「ペイバック~金と権力~(原題:法銭)」イ・ソンギュン、ムン・チェウォンと10年ぶりの再会!第2話ネタバレと見どころ
イ・ソンギュン主演「法銭」(SBS金・土夜10時)の第2話が1月7日(土)放送され、ウン・ヨン(イ・ソンギュン)とユン・へリン社長(キム・ミスク)、闇金のミョン会長(キム・ホンパ)との過去の因縁を詳しく紹介した。本作は「ペイバック~金と権力~」という邦題でPrime Videoでも独占配信している。
●Prime Video(韓国ドラマ・独占配信)
第2話の視聴率は全国7.4%、首都圏8.3%(ニールセンコリア)と前回より1ポイントほど下げたが、この数字はまだまだ好調といえる。
■キャスト
ウン・ヨン役:イ・ソンギュン
パク・ジュンギョン(Prime Videoではユンギョン)役:ムン・チェウォン
チャン・テチュン役:カン・ユソク
ファン・ギソク役:パク・フン
ミョン・インジュ役:キム・ホンパ
「ペイバック~金と権力~」は、“法”と結託した“お金”のカルテルに立ち向かって戦う“両替商”ウニョンと、“法律技術者”ジュンギョンの痛快な復讐活劇。【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころ、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、キャスト紹介、制作発表会レポートなどまとめて紹介している。
■第2話あらすじ
プライベートジェットで帰国するウン・ヨンはユン・ヘリ社長とパク・ジュンギョン母娘に出会った日のことを思い出していた。
1990年、ヨンは電車の中で車内販売の女性にちょっかいを出すチンピラを見かける。乗客はみんな知らん顔で、少年院を保釈されたばかりで面倒を避けたいヨンも見て見ぬふり。ところが一人の女子高生がヨンの傘を使ってチンピラたちに立ち向かう。相手の人数が増え、さすがにほおっておけずにヨンも加勢して電車内で大乱闘に。
騒動を起こした全員が警察に連行されるが、少女は全く悪びれない。母親が現れ、少女はパク・ジュンギョンで、母親はブルーネットの社長ユン・へリンとわかる。ユン社長は豪放磊落な人物で、娘ジュンギョンの味方をしてくれたヨンに前科があり、身元を保証する身寄りがないと知ると、ヨンの保護者として身元保証人まで買って出た。
ユン社長はそのままヨンを自宅に連れ帰り、泊って行けという。素性も知らない自分を泊める不用心さに、「自分が元詐欺師で2日前に保釈されたばかり」と伝えるが、ユン社長は「あなたは仲間よ。保護者の署名もしたし」とあっけらかん。その夜ヨンは初めてぐっすり眠り、天国にいるような心地よさで翌朝を迎えた。ユン社長は、騒ぎを起こしたジュンギョンも正しいことをしたと叱らず、ヨンに対しても真正面から向き合ってくれた。銀行強盗をして10億ウォンを盗んだというヨンの脅しにも、「生きるために罪を犯しているなら、うちの工場で働いては?」と名刺を渡し、「また会おうね」と笑いかけた。ヨンは初めて人と扱ってくれたユン社長に心を開、それ以降家族のように親しく付き合った。その関係はミョン代表の元で闇金の仕事をしてからも続いた。弱肉強食の世界でユン社長はヨンの唯一の希望の光となった。
韓国を発って10年間、俗世界と連絡を絶っていたヨンは、機上ででユン社長が贈賄容疑で逮捕された日のネット記事を読み、当日2010年3月10日にジュンギョンからSOSのメールが来ていたことを今更、知る。
ヨンのパートナーであるホン・ハナ(キム・ヘファ)の連絡で、テチュンに資料を送ったのはジュンギョンで特捜に拘束されていることが分かった。ユン代表の10年間の報告も受ける。当時、ユン社長は令状なしでが「ソン長官への贈賄疑惑」で特捜に連行された。当時の担当検事はファン・ギソク(パク・フン)。エリートで司法長官になるといわれているが、実態はミョン会長の女婿で汚職事件をでっちあげる悪党として検察内では有名。標的は知事選に立候補していたソン長官(チョ・ヨンジン)。ユン社長とは大学の同期だった。ソン長官はこの事件で出馬を取り下げ、利用されたユン社長は無罪で釈放された。だがユン社長はその後、車で崖に突っ込み自殺をしたことになっている。映像を見てもヨンはユン社長が自殺するとは信じられず、ミョン会長の関与による殺人を疑う。
韓国に到着したヨンは、ユン社長の墓前で必ず恨みをはらすと決心する。
そんな中、自身の出版記念会で大恥をかかされたと、GMI頭取オ・チャンヒョン(イ・ギヨン)から怒りをぶつけられたファン・ギソクは、チンピラ上がりのGMI取締役キム・ソンテ(イ・ゴンミョン)の横領で事件を収束させることに。世間の目を別の事件に向けさせるために、公安検察出身で与党推薦国会議員のペク議員(クォン・テウォン)の息子の違法雇用に着目する。
特捜では防犯カメラでランボーのカバンから書類を盗み出す姿が映っていたジュンギョンに事情調書を行う。彼女は母であるユン社長の死後、検事を辞めて陸軍に入り現在の階級は少佐で法務官というエリート。ところが、「軍人の捜査権限は軍にある」という軍法に従い、軍検事がジュンギョンを連れ戻しにやって来て、特捜でも彼女に手出しができない。
一方、100億を横領したとして逮捕されたGMI取締役キム・ソンテの担当検事はテチュン(カン・ユソク)に。テチュンに興味を示したファン・ギソクはテチュンを呼び出し、前回とは全く違う態度で、テチュンを特捜にふさわしい人物と誉め、自らを「先輩」と呼んで反腐敗部※の先輩たちを紹介するとまで言い出す。
※反腐敗部:特捜部のこと。2019年10月23日から改名。これにより、全国7つの地方検察庁にあった特捜部は、ソウル、大邱(テグ)、光州(クァンジュ)の3か所については「反腐敗捜査部」として残し、4か所は廃止された。検察の直接捜査を減らし、国民生活に直結した刑事事件の捜査を強化するためのものとしているが、検察の機能が縮小されたことで、権力に絡む不正腐敗など規模の大きい事件の捜査に支障が出るのではないかという懸念の声も出た。(KBS WORLD2019年10/23ニュースより)。
ミョン会長はオ頭取を守るために、GMIの上場廃止して証拠隠滅を図る。これに気づいたヨンは、オ頭取から潰すことに。東大門で4月にGMIの社債が現金化されるという記事見たヨンは、これを利用することに。そして2003年のことを思い出す。
当時、ヨンはミョン会長の強欲ぶりに嫌気がさし独立の準備を進めていた。ユン社長も手を貸してくれ、順調に準備が進んだが、数字を瞬時に覚える特殊才能があるやり手のヨンをミョン会長は手放す気はなかった。手下たちにヨンを半殺しの目に遭わせ、担保にしていた株式譲渡契約書に拇印を押させた。これにより、ヨンのブルーネットの持ち株は全てミョン会長の手に渡ってしまった。
命からがら逃げだしたヨンは、ユン社長に迷惑をかけたことを謝罪する。ミョン会長は手に入れたブルーネットの株を空売りして株価を下げて追い込む作戦に出た。ミョン会長のやり口を熟知しているヨンは、止めるユン社長を説得して相場操作を仕掛ける。ミョン会長はブルーネットの悪評を広めて株価を下げようと躍起になり、ヨンは空売りした株を人海戦術で買い戻していく。そんな中、ブルーネットがチップセットの新技術で米国の特許を取得したニュースが、同社の悪評を蹴散らし、株価は天井知らずとなった。結局ミョン会長は870億ウォンという莫大な損失を負った。ヨンはミョンに渡った株式の10%を取り戻し、手にした大金は協力者たちに配った。作戦は大成功し、仕上げの段階に入った。
ミョン会長は背後にヨンがいると確信し、当時特捜部主任検事だったイ・スドン(クォン・ヒョク)に接触する。一席を設けてヨンの逮捕を請うが、証拠がないとイ検事が渋る。するとヨンの姉でスナックを経営するジヒ(ソ・ジョンヨン)のことを教えた上で賄賂を渡して懐柔しようとする。ところがイ検事はその席にヨンを招待していた。実はヨンが先にイ検事に接触し、ミョン会長の不正口座を教えていたのだ。因縁ある2人の対決をイ検事はおもしろがり、2人で平和裏に話し合えと忠告して席を立つ。ミョン会長は更に検察上層部を動かそうとするが、彼らとミョン会長との金の流れは全てヨンの頭に入っており、ヨンには通用しない。国外に行くと話し、家族には手を出すなと忠告して、ヨンはこの戦いにピリオドを打った。だが、ミョンはその約束を破った。ヨンにとって家族同然のユン会長に手を出したのだ。
ヨンは雨の中、傘を差さずに歩くジュンギョンを見つけ、車を止める。2人は10年ぶりの再会を果たし…。
■見どころ
本作の脚本家は「太陽の末裔」のキム・ウォンソク脚本家の作品。キム作家は特に男性をカッコよく見せる名手。第1話、スポーツカーから降りるヨンやこの回、プライベートジェット機内で情報収集するウン・ヨン役のイ・ソンギュンが素敵だ。そんなイ・ソンギュンとの共演が、オファーを受けた一番の決め手と制作発表会で語っていたジュンギョン役のムン・チェウォンとついに10年ぶりの再会を果たすラスト。いよいよ復讐劇のスタートと期待が高まる。
第2話では、ヨンが韓国を離れることになったチャン会長との因縁が丁寧に描かれた。そんなチャン会長をギャフンといわせた相場操作が面白く描かれている。当時、ネットカフェなどない時代。ヨンがどのようにブルーネットの株と株価を戻すのか。イ・ソンギュンの美声が響い渡る痛快な作戦シーンをお見逃しなく。
「ペイバック~金と権力~」は、Prime videoにて2023年1月6日(金)午後11時30分より、毎週金土に各1話ずつ独占配信中だ。第3話は13日、予告動画はSBS番組サイトで公開中だ。
◇SBS「법쩐(法銭)」HP
◇Youtube予告動画(オリジナル版)
◇第3話予告動画
【作品詳細】【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】