攘夷決行日を期に滑り落ちていく勤王党「龍馬伝」―NHKオンデマンド

2010年05月10日20時59分ドラマ

勤王党が待ちに待った日は瓦解への始まりだった―、大河ドラマ「龍馬伝」第19回「攘夷決行」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円(税込)。

将軍・徳川家茂(中村隼人)が朝廷に5月10日を期しての攘夷決行を約束。武市半平太(大森南朋)にとって待望の日が目の前に迫ったさなか、土佐勤王党の内部には微妙な風が吹き始めていた。岡田以蔵は龍馬(福山雅治)の薦めで勝麟太郎(武田鉄矢)の用心棒となり、勝の唱える攘夷論に、武市の主張との距離を感じ始める。

一方、平井収二郎(宮迫博之)は、山内容堂(近藤正臣)に無断で土佐藩改革の令旨をもらい受けたことが発覚、藩の役人に追われる身となっていた。

攘夷決行の期日である5月10日になっても、藩からの指示がまったくこないことに、武市や勤王党の面々はいらだちを募らせる。しかし各藩は諸外国と裏で通じていた幕府とともに一切の攘夷への行動から手を引いてしまっていた。

唯一、幕府に背いて攘夷を決行した長州藩は、下関戦争で欧米列強の圧倒的な武力の前に惨敗。土佐藩の急進派だった勤王党も一気に不利な立場に追い込まれてしまう。

土佐に戻った収二郎は藩役人に捕らえられ、以蔵も吉田東洋暗殺の罪で追われる身に。武市は収二郎を助けるため土佐に戻ろうとするが、龍馬は土佐に戻れば捕まると必死に止めようとする。


藩の実力者・山内容堂の策略で坂道を転げ落ちていく土佐勤王党と武市半平太。その一方で容堂を健気なまでに信じきっている武市。そんな武市と龍馬が京の土佐藩邸で相対する シーンが今回のポイントだ。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」「龍馬伝」各放送回の見どころ

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