NHKドラマの気骨に期待の声!「ガラパゴス」後編、ついに織田裕二と伊藤英明が対峙!今夜9時放送

2023年02月13日12時22分ドラマ
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NHKBSプレミアムで2週連続放送中の人材派遣法制定以降の日本の闇を描く特集ドラマ「ガラパゴス」、今夜13日は刑事・田川(織田裕二)が鍵を握る鳥居(伊藤英明)とついに対峙する!番組公式サイトに予告動画が公開中だ。

【前編】ネタバレあらすじ / 【後編】ネタバレあらすじ

「ガラパゴス」は相場英雄の同名小説を実写化した作品。現代の生き地獄、派遣労働者の現実を暴露する危険きわまりない長編ミステリー。「踊る大捜査線シリーズ」の青島刑事を熱く演じた織田裕二が窓際刑事役で、34年ぶりにNHKドラマ主演を務めた。

ある労働者の死から始まった窓際刑事・田川信一(織田裕二)の捜査。前編では、メモ魔で“カンドリ( 鑑取り)の鬼”と呼ばれ地道な捜査を得意とする田川が、鑑識課の木幡(桜庭ななみ)に頼まれて身元不明の死者リストを調べた。リスト「903」の死が自殺に見せかけた殺人と見抜いた田川が、死亡したのが派遣労働者・仲野定文(満島真之介)と突き止めた。仲野は14年間、「ホープネス・ホールディング」という人材会社の傘下の工場をいくつも点々して働いて来たことが分かった。一方、田川の動きに目を光らせているのは特殊班捜査係の鳥居(伊藤英明)。鳥居は「ホープネス・ホールディング」の森社長(髙嶋政宏)や自動車メーカーの松崎(鶴見辰吾)らと緊密な関係を結んでいた。

前編では死者の特定と、彼がどんな過酷な労働条件下で働いていたかという事実、そして遺体の傍に残された『新城 も/780816』のメモと、沖縄料理店に残された仲野とメガネをかけた連れの客の写真だけが手がかり。今夜放送の後編でついに死の真相が明かされる。

前編放送後SNSには、「現実の世界でも起こっていそうな派遣問題」や「日本の製造業をガラパゴスと例えてしまうあたり」「世界競争に乗り遅れた企業を延命させようとした政府、その恩恵に預かった大企業、そして人材派遣会社の構図」などに鋭くメスを入れたNHKドラマに、「NHK、よくぞここまで踏み込んだものだ。」「ドラマ制作の姿勢にはBSを中心に気骨を感じる」など応援の声が散見された。

他にも、後編放送を待ちわびる声や、「踊る大捜査線」の青島刑事を演じた織田裕二の久々の刑事役に感激する以下のような声も多かった。

・結果はある程度、予想はできますが、来週が待ち遠しいです
・ドラマを盛り上げるために多少は過剰な演出もあるかもしれないが派遣労働者の過酷な環境は、観ていて苦しかった。涙が出た
・社会をえぐるような展開に目が離せませんでした。
・それにしても織田裕二さん、青島刑事の頃とあまり変わらずいつまでも若いですね。
・織田裕二さんが又刑事役。しかも今回はお遊び感ほぼ無し、華とは程遠いベテラン刑事役。
・織田裕二も中年のおじさんの役をしっかり演じてる。

後編は、伊藤英明演じる悪に染まった捜一特捜の警部補・鳥居勝が、織田演じる田川警部補と対峙する。

伊藤と言えば、現在大ヒット上映中『THE LEGEND & BUTTERFLY』で濃姫を守り支えるミスター侍魂・福富平太郎定家役で感動させている。また、織田とは『アンダルシア 女神の報復』(2011)共演しており、予告動画でも迫力の演技を見せている。学生時代、汚名を着せられ無念の自殺をした父を持つ鳥居が、仲野の死にどうかかわっているのか?
今夜の放送に期待が高まる。

■後編あらすじ
働く。生きる。誰もが幸せになっていいはずだ。
刑事・田川信一(織田裕二)は鑑識課の木幡(桜庭ななみ)とともに、生前の仲野定文(満島真之介)の足跡をたどって彼が派遣労働者として働いていた各地の勤務先を訪ね歩く。田川が知ったのは仲野が体験した理不尽な環境であり、仲野が世の中に何かを知らせようとしていたことがわかってくる。それは誰にとって、どういう意味をもつ内容だったのか? 田川は、鍵を握る鳥居(伊藤英明)とついに対峙する。真実が明らかになる!

ドラマ「ガラパゴス」原作は相場英雄の同名小説、脚本は戸田山雅司、演出は若松節朗。主演、織田裕二、共演は桜庭ななみ、満島真之介、伊藤英明、髙嶋政宏、鶴見辰吾、泉里香、上地雄輔、金井勇太、野間口徹、東幹久、篠原ゆき子、あめくみちこ、津嘉山正種、戸田菜穂ほか。後編の放送はNHKBSプレミアムにて2月13日(月)午後9時から。再放送は2月18日(土)午後3時30分から。BSプレミアム/BS4。予告動画は番組公式サイトで公開中だ。

NHKBSプレミアム「ガラパゴス」番組サイト