韓国ドラマ「ペイバック~金と権力~(法銭)」第9話 イ・ソンギュン釈放と友の死!視聴率11.1%

2023年02月04日12時20分ドラマ
画像出典:SBS『법쩐(法銭)』HPより Prime Videoにて独占配信中

麻薬に冒され余命少ないイ・ジンホ(ウォン・ヒョンジュン)がヨン(イ・ソンギュン)の無実のために動く!2月3日(金)韓国で放送した「法銭」(SBS金・土夜10時)第9話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。本作はPrime Videoにて邦題「ペイバック~金と権力~」として独占配信中だ。
※第9話の視聴率は全国・首都圏共に11.1%(ニールセンコリア)と今回も好調だ。

Prime Video(韓国ドラマ・独占配信)



韓国ドラマ「ペイバック~金と権力~」は、“法”と結託した“お金”のカルテルに立ち向かって戦うウン・ヨンとジュンギョンの痛快な復讐活劇。【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころ、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、キャスト紹介、制作発表会レポートなどまとめて紹介している。

■キャスト
ウン・ヨン役:イ・ソンギュン
パク・ジュンギョン役:ムン・チェウォン
※Prime Videoではパク・ユンギョンと訳されている。
チャン・テチュン役:カン・ユソク
ファン・ギソク役:パク・フン
ミョン・インジュ役:キム・ホンパ
 ほか

■第9話
ミョン会長はバウファンドの破産を申請し、責任をイ・スドンに取らせることにした。ファンはヨンを共犯者に仕立てようと考え、ヨンに面会してテチュンをだしに脅す。これを予想していたヨンは、目立つことを好む彼が喜びそうな、FBIがインサイダー容疑で捜査をしているNYのジュキチ・ファンドを利用する作戦を持ち掛ける。ジュキチがパウファンドの出資金を得ているとして、FBIの捜査を検察が手伝うという筋書きだ。これで検察の権威を保ち、世間のパウファンドへの関心を逸らすことができる。さらにファンが担当から離れることで公正さも印象付けられる。計画に飛びついたファンは、その対策班に監視役としてテチュンを入れる条件をのんだ。

一方、ミョン会長の聴取は仁川検察庁から特捜部に移され、ハム・ジン部長(チェ・ジョンイン)の手を離れてしまった。さらに、ミョンが手をまわして、拘置所のヨンの護衛を他に移送し、クォン刑務官まで女子棟に異動させた。面会に来たジュンギョンにカネの力で何とかすると安心させるが…。

ヨンを心配するジュンギョンは、イ・ジンホ(ウォン・ヒョンジュン)にヨンの無実の証明を急がせる。ジンホにヨンと関係を聞かれたジュギョンは「家族だから」と答え、ヨンがどんな時でも家族を大切にしてきたことを知るジンホは納得する。実はジンホは自分の余命が少ないことを知っていた。事を起こす前に祖母の納骨堂へ連れて行ってもらう。そして自分に代わって祖母の面倒を見てくれたヨンに感謝し、「真の悪党らしく恩を返すぜ」といってソンテの賭博場へ単身乗り込む。

かつての仲間たちを暴力で制し、金庫から拘置所で賄賂を受け取った刑務官や受刑者のリストを手に入れる。この様子は胸に仕掛けたマイクでジュンギョンに一部始終報告される。ジンホの拉致がジュンギョンの仕業と知ったテチュンと警察が賭博場に掛けるが、ジンホは大乱闘の末、命果てていた。

拘置所のヨンに接見したテチュンはジンホの死を伝え、スマホに残されたメッセージを聞かせる。「ヨン、すまなかった。…地獄のような少年院でも生きていられるのは家族のお陰だと言ったお前には、テチュンもジュンギョンもいる。俺もハルモニ(祖母)のところに行く。親友よ、会いたいな」。ヨンは静かに涙を流し、テチュンは持ち込み禁止の酒を取り出し二人で酒を交わしてジンホの死を悲しんだ。

証拠のリストに手に入れたハム部長は拘置所内の汚職にまで捜査の範囲を広げ、ヨンの殺人容疑はとり下げられ釈放された。監察部長はファンに怒りをぶつけ、ファンは拘置所の一件はキム・ソンテの単独班だと証言させると申し開きをするが、そこにイ・スドン(クォン・ヒョク)が賭博場から逃げたという報告が入り、万事休す。

ハム部長は、殺人、偽証教唆、刑務官への贈賄まですべての罪をかぶる覚悟のキム・ソンテ(イ・ゴンミョン)に真実を証言させようとするが、ソンテは同房の受刑者たちに自殺を装って殺害されてしまう。自殺でないと見破るハムだが、同房の受刑者たちの証言で、ジンホに自白を強要したとして監察部に連行されてしまう。

一方、テチュンはジンホ拉致容疑でジュンギョンを緊急逮捕するが、証拠がなく拘束時間が終わる。テチュンは、ジンホを一人で行かせたジュンギョンを責めるが、彼女は本人の選択と冷たく答える。手段を択ばないならミョンと同じだというテチュンに、怪物を潰すためには怪物にならなければと答え、「ヨンが釈放されたからテチュンは手を引くように」と言う。

検察から解放されたジュンギョンをヨンが待ち受けていた。相談なしに危険な行動に出たことを怒るヨンだが、「私の家族はヨンさんしかいない。だからもう絶対に収容されたりしないで、傍で一緒に戦って」と答えるジュンギョンに、「ひとりにして悪かった」と謝る。ジュンギョンはヨンに、オ頭取の死亡時にミョンのアリバイがないことを伝え、オ頭取の死にミョンが関与していることさえ実証できれば、ミョンとファンにとどめを刺せると話す。だが、ヨンは、彼らが事実を隠蔽すると考え別の手を講じる。

ファンが記者たちに囲まれる。「イ・スドンに情報を流したのがファンなのか」と問われ、イ・スドンとの写真を突き付けられる。自分に引退を迫った娘セヒ(ソン・ウンソ)から全財産を奪ったミョンはファンを失格させ、ソンテも始末させた。そして目障りなハム部長検を何とかしてくれと監察部長に頼む。監察部長にとってもハムは目障りな存在。その後、ファンは次長職を解かれ謹慎処分となる。

ファンが失脚しても何も変わらない。ヨンは拘置所の中でユン社長(キム・ミスク)が釈放された後、何をしようとしたのかと考えた。そしてミョンとファンだけでなく腐った部分を一掃することを心に決め、ユン社長の墓前でジュンギョンにも話す。そして、ミョン会長を罠にハメるため、「パウファンド倒産時にシンガポール企業が空売りで稼いだ」という記事を新聞に掲載させるようハンナに指示する。

ミョンが訪ねてきた。新聞のシンガポール企業がヨンだろうと見抜き、ジュンギョンのUSBを高額で買い取れと迫る。取引に応じたヨンは、その代わりにハム部長の聴取をやめるよう条件を出す。莫大な買い取り金はバージン諸島のダミー会社を使うことを提案し、ミョンはこれに賛成する。罠にかかった!

ハム部長の取り調べが突然打ち切られ、彼女はヨンが上層部と取引したことに勘付く。そしてテチュンに「このままでは子供たちに誇れる検事でいられなくなる」とヨンの仲間から抜けると話す。今後は検事としてもっと公正に検事らしく進むと決意を口にする。

ペイバック画像出典:SBS『법쩐(法銭)』HPより Prime Videoにて独占配信中

テチュンは母に会いに行き、「テチュンが立派な人になる」という願いでどんな苦労にも耐えてきたと話す母の言葉に決心を固める。チキン持参でやってきたヨンに、「怪物になって戦えば結局自分も怪物になる。もう検察のトップは目指さない。ただ、母に誇れる人になる」と大好きな叔父ヨンとの決別を宣言。これでテチュンはもはやヨンの弱点ではなくなった。ヨンはこの戦いを終わらせるのはテチュンだろうと考える。

■見どころ
冒頭でイ・スドンがミョン会長の配下になる経緯が2003年のこととして紹介される。これこそが2話で描かれた、ヨンに100億ウォンを奪われたミョンが当時検事だったイ・スドンを使ってヨンを陥れようとした一件だ。結局ミョンに先んじてイ・スドンを10億ウォンの賄賂とミョンの借名口座のリストで味方につけたヨン。これでミョン会長の攻撃をかわしたヨンは韓国を離れたが、残ったスドンは罠にハメられた。スドンにいかさま賭博で数十億ウォンの負けを作らせ、飲酒運転で検察をクビになった彼に、ミョンが返済を迫ったのだ。スドンは借用口座リストと借金の取り消しを頼み、それ以降弁護士として、ミョン会長の悪事の片棒を担ぐようになった。ファン・ギソク検事の手腕をみこんだミョン会長が、彼を味方に付けようと身辺調査をさせたのもスドンだった。

今回の見どころはなんといっても死を悟ったイ・ジンホが命がけで友のために戦う姿だろう。アクションの凄さ以上にあつい友情に泣かされる。最後の言葉を字幕では「ヨン、ありがとう」と訳しているが、筆者は台詞通り「親友よ、会いたいな」と紹介した。その後、ヨンがジンホの死を悲しむ前で、中学生の自分にタバコを教えたのがジンホだったと、明かしたヨン。その言葉にも叔父の友を懐かしむ甥の気持ちが感じ取れる。強面のジンホを演じたのはウォン・ヒョンジュン。「梨泰院クラス」暴力団組織のボス、キム・ヒフン役と聞けば思い出すのでは?

今回、ヨンの味方からテチュンとハン・ジン部長検事が外れた。ヨン、ジュンギョン、ホン・ハンナの3人はミョン会長とファン・ギソク、そして腐った検索組織を一掃できるのか?

「ペイバック~金と権力~」は、Prime videoにて2023年1月6日(金)午後11時30分より、毎週金土に各1話ずつ独占配信中だ。第10話は2月4日、予告動画はSBS番組サイトで公開中だ。

SBS「법쩐(法銭)」HP
Youtube予告動画(オリジナル版)
第9話予告動画

kandoratop【作品詳細】【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】