「なぜオ・スジェなのか」第13-14話:ホ・ジュノの口から語られた衝撃の事実!ソ・ヒョンジンの涙、ネタバレと見どころ

2023年01月08日19時00分ドラマ
画像出典:SBS「왜 오수재인가」公式サイトより

1月1日(日)よりPrime Videoにて配信中の「なぜオ・スジェなのか」第13-14話では、これまでベールに包まれていたチ・スンヒョンの娘ジェイの本当の母親が、ソ・ヒョンジンであることが明らかとなった。死産したと思われた彼女の子供を連れ去ったのは、他でもないチ・スンヒョンの父ホ・ジュノ。

ジェイが自分の娘だと知ったソ・ヒョンジンは、本格的にホ・ジュノに向かって攻撃をしかける。そんな矢先、ジェイが行方不明になったとの連絡が入り…。気になるあらすじと見どころを紹介していこう。

Prime Video(韓国ドラマ・独占配信)一覧



「なぜオ・スジェなのか」は、成功だけを追いかけて心が空っぽになってしまった冷徹非情な弁護士オ・スジェ(ソ・ヒョンジン扮)と、そんな彼女を守るためなら何も怖くないというロースクールの学生コン・チャン(ファン・イニョプ扮)による、切なくもどこか胸がときめく物語。

■キャスト
オ・スジェ役:ソ・ヒョンジン
コン・チャン役:ファン・イニョプ
チェ・テグク役:ホ・ジュノ
チェ・ユンサン役:ペ・イニョク
チェ・ジュワン役:チ・スンヒョン
チョ・ガンジャ役:キム・ジェファ
ナ・セリョン役:ナム・ジヒョン
ナム・チュンプン役:イ・ジニョク
ペク・ジンギ役:キム・チャンワン


■第13話あらすじ
過去、テグクが捜査していた貯蓄銀行の賄賂事件で、違法ブローカーを銀行側に紹介したのが他でもない自分だったとスジェに明かすジンギ。この罪を隠すため、ジンギはテグクの息子ジュワンを始めとする三人衆が娘のウンソを強姦し、さらにチョン・ナジョンを殺害したと知ってもなお、その件について言及することができなかったという。ウンソと母親が住む家を用意してやりたかったと話すジンギだったが、スジェは受け入れることができない。そして、この期に及んで力を貸して欲しいと土下座するジンギに向かって、キッパリとそれを断るスジェ。

その後、スジェはウンソがチャンの妹に助けを求めたコンビニの前に立ち、先ほどジンギから聞いた当時の状況を振り返った。チェ・ジュワン、ハン・ドンオ、イ・シヒョクの三人は、屋敷から飛び出したウンソを捕まえようと外に出る。逃走を図ったウンソは不慮の事故で病院へ運ばれ、その一部始終を目撃したナジョンを捕まえる三人。当時、検事長だったテグクの力をもってすれば、事件をわい曲することなど造作もなかっただろうとジンギはいう。

一方、スジェが家族を救うためにチャンを捨てたと知ったユンサンは、その事実をチャンに思い知らせようと考える。そして、スジェと電話を繋ぎながら、真相を明かすユンサン。しかし、予想とは裏腹にチャンはそれでも構わないと話した。あの時、スジェだけが自分の無罪を信じてくれ、それだけが自分にとって唯一の救いだったとチャン。一連の会話がスジェに聞かれていたと知ったときも、チャンは自分ではなくスジェのことを心配した。

翌日、スジェを訪ねたチャンは、自分もキム・ドングであることを隠そうとしたから、これでチャラだと話す。そんなチャンを家に入れるスジェ。リビングに置かれたホワイトボードを見て、チャンはスジェもまた事件を独自に捜査していたことを知る。結局、スジェはナジョンが失踪した日、ジンギの娘ウンソがジュワンらに強姦されたこと、そして事件を目撃したナジョンが口封じのために被害に遭ったと明かす。妹ナジョンの写真を見て胸を痛めるチャンに向かって、「後悔するのが怖くて、気付かないフリをしようとした。ごめん、私が本当にごめんなさい…」と涙を流すスジェ。そんなスジェを、チャンはやさしく抱きしめる。

次期法務部長官に内定したジンギは、ロースクールの院長を辞任する前にイベントを行う。そのイベントとは、濡れ衣を着せられ3年間の刑務所生活を余儀なくされた男が、事件を担当した検事を訴えるという模擬裁判だった。検事役にはチャンとガンジャ、そして被告の検事をユンサン、被告側の弁護人をセリョンが演じる。そこへ、特別ゲストとしてテグクが裁判長席に座った。生徒たちの熱演によって、裁判は次々と進められていく。最後に判決を求められたテグクは、被告の検事に無罪判決を下す。わざと事件を操作して容疑者を拘束したわけではないとし、原告が主張する職権乱用には当たらないと判断したのだ。

模擬裁判の後、リーガルクリニックのチーム員を集めたチャンは、正式に事件を依頼。そんななか、工事現場で見つかった白骨体がチャンの妹ナジョンであると明らかになり、ニュースを見たジュワンは不安をあらわにした。次々とネット上に記事がアップされると、リーガルクリニックの一同はコメントを書き込む。チャンがキム・ドングであることが世間に知られれば、テグク側もそう簡単にチャンに手を出せないだろうと考えたのだ。

さらにスジェによる攻撃はつづく。ハンス建設がヤンピョン地区の開発事業において、イ・インス議員による特別待遇があったと報じられると、ハンスグループのサンボムは憤怒した。同じくニュースを見て、気が気ではないインス。

その日、テグクのもとへ向かったスジェは、「10年前、2012年9月4日…」と語り始める。ナジョンが死亡した日、別の20代の女性が交通事故で病院へ運ばれたとスジェ。実はウンソの件に関しては、テグクも知らない事実だった。この2つの事件の犯人がドンオ、シヒョク、そしてジュワンだとし、彼らの罪を暴くつもりだとスジェ。しかし、スジェにはジュワンを捕まえることはできないと、どこか余裕をのぞかせるテグク。その理由はつづいて明かされた。――「ジェイはお前の娘だ、スジェ」

■第14話あらすじ
ジュワンの娘ジェイが、他でもないスジェの娘だと明かすテグク。お腹の子は死産したはずだと動揺するスジェだったが、テグクは当時のスジェはチェ家の嫁となる資格を満たしていなかったという。そして、今ならその資格も十分だとし、改めてテグクはジュワンとの結婚を提案。そんなテグクに向かって、「気味が悪い…」と部屋を後にするスジェ。父テグクがスジェにジェイの件を話したと聞き、顔をしかめるジュワン。廊下ですれ違ったスジェは、ジュワンの頬にビンタを食らわす。

その後、会長室へ向かったジュワンはテグクからウンソの件について聞かれ、動揺をあらわにした。しかし、最後まで自分は何も知らないと言い張るジュワン。実は以前、誰に何を聞かれようが、絶対に一切知らないと貫くようジュワンはテグクに言われていたのだ。自分の言った通りに振舞うジュワンを見て、どこか満足げなテグク。実家に戻っていた妻スンヨンに連絡を入れ、ジェイを連れて戻るよう告げるジュワン。ジェイがスジェの娘だと聞き、スンヨンも驚きの表情を浮かべた。そして、そんなジュワンの会話を偶然聞いてしまったユンサン。兄ジュワンのスジェに対する行為を知り、ユンサンは憤怒した。

見つかった遺体がナジョンだと知ったソンボムは、遺体の処理を行ったテグクに憤りをぶつける。同じく特別待遇の件で窮地に立つインスもまた、不満をあらわにした。するとそこへ、テグクに呼ばれたそれぞれの息子たちが現れる。1人1人の顔をじっと見つめ、ナジョンの前に屋敷に連れ込んだ20代女性について尋ねるテグク。動揺のあまり次々にウンソについて吐露するドンオとシヒョクだったが、ジュワンは微動だにしなかった。そんなジュワンを指差し、「これが答えだ」とテグクはいう。

帰りの車の中でスンヨンから電話を受け取ったスジェは、呆れた様子のスンヨンに向かって、「まだ確定ではない。私の目で直接確認するまでは」と話した。その後、スジェのもとへジェイを連れて行ったスンヨンは、しばし2人だけの時間を過ごさせてやる。帰り際、検査なんてしなくても2人の関係は明らかだと告げ、スジェに頼まれたジェイの髪の毛と使用済みの歯ブラシを渡すスンヨン。

リーガルクリニックのメンバーは、本格的に事件の再捜査に取りかかる。事件を担当した元同僚の刑事を訪ねたガンジャは、当時キム・ドングを犯人にするよう上からの圧力があったと聞かされる。さらに裁判で突然証言を覆した証人の男性は、担当検事のジュンミョンから脅迫を受けたというのだ。一方、チュンプンとセリョン、ミリムの三人は、それぞれ容疑者たちの指紋を採取し、凶器の包丁に残っていた正体不明の指紋と照合することに。

DNA鑑定の結果、ジェイが本当に自分の娘だと知ったスジェは、1枚の書類を作成する。翌日、テグクのもとへ向かったスジェはジェイの出生に関する秘密維持と引き換えに、娘ジェイの親権を単独で所持すること、ジュワンとは結婚しないこと、そしてテグクが一線を退き、自分がTKローファームの代表弁護士となることを条件として提示。さらにスジェは、ビルの屋上から転落して死亡したパク・ソヨンの鑑定結果を差し出し、お腹の子の父親がテグクであることを明かした。最後に書類へ署名をする時間を与えると告げ、その場から立ち去るスジェ。

その日、チャンから食事に誘われたスジェは、「私も話がある」と返す。家に向かう途中で、スンヨンから連絡が。ジェイがいなくなったと聞き、慌てて車を走らせるスジェ。屋上からスジェの車が家の前でふたたび急発進するのを見たチャンは、タクシーでその後を追う。どうやらジェイは母親から両親の離婚を告げられ、ショックで家を出て行ってしまったという。必死に辺りを捜索したスジェは、そこでうずくまって涙を流すジェイを発見。パパではなくママと一緒に暮らしたいと話すジェイに、スジェは自分が協力すると伝えた。スンヨンに連絡を入れ、ジェイを連れて来た道を戻るスジェ。

そんななか、通りの向こうにスンヨンとジュワンの姿を目にしたジェイは、一人で横断歩道を走り出す。そして、走行中のバスにひかれてその場に倒れこむジェイ。すぐさま病院へ運ばれてジェイだったが、そのまま息を引き取ってしまう。手術台の上で冷たくなったジェイを抱きしめ、号泣するスジェ。連絡を受けたテグクもまた、孫娘の死を悲しんだ。

■見どころ・感想
事件の真相を知ったスジェはテグクをゆすりにかかるが、反対にテグクから告げられたのは衝撃の事実だった。なんとジェイの母親がスジェだったとは…。スンヨンもまた死産を経験し、ジェイの母親は別にいると知ってから、どこかでスジェか?という疑念が浮かんだが、まさか本当にスジェの娘だとは驚いた。死産、そしてジュワンの裏切りを知ったスジェは自殺未遂までしたというのに、あまりにもスジェが不憫でならない。

一方、父テグクから事件の真相を問われ、何も知らないと言い張るジュワン。自らの罪をまったく認めようとしないジュワンに心底腹が立ったが、そんなジュワンを見てむしろ満足げにするテグクに驚かされた。息子がまっとうな道を歩むことより、犯した罪ですら知らんぷりをする方が誇らしいだなんて。常識では到底理解できない父子関係だと感じた。そして、そんな猟奇的な世界を描くホ・ジュノ、チ・スンヒョンの2人の演技に、感嘆させられるばかりだ。

事実を知ったスジェが本格的にジェイを自分の娘として育てようとした矢先、母子を襲った悲劇。事故でこの世を去ってしまったジェイ。手術室で娘の遺体を抱いて号泣するスジェを見て、こちらまで胸が苦しくなった。しばらくの間はそっとしておいて欲しいと伝えるテグクに、てっきり休戦か?と思われたが、そう上手くはいかなさそうだ。次回予告では、スジェの懲戒処分を巡って委員会が開かれ、その行方に注目が集まる。

ソ・ヒョンジン主演の「なぜオ・スジェなのか」は、Prime Videoにて絶賛配信中だ。
Prime Video(韓国ドラマ・独占配信)一覧

公式サイト

PLAN K オフィシャルInstagram

kandoratop【作品詳細】【「なぜオ・スジェなのか」を2倍楽しむ】