韓国ドラマ「ペイバック~金と権力~(法銭)」第8話 愛する甥カン・ユソクはイ・ソンギュンの弱点?視聴率10.7%
ウン・ヨン(イ・ソンギュン)とチャン・テチュン(カン・ユソク)は法と金のゲームを開始させた!1月28日(土)韓国で放送した「法銭」(SBS金・土夜10時)第8話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。本作はPrime Videoにて邦題「ペイバック~金と権力~」として独占配信中だ。
※第8話の視聴率は全国・首都圏共に10.7%(ニールセンコリア)と依然好調だ。
●Prime Video(韓国ドラマ・独占配信)
韓国ドラマ「ペイバック~金と権力~」は、“法”と結託した“お金”のカルテルに立ち向かって戦うウン・ヨンとジュンギョンの痛快な復讐活劇。【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころ、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、キャスト紹介、制作発表会レポートなどまとめて紹介している。
■キャスト
ウン・ヨン役:イ・ソンギュン
パク・ジュンギョン(Prime Videoではユンギョン)役:ムン・チェウォン
チャン・テチュン役:カン・ユソク
ファン・ギソク役:パク・フン
ミョン・インジュ役:キム・ホンパ
■あらすじ
ウン・ヨンはファン・ギソク(パク・フン)に、ミョン会長を屈服させる代わりに、チャン・テチュンの復職と自分をサポート役にする取引を持ち掛けた。ファンはこの条件をのみ、テチュンはイ・ヨンジン検事(パク・ジョンピョ)が部長を務める犯罪捜査課に復帰し、ヨンは日中はテチュンの執務室で分析作業をすることに。
次長検事※に昇進したファンは、いよいよ政界への足掛かりのために世間へのアピールが必要だった。それには新設された特捜部・証券犯罪捜査班で最初に手掛ける事案が重要。ところが検事たちの提案はどれも小物。中にはファンがミョン会長の女婿と知らずに「パウファンド」の事案を提案する検事まで。
※韓国の検事の階級は、平検事⇒副部長検事⇒部長検事⇒次長検事⇒検事長。次長検事は、最高検察庁に属し検事長を補佐する。検事長に事故あるいは不在時にその職務を行う。
一方、大金を失い仁川検察庁のハム部長(チェ・ジョンイン)の聴取を受けたミョン会長は、連絡が取れないファンがヨンと手を組んだと知り激怒する。
特捜・証券班に呼ばれたテチュンは2か月株価が上がり続けているオークレイという企業の事案を提案する。代表の韓国系アメリカ人マイケル・チャンは株価を操作して市場を混乱させ、自身は証券会社に賄賂を渡して、時間外の取引をする「ブロック取引」でリスク対応して巨額の利益を得た。ブロック取引自体は違法ではないうえ、取り立てて注目を集める事案ではない。ファンが興味を示さないことはヨンも想定内のこと。だがヨンは、テチュンにこれにストーリーをつけて提案させることでファンの心を掴んだ。
そのストーリーとは、ファンを汝矣島の正義の“暗行御史※”に見立て「欲に溺れた悪徳経営者(マイケル・チャン)と、汝矣島のハイエナ(ゴールデンベル証券)をファンが成敗する」というもの。
※暗行御史:朝鮮時代における王直属の隠密捜査官。
ファンの班はそこそこ難しいこの事案を巧みな経済犯罪に見せかけて解決し、マスコミはこれを「ブロック取引事件」と呼んでファンの評判は爆上がり。この功績でテチュンは特捜・証券班の一員になる。
一方、無法者は法で裁けないと考えたパク・ジュンギョン(ムン・チェウォン)は、イ・ジンホ(ウォン・ヒョンジュン)を見張っていた警察の裏をかいてジンホ確保に成功する。
ミョン会長に会いに行ったファンは、下手にでる義父に「オークレイブロック取引事件」の資料を渡し、今後は自分の情報を元に取引するよう伝え。今後勝手に動けば今度こそ縁を切ると念押しする。ミョンはこの資料を元に関連する企業の株を空売りし、ファン率いる班がその企業を潰してファンの評判は更に高まる。
ファンがこう動くと予見していたヨンは次にM&Aを目的に作られる会社「SPAC」の事案を考えつく。
特捜・証券班の会議でテチュンは、SPACが実際には裏口上場に使われていると提案する。今度もファンの班がその会社をたたき、ミョンはインサイダー取引を続ける。ミョンの知らない間にヨンが操ったパウファンドの裏金は莫大な金額に膨れ上がった。いよいよミョンを潰す段階に来た。特捜の検事たちはミョンが投資した全ての会社を捜索しミョンの投資ファンド全てが凍結となる。ヨンはファンに「(ミョンに)とどめを刺すのはあんただ」と告げる。ファンはこれが成功すれば釈放してやるので、引き続き自分と手を組まないかと持ち掛け、ヨンはこれに応じてテチュンのことも頼む。
資金繰りに困惑するミョンは南山証券に助けを求めに行く。ところが会長イ・ジョングンは「ファン・ギソク検事からミョン会長の話は聞くな」と電話があったと、協力を断る。一方、世間でのファンの人気はうなぎのぼりで、いよいよ政界入りの準備に入る。
ファンの代わりに来たという娘セヒと不機嫌に向き合うミョン。父を助けに来たと言うセヒは、全財産で損失分を補い、セヒをパウファンドの社長にして隠居することを促す。ファンがヨンと手を組んだと確信するミョンに、「父の味方はもう誰もいない」と引導を渡すセヒ。
だがこれに従うミョンではなかった。ヨンを呼び出したミョンは、ジュンギョンのUSBとファンのゴシップ写真の入ったUSBを見せる。これがあれば未来の大統領ファンの息の音を止めることができる。ミョンはこの2つのUSBと6000億ウォンと取引を持ち掛け、ヨンはこれに応じるが、ミョンは最初からヨンの金をあてにしていなかった。すでにパウファンドの償還を停止して破産させると南山証券へ連絡していた。
そうなると前代未聞の規模で株価が暴落し、数兆ウォンの損失が出る。財産を失う多数の被害者で株式市場はカオスとなる。だがミョンから賄賂を受け取った検察上部はミョンを告発できない。ミョンの損失分は配下の者たちが取り返し、ミョンは何の損失もない。完全にヨンの敗北だ。
その頃、ジュンギョンはミョン会長がオ頭取の死亡時刻に拘置所を抜け出た事実を突き止める。捕縛しているイ・ジンホからミョン会長なら自由に拘置所を抜け出せると聞き、オ頭取は自殺ではなくミョンに殺害されたと確信する。だが証拠はない。ジンホは麻薬をくれればヨンの冤罪は晴らせると持ち掛ける。だがミョンがジンホに用意した麻薬は毒薬だった。ジュンギョンからこれを聞かされたジンホは、ヤク切れになった震える手で毒薬の仕込まれた注射器を握りつぶして怒りの涙を流す。
拘置所に戻ったヨンは、完璧だと思った計画のどこに穴があったのか考える。翌朝、パウファンドが償還を停止する。1兆5000億相当の損失が出たことをマスコミが報じ、株式市場は未曽有の大暴落となった。
ミョン会長の元にやって来たファンは、スマートフォンで「全ては副社長でもあるイ・スドン弁護士のやったこと。彼を解雇する。後始末はファンがする」というミョンの話を検察上層部に聞かせる。立ち去ろうとするファンに2つのUSBを見せるミョンは、「お前は俺の犬に過ぎない」とファンを屈服させる。その頃、責任を押し付けられたイ弁護士は監禁されていた。
ファンは密かにヨンに面会し、自分を裏切ったヨンに怒りを見せ、パンファンドの一件はイ・スドンに責任を取らせるが、検察側でもテチュンを犠牲にすると脅す。
画像出典:SBS『법쩐(法銭)』HPより Prime Videoにて独占配信中
■見どころ
第8話はヨンとテチュンがファンに従うフリをしながら次の反撃の時を待つ様子を描かれた。ヨンの見立て通りに順調に計画が進む中、ラストでミョン会長の大反撃に遭う。その手伝いをしたのが、「生涯ファンの2番手でいたい」と言ってたイ・ヨンジン検事だったことに驚かされた。
日中は検察内で分析作業をするヨンだが、身分は依然囚人のまま。そんな彼に代わって動くのは、相変わらずホン・ハンナ(キム・ヘファ)だ。ジュンギョンにMBL選手の年俸超えの金でボディーガードをつけ、本業そっちのけのヨンにさすがに苦言を呈するハンナだが、結局はヨンの笑顔で全てを受け入れてしまう。2人のロマンスとは違うケミ(相手との相性)も本作の見どころ。
テチュンの執務室にデスクを構えたことでナム係長も新たな同志に仲間入り。ヨンはテチュンの側にナムのような人物がいてくれることに感謝し、ナム係長も甥のために自首したヨンに敬服する。ナム係長を感動させたヨンの“テチュン愛”は今回も健在。証券班の仕事を手伝うことでテチュンは名誉が得られるが、ヨンには何の利益もないというテチュンに、「名誉を得る甥が見られる」と父性愛を爆発させる。
そんな愛すべき甥が、次回はヨンの弱点になるようだ。テチュンを犠牲にするというファンの言葉が想定外のこと。はたしてヨンは対応するのか?
「ペイバック~金と権力~」は、Prime videoにて2023年1月6日(金)午後11時30分より、毎週金土に各1話ずつ独占配信中だ。第9話は2月3日、予告動画はSBS番組サイトで公開中だ。
◇SBS「법쩐(法銭)」HP
◇Youtube予告動画(オリジナル版)
◇第9話予告動画
【作品詳細】【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】