「四大陸フィギュアスケート選手権2023」アイスダンス結果!かなだい、終盤に転倒も「オペラ座の怪人」で魅せた!

アメリカのコロラドスプリングスでの「四大陸フィギュアスケート選手権2023」最終日にアイスダンスのフリーダンスが行われた。チームココ・小松原美里&小松原尊が7位、かなだい・村元哉中&高橋大輔が9位となった日本選手の演技動画、インタビュー動画はフジテレビ特設サイトで公開されている。
ヨーロッパを除く地域から参加可能な四大陸フィギュアスケート選手権がアメリカのコロラドスプリングスで2023年2月13日に四日目が開催され、アイスダンスのフリーが行われた。標高1,800メートルと空気の薄い会場には各選手ともに苦しんだが、日本でも世界でも大人気の高橋大輔にも容赦なく襲いかかった。リズムダンスで7位につけたかなだいこと村元哉中&高橋大輔。フリーの演技は「オペラ座の怪人」で、高橋大輔がシングル時代にも滑った曲で、ファンからの人気も高い。前半の滑り出しは完璧で、ファントムとクリスティーヌの世界を作り出した。技術的にもレベル4連発で、上位へ巻き返しを期待させたが、後半になって急に失速した。演技後のインタビューで「身体は大丈夫だった」と高橋は答えているが、酸素が薄い状態でどの選手も酸欠ぎりぎりといった状態であり、標高が演技に影響したことは確実視される。フリーの演技は95.65点で9位にとどまった。
後半グループのトップで登場したチームココの小松原美里&小松原尊は転倒などの大きなミスはなくまとめ、98.99点で7位となった。小松原尊は会場から車で15分程度のところに実家がある。11年前には、今回の会場であるブロードモア・ワールド・アリーナでボランティアを行い、当時シングルで出場していた高橋大輔にサインをもらったことがある記念すべき会場だという。
アメリカのマディソン・チョック、エヴァン・ベーツ組が自己ベストを更新する133・14点で優勝した。
3月22日からは世界フィギュア選手権が埼玉で行われる。アイスダンスは1組の枠であるため、村元哉中&高橋大輔のみの出場となる。二人の巻き返しが期待される。
◇ フジテレビ「四大陸フィギュアスケート選手権2023」特設サイト