最終回前話 視聴率11%超!「ペイバック~金と権力~(法銭)」第11話:イ・ソンギュンの駒として働くパク・フン!

2023年02月11日07時30分ドラマ
画像出典:SBS『법쩐(法銭)』HPより Prime Videoにて独占配信中

2月10日(金)韓国SBSで放送した「法銭」(金・土夜10時)第11話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。本作はPrime Videoにて邦題「ペイバック~金と権力~」として独占配信中だ。
※第11話の視聴率は全国11.4%、首都圏11.8%(ニールセンコリア)で自己最高記録だった。

Prime Video(韓国ドラマ・独占配信)



韓国ドラマ「ペイバック~金と権力~」は、“法”と結託した“お金”のカルテルに立ち向かって戦うウン・ヨンとジュンギョンの痛快な復讐活劇。【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころ、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、キャスト紹介、制作発表会レポートなどまとめて紹介している。

■キャスト
ウン・ヨン役:イ・ソンギュン
パク・ジュンギョン役:ムン・チェウォン
※Prime Videoではパク・ユンギョンと訳されている。
チャン・テチュン役:カン・ユソク
ファン・ギソク役:パク・フン
ミョン・インジュ役:キム・ホンパ
 ほか

■第10話
ファンは記者会見で内部告発者として検察の名誉のために闘うことを宣言。記者からパウファンドへの関与を質問されると、「イ・スドンの贈賄の元帳がある」と無実を主張。その頃、チャン・テチュンはファンと手を組んだ叔父ヨンに「相手が誰でも法を犯せば逮捕する」と宣告する。

ファンの爆弾宣言に頭を抱える検察上層部の面々。イ・ヨンジン(パク・ジョンピョ)部長検事は、会員制料理店を経営するファンの妻セヒに贈賄疑惑の容疑をかけてファンを揺さぶることを提案する。

イ部長はさっそく特捜部・対策班のメンバーにミョン・セヒと顧客の贈賄の調査を命じる。上司だったファンの妻を調べることに抵抗感を示す検事に、もはやファンは身内ではないと切り捨てる。イ部長はテチュンを呼び出し、ファンの会見の黒幕はヨンだろうと恫喝し、スドンの居所を聞き出そうとする。叔父とはもう関係ないというテチュンの様子から、ヨンがスドンを保護していると確信する。

ジュンギョンの進行で『GMI銀行被害投資家の会』が開催される。「集団訴訟をしても個人が手にできる賠償金は少額で、効果的ではない。会社経営を正常化させ株取引で利益を得る方法がある」と説明。会にはブルーネットの元技術責任者だったパク博士も出席していた。パク博士は再建に関わる会社は利益を優先する会社と聞いているが、ユン社長の娘のジュンギョンが騙されているのではないか、と質問する。するとヨンが「我々は利益のためなら何でもします」とあっさり認める。

壇上に立ったヨンは、世界各地で起きた災害で大儲けしたと明かす。そして、自分がそんな状況すら利益を生むことを考えるファンド会社の社長だと自己紹介。そして「だが私は、ミョン会長のような違法行為を容認したりしない。法を順守し、時には相手の弱点も利用する。そしてブルーネットの再建をして皆さんをお金持ちにします」と約束する。

会の後、パク博士はジュンギョンにユン社長の手帳を返す。実はパク博士は、技術者としてはユン社長の事業計画に胸を躍らせながらも、利益より技術を優先する経営方針には不満を持っていた。そんな不満をヨンが吹き飛ばしてくれた。「ノーベル賞を取ったら賞金は全て僕がもらいます」という言葉でブルーネットに戻る意思を示し、ジュンギョンと握手を交わす。

次にヨンはファンの部下たちを秘密裏にペントハウスに集める。ファンとヨンが肩を組む姿に驚く検事たち。ファンは「妻セヒを調べて贈賄罪でハメるつもりだろう」と話し、「形勢逆転するつもりだ。腐った上層部を一掃する。君たちに覚悟はあるか」と鼓舞する。

イ部長はヨンを尾行させたが気づかれて失敗。そこでミョン会長にヨンの始末を頼む。成功すれば出国禁止を解くと約束。だがヨンはこれ見抜いており、ミョンが送った手下たちを防犯カメラがあるビルの機械室に誘い出し、ボディーガードたちに制圧させる。

検察庁の前。ファンは記者たちに、「我々の大事な証人が複数名の男に襲われました。ミョン会長の手下でしょう。会長と癒着している対策班が捜査するか疑問です。イ・スドンは本日検察に自首します」と発表。言葉通り、代理人のジュンギョンに付き添われてイ・スドンが現れる。そして記者たちに元帳の一部として『対策班イ・ヨンジン部長検事への贈賄記録』を見せる。検事たちが次長検事お疲れさまです」とファンを出迎える。

テチュンがスドンの聴取をする。「パウファンドの件はミョンが黒幕とは理解できるが、ファンが無関係とは信じがたい」と。代理人としてジュンギョンが「証言は変わらない」とあくまでもファンの無罪を口にする。一気に形勢逆転した事態に、今からでも味方に付くかと聞くジュンギョン。「先輩は本当に悪に染まったの?これを求めていたの?」と聞くテチュンに、「私はもう検事じゃない。」と答えるジュンギョン。

一方、検事総長に腐った部分を切り捨ててこの騒動を終わらせると約束したファンは、対策班の指揮を再び執ることに。こうしてミョン会長、イ・スドン(クォン・ヒョク)とイ・ヨンジンが収監され、ナム監察部長以下、中央検察庁の上層部は全員収賄罪で逮捕された。1人起訴されるたびにミョンの容疑は増える。

ソン長官は激戦区で接戦を制し、ファンは“国民的検事”となった。ヨンのお陰でミョンの借名口座も全て調べ上げられた。ヨンは、ミョンの秘密資金を国に渡し、被害者への補償金に充てることをファンに約束させる。ファンは近々最年少の検事正の予定になっていた。

そんななか、東大門のキム女史がミョンとファンが共謀して詐欺を働いたので訴えたいとテチュンの元にやってくる。実は、テチュンがミョンを逮捕した時、面会に来いと言われて出向いたキム女史は、「東大門の取り分を返す条件で、自分を訴えろ」と奇妙な提案された。訴えたのに約束は守られずに、逆にファンに名誉棄損で起訴されたというのだ。

テチュンはこの話をハム・ジン(チェ・ジョンイン)部長検事と共有する。ミョン会長がその訴えで東部検察に召喚されたのはオ頭取(イ・ギヨン)の死亡時間帯。「オ頭取は自殺でない」のジュンギョンの言葉は正しいかもしれない。だが、確たる証拠がない。監視カメラもなく、キム女史の証言も不十分。だが停車中の公用車の車載カメラがある。ナム係長(チェ・ドクムン)が調べると、確かにイ・ヨンジンの姿は映っていた。だが証拠にはならない。「なければ作ればいい」とテチュンがつぶやく。

ファンは執務室に囚人服のイ・ヨンジン呼び出し、自分にかかりそうな容疑をかぶれば、数年刑に服して出所後、オ頭取より高い地位につけてやると持ち掛ける。ファンの聴取を受けるミョンは、娘セヒに出国禁止を解いてくれと持ち掛け全財産をよこせといわれたことに憤慨し、逮捕すれば金が奪えると思ったかと怒鳴りつける。ファンは借名口座をヨンが全部見つけたと伝え、「金こそが力だ」という言葉はいいが、最後にだれが勝つか「法も金も私に握っている」とほくそ笑む。

その頃、テチュンはイ・ヨンジンの聴取をしていた。オ頭取が東部検察庁に行った理由と当時の担当検事について聞く。イ・ヨンジンは「この聴取は会長の詐欺の件の参考人調査では?」と聞き返す。すると「今は証人扱いでも別件で容疑者になり得る」とテチュン。

別の日。ヨンはジュンギョンからの電話でハンナ(キム・へファ)が検察に連行されたと知る。その直後、ファンがペントハウスにやってくる。なぜハンナを逮捕したのかと聞くヨンに、いろいろ問題の多い会社だと答える。さらにヨンに『資本市場統合法違反』の令状を見せ、部下たちにパソコン、元帳、書類、紙切れに至るまで全て押収するよう指示。そしてヨンに「ユン社長がどんな気持ちで自殺したか、今にわかる」と耳打ち。掴みかかろうとするヨンに、「これでわかったろう!私がお前の上にいるんだと」。「ミョンの金を回収し、英雄気取りか」とにらみつけるヨン。

ペイバック画像出典:SBS『법쩐(法銭)』HPより Prime Videoにて独占配信中

■見どころ
この回は、ヨンと彼の駒となったファンの協力で検察上部を一掃する様子が描かれた。だが冒頭の会見の後、ジュンギョンから「また証拠捏造するつもりなのか。犬でいるように」と言われたり、ヨンからも「爆弾宣言で命を狙われるかもしれない…あくまでも駒としての心配」。また、車中でジュンギョンに「なぜヨンがここまで必死になるのか」と訊ねるファン。すると「人のぬくもりの分からないファン検事には絶対に理解できない。だから仲間だなんて思わないで」と冷たく言い放つ。虚栄心の強い彼がこうした言葉に甘んじるはずがない。ファンが密かに反撃の時を待っていたのだ。

そんなファンを密かに捜査していたテチュン。イ部長に見破られて捜査報告をするように命じられ、ご丁寧に「本日期限の書類です」と、『ファン・ギソク収賄報告書』を返り咲いたファンに提出するテチュン。随分図太くなった。

そんなテチュンのことをモンゴルチェスをしながら話すヨンとジュンギョン。自分たちと組むのをやめたテチュンは負けて、組んだファンは上に行った。「やはりテチュンには重荷だったのか?」テチュンを気遣うジュンギョン。「俺たちに必要だったのは目的のためには手段を択ばない検事だ」と答えるヨンだが、テチュンをモンゴルチェスの駒“ポーン”に例える。歩兵を表す“ポーン”は前に1マスずつしか進めないが、反対側まで行けば、前後左右に移動できる最強の駒になるらしい。いよいよ最終回、テチュンは“キング”になれるのか?そしてファンをチェックメイトするのは?

パク博士役でカメオ出演したのは「シグナル」(2016)で俳優デビューしたソ・ジフン。時代劇「コッパダン~恋する仲人~」(2019)でヒロインの初恋の人で、鍛冶屋から王になったイケメン俳優。

「ペイバック~金と権力~」は、Prime videoにて2023年1月6日(金)午後11時30分より、毎週金土に各1話ずつ独占配信中だ。最終回第12話は2月11日(土)、予告動画はSBS番組サイトで公開中だ。

SBS「법쩐(法銭)」HP
Youtube予告動画(オリジナル版)
第9話予告動画

kandoratop【作品詳細】【「ペイバック(法銭)」を2倍楽しむ】