンチョル役:イ・ソンミン
ソ・ミニョン役:シン・ヒョンビン
チン・ソンジュン役:キム・ナムヒ
チン・ヨンギ役:ユン・ジェムン
ソン・ジョンレ役:キム・ジョンナン
チン・ドンギ役:チョ・ハンチョル
チン・ファヨン役:キム・シンロク


■第14話あらすじ
ドジュンにスニャン生命の持株を譲渡したピルオクは、その助けを借りて海外へ逃亡。これによってあと一歩のところでピルオクを逃してしまったミニョンは、逃亡を手伝ったのがドジュンだと知って失望した。株主総会で代表理事に選任されれば、すべて終わるとドジュン。しかしミニョンは「あなたはもっと悪くなる、なんとしてもその位置を守りたくなるはずだから」と、その手を振り払う。一方、ヒョンミンは妊娠の事実を明かし、子供の未来の為ならなんだってすると夫ソンジュンに覚悟を語った。

株主総会当日、集まった理事たちのもとへ一通のメールが届く。内容を確認した理事たちからは、驚きと当惑の声がもれた。同じくメールを開いたドジュンは、遺言状の内容に不服を持った自分がヤンチョルの病室へ行き、2人きりでいる最中にヤンチョルが死亡したという内容の速報を目にする。その場で説明を求められたドジュンは、事実無根だとそれを一蹴。しかし、病室に設置されたCCTVの映像を公開するよう言われると、形勢は逆転する。「CCTVの公開は不可能です」と声を上げるハンジェ。そしてハンジェは、ドジュンに言われて病室のCCTV映像をすべて削除したと明かす。

ハンジェの裏切りによって窮地に立たされてしまったドジュン。さらに投票の結果、持株会社の代表理事の席はドジュンではなくハンジェへ。実はヤンチョルの病状をソンジュンに伝えていたのも、他でもないハンジェだったのだ。

このままでは引き下がれないドジュンは、チャンジェを利用してなんとか危機を乗り越えようとする。大統領選への出馬を決めたチャンジェに金産分離緩和法を否決させ、金融持株会社の設立自体を白紙に戻したのだった。これによって莫大な相続税の支払いを余儀なくされたスニャン家。さらに株価は暴落し、スニャングループは大きな危機を迎えることとなった。ドジュンの反撃は成功したものの、金融持株会社の設立を推していたヤンチョルに対する世論は悪化の一途をたどる。複雑な表情を浮かべるドジュンのもとへ、一通の封筒が…。

中に入っていたUSBを開いたドジュンは、そこに映るヤンチョルの姿を見て驚く。それはヤンチョルが遺言状を修正したときに撮られた映像だった。「戦う者にもっとも必要ないのは同情心だ」カメラの前でそう語るヤンチョル。ドジュンが自分の為に先の見えないスニャン自動車を守ろうとしたのを見て、ヤンチョルはこのままではその優しさがいつか足を引っ張ると思ったのだ。自分を踏み台にしてこそドジュンがスニャンのトップに立ち、グループを守ってくれると考えたヤンチョル。最後にドジュンについて聞かれ「ドジュンは俺の孫だ。だれよりも俺によく似た、孫だ」とヤンチョルは微笑んだ。そんなヤンチョルの姿に、思わず嗚咽するドジュン。

USBと一緒に入っていた貸金庫の鍵を持って銀行へ向かったドジュンは、そこで“MICRO PROJECT(マイクロプロジェクト)”と書かれた書類を見つける。スニャンマイクロは、ヤンチョルが長年にわたって裏金工作に使ってきたスニャンのペーパーカンパニーだという。そしてそれは、他でもないヒョヌが死に追いやられるきっかけとなった裏金だった。

その後、次男のドンギがグループの総帥の座を諦めて、金融グループとして系列会社を分離しようと考えていることを知ったドジュンは、自身が持つスニャンカードを切り札に兄弟をゆすりにかける。兄ヨンギに先手を打たれては困ると焦ったドンギは、ドジュンの言い値でカード会社を買収。しかし、間もなくスニャンカードは倒産の危機に直面した。ミラクルに対する支払いが完了していないだけでなく、ドンギがスニャン物産の株式を担保にしていたことがわかり、憤怒するヨンギ。

ドジュンを呼び出したヨンギは、スニャンカードの債権を自分が買うと伝える。しかし、今回の件が一部の国民による“モラルの欠如”が原因だと語るヨンギの言葉に、ドジュンはふと表情を変えた。するとドジュンは、物産の株式が欲しければ倍の1兆6千億ウォンを払うよう要求。結局、その莫大な金を支払いながらも、窮地に追い込まれた人々を救う訳でなく、物産の株を手に入れ総帥の座に就くことを選んだヨンギ。

その日ドジュンは、かつてヒョヌだった頃の自分自身を振り返る。身体の弱い弟の治療費に追われるヒョヌ。何日も連絡が取れなかった父が突然姿をあらわすと、治療費を工面したと話す。父が闇金に手を出したと知ったヒョヌは、憤りを隠せない。そんななか、代行運転のバイトに向かったヒョヌは、居眠り運転をして車から降ろされてしまう。道路に茫然としゃがみ込むヒョヌ。それはまさに、ヨンギが言った“モラルの欠如”による産物だった。そんなヒョヌの向かいに立ってその姿を見つめたドジュンは、2人がまったく別の世界に生きていることを痛感するのだった。

■見どころ・感想
遺言状の本当の意味と、ヤンチョルがドジュンに残した遺産の存在が明らかとなった第14話。カメラの前で、ドジュンを「自分によく似た孫」だと言って微笑むヤンチョルの姿がなんとも印象的だった。そして、そんなヤンチョルの姿を前に嗚咽するドジュン。ヤンチョルは誰よりも心優しいドジュンが激しい相続争いで勝ち抜けるよう、あえてドジュンに遺産を相続させなかったのだ。自分を踏み台にしてでも這い上がろうとするとき、誰よりも強くなれると考えたヤンチョル。遅れてヤンチョルの想いを知ったドジュンは、祖父が残した本当の遺産の存在を知る。

ヤンチョルがドジュンに残したのは、完璧な裏金だった。そして裏金工作に使われたスニャンマイクロは他でもない、ヒョヌが死に追いやられた因縁の会社だった。ヒョヌはこの裏金の存在を知ったことで、スニャン家の人間と思われる何者かの手によって殺されてしまう。果たしてヒョヌを死に追いやった相手とは、一体誰なのだろうか。

第14話のエンディングでは、富を相続した自分と貧しさを受け継いだヒョヌが、まったく違う世界に立っていることを痛感するドジュンの姿が描かれた。人々が無計画にカードを使ったことで倒産の危機に面したカード会社。しかしそれは、本当に人々の無計画さが問題なのだろうか。ヨンギはそれを“モラルの欠如”と呼んだが、彼らがいう“モラル”とは一体何なのか。大きな余韻を残すエンディングとなった。

昨夜放送された第14話は、視聴率24.9%を記録。これによって「財閥家の末息子」は、2018年に放送された「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」の24.6%を超え、非地上波歴代2位に浮上した。残り2話で、「夫婦の世界」が持つ28.3%という記録を打ち破ることができるか、注目だ。(ニールセンコリア、全国調べ)

「財閥家の末息子」第15話はクリスマスイブの24日(土)夜に、韓国JTBCで放送される。気になる最新情報が予告動画は番組HPで公開中だ。

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