NHK「上陽賦~運命の王妃~」第20話:馬子隆即位!親子の情と蕭キの決心、ネタバレあらすじと場面写真|全43話

2023年01月08日20時00分ドラマ
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ついに皇太子・馬子隆が即位し、蕭キ(ジョウ・イーウェイ)は国政の補佐をすることに…NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で1月23日放送予定の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第20話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。

※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。



「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。

■キャスト押さえておくべき5人
王儇(以下、王ケン)/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか

■第20話:3つの命
胤歴(いんれき)2年9月、成宗皇帝・馬曜は崩御し、国中が泣き崩れた。10月5日即位した子隆は、蕭キに国政の補佐を命じ、侍中・温宗を復職させる。皇后は皇太后となり、謝宛如(しゃえんじょ)は皇后となった。一方、王ケン(おうけん)は最愛の母とお腹の子を失い、打ちひしがれていた。父、王藺(おうりん)は謀反の罪こそは免れたが、私党を組んで私欲を図った罪人として投獄され、処刑されることに。但し、これで王氏一族は巻き添えにならずにすんだ。

皇太后は相変わらず国政に口出しし、さらに蕭キを頼みにすることも許さず、皇帝とは名ばかりで何一つ自分の思いのままにできない子隆は不満を募らせる。そんな中、皇后・謝宛如が懐妊する。子隆は大喜びするが皇太后は喜ばず、宛如を休ませるために後宮の仕事は自分が預かると言い、子隆にも静養を口実に皇后のところに行かないようにさせる。皇后は皇太后より、そんな母の言いなりになる子隆を恨む。

二日後の処刑を言い渡された王藺は皇太后に呼ばれ最後の晩餐をする。「まさか妹のお前に負けるとは」と、いう王藺に、王藺に皇太后は子隆から帝位を奪おうとしたことへの恨み言を口にする。王藺は、この期に及んでも「子隆ではこの国を立て直すことはできない」と断言する。皇太后は、「自分がいる限り王氏の没落はない」と、兄との最後の盃を酌み交わす。

子隆は蕭キへの褒美に悩むが、皇太后は死の免罪符である「免死金牌」を与えてはどうかと提案する。子隆は、それを蕭キに与えれば義父である王藺の死罪を免れるために使うのではないかと疑問に思う。皇太后は蕭キにこれ以上の権力を持たせないために、この提案をしたのだった。蕭キが免死金牌を下賜されれば王ケンはそれで父・王藺を救ってくれと頼むはず。だが蕭キはそれを認めない。そうなれは夫婦仲にひびが入る。だが皇太后にはさらなるもくろみがあった。仮に蕭キが免死金牌を使って王藺を助けた場合、部下の将軍や寧朔軍は王ケンに不満を抱くはず。どちらにせよ、夫婦の絆は弱まる。それでも子隆は、皇太后がやはり王藺を助けるつもりではないかと疑うが、「蕭キが助けたとしても王藺は辺境に追われる。さらに、道中には山賊が待ち受けているはずで、どちらにせよ長生きはできない」と意味深な言葉で説明する皇太后。

母の死と流産のショックからいまだに立ち直れない王ケンのもとへ、兄の王夙(おうしゅく)がやってきて、簫キの力で父を助けてほしいと懇願する。だが、王ケンは父への憎しみと親子の情の間で葛藤する。悩んだ王ケンは王夙の頼みをはねつける。それでも処刑前夜に天牢へ向かう。そこで父が壁に向かって詩を書いているのを見て、父との思い出を振り返り、声をかけずに踵を返す。王ケンはそのまま宮殿の前で跪き、父の助命嘆願をするが、追い返されてしまう。その夜、蕭キは戻らなかった。

処刑当日、王ケンと王夙は処刑場に駆けつけたが処刑場に入れてもらえない。その頃、天牢を出た王藺は蕭キによって丁重に馬車で城外に運ばれていた。死を覚悟した王藺に、蕭キは皇帝からの密詔を手渡す。そこには蕭キの免死金牌によって救われたことが認めてあった。王ケンと王夙もこれを知って駆けつけるが、王藺は2人に会わないまま馬車を走らせる。その夜、王ケンは父を救ってくれた蕭キに感謝する。

宮殿で王藺が去ったことを聞いた皇太后は、蕭キが王ケンのために貴重な免死金牌を惜しみなく使ったことに驚く。

その夜、蕭キは王ケンの診察をした太医から悲しい事実を聞かされる。王ケンは寧朔での大けがが十分に治っておらないところに長旅が続き、さらに流産も重なってこの先子供は望めない体になっているという。蕭キは大きな衝撃を受けるが、太医は子どもさえ産まなければ命に別状はないという。

安平(あんぺい)王となった馬子澹は自らの意思で皇帝陵に戻ることに。皇后の謝宛如は地方で王になる手もあると、憤怒するが、馬子澹は皇太后の脅威から逃れるためで、時期を待って謝氏を立て直すのが目的だと明かす。皇太后に実権を握られている宛如は皇帝・馬子隆の激務を補佐するため一族で数字に明るい伯爵・謝守正を推薦する。一方、なんとしても王氏の跡継ぎが欲しい皇太后は、故郷の琅邪から王氏一族の美しい娘を選んで皇都に連れてくるように指示する。

王ケンは心の傷が言えず、母が暮らした慈安寺で過ごしていた。宋懐恩は都での噂を蕭キに伝える。それは「王氏は没落し、今や朝廷は豫章王が牛耳り、皇帝を操っている」さらには「豫章王と王妃は仲睦まじく見えるが、実際は破綻していて直にすたられ王妃は廃妃される」という酷いものだった。懐恩は、王妃が皇帝の即位式に行かずに慈安寺に行ったことも、良くない印象を与えたようだと分析する。蕭キは、夫婦の仲を疑うならそれに見合った計画を立てて、自分が政局も動かせると見せつけてやると話す。



■見どころ
王ケンが天牢で目撃した父の詩は「天よ、我が祈りを聞け。父を殺した琅邪の山を打ち崩せ。国への忠心はかなわぬが、妻と共に戻られる」。王藺も妻・馬瑾若を彼なりに愛していたのだ。

馬車で去っていく父を走って追いかける王ケン。王藺にはその姿が幼い頃の我が娘に重なって見える。「阿嫵、走るな、転ぶぞ」と叫ぶ父の切ない思い。この後、王藺はどうなるのか?また、太医は王ケンの病状を蕭キになんと伝えるのか?

■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント

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