「イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~」第13・14話 ノ・ユンソが交通事故に!チョン・ギョンホが相棒の本性を暴くことを決意

2023年02月27日17時30分ドラマ
tvN drama 公式YouTubeチャンネル映像よりキャプチャー

チョン・ドヨン、チョン・ギョンホが出演する「イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜」第13話と第14話が韓国tvNで放送され、Netflxiでも配信開始した。ネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。

Netflixで独占配信の韓国ドラマ



「イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜」では、ハンドボールの元韓国代表選手で、現在は総菜屋の社長のナム・ヘンソン(チョン・ドヨン)とトップ数学講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)のほろ苦いロマンスを描く。
※各話のネタバレあらすじと場面写真、見どころ、キャストなどは【「イルタ・スキャンダル」を2倍楽しむ】でまとめて紹介。

晴れて付き合うことになったナム・ヘンソン(チョン・ドヨン)とチェ・チヨル(チョン・ギョンホ)。しかしヘンソンに新たな敵が現れた。仕事をしているヘンソンを黒いフードの男・チ室長(シン・ジェハ)が、鉄球で狙っているのだった…。

■第13話あらすじ

ヘンソンを鉄球で狙っているチ室長。ちょうどその時チヨルが差し入れを持ってヘンソンに会いに来ていた。笑顔で話す2人を見ながら、不快な表情をするチ室長。

その頃ヒジェ(キム・テジョン)は、令状実質審査のため、裁判所の法廷にいた。母親のチャン弁護士(チャン・ヨンナム)に「何も話すな」ときつく言われていたが、裁判長に「自分は殺していない。殺した犯人を見た」と発言する。

犯人を追ったというヒジェは、その時の様子を事細かに説明。犯人の顔を見ることができなかったものの、人差し指にたこがあったと証言。具体的な供述をしたヒジェは、釈放された。「なぜ言わなかったの。面目丸つぶれだ」と攻めるチャン弁護士に、ヒジェは「何も聞かれなかった。母さんも僕を疑っていたでしょ?」と冷たく言い放つ。

ナム・ヘイ(ノ・ユンソ)たちの中間テストが終わった。最後の現代文のテストで、ソンジェ(イ・チェミン)からもらった問題がそのまま出題されていることに驚き、ヘイは白紙で答案を提出する。

試験が終わり、ヘイはソンジェに「話がしたい」と言うが、ソンジェは走り去ってしまう。ヘイをライバル視しているスア(カン・ナオン)は、ヘイが数学で満点を取ったことが納得できず「チヨル先生と担任が友だち同士だから、不正があったんでしょ!」と難癖をつけ、ヘイにつかみかかる。

問題の流出を疑ったソンジェは、母のチャン弁護士に「これは間違っている。僕は耐えられない。本当のことを言おう」と訴えるが、チャン弁護士は聞く耳をもたない。

ソンジェと話ができなかったヘイは、落ち込んで帰宅。元気がないヘイにヘンソンは「試験の出来が悪かったのか」と心配する。

プライド学院に復帰したチヨルのために、院長が「数学キャンプ」を企画。イベントではなく授業に力を入れたいチヨルは気乗りがしないが、チ室長が「やったほうが先生のため」と説得をし、渋々受け入れる。

休み明けで忙しく仕事をするチヨルだが、ある日帰宅するとボイラーが壊れて暖房がきかないことが判明。ヘンソンと一緒に過ごした時とは違い、ガランとした寒い部屋に耐えられず、ヘンソンの自宅へ押しかける。

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チヨルの訪問にヘンソンは驚き、チヨルを慕う弟のジェウは大喜び。みんなでゲームをしたりして、家族のぬくもりを感じるチヨル。しかしヘイだけは元気がなく、早めにゲームを切り上げて部屋に籠ってしまった。

ヘンソンと一緒に眠りたいチヨルだったが、ジェウの部屋で眠るはめに。それでもジェウが寝たことを確認して、ヘンソンの部屋に忍び込む。

翌朝、ヘイが学校へ行く前にチヨルが「終わった試験のことは気にするな」と声を掛け、励ます。ヘイは問題が流出していたことをチヨルに相談しようとするが「また今度にします」と言って学校へ向かう。

チヨルはチ室長に「ヘンソンさんの家にいるから迎えはいらない」と電話をし、先日仁川でクルージングした時の写真を送ってほしいと頼む。送られてきた動画を一緒に見るヘンソンとチヨルだが、穏やかな海の様子に、ヘンソンは「大きな波がきた」と言って操縦ミスをしたチ室長に疑念を抱く。

中間テストの発表がされて、1位がソンジェということがわかった。担任のチョン・ジョンリョル(キム・ダフィン)から呼び出され、現代文の試験を白紙で提出したことを問われるヘイ。「時間配分を間違えました」とヘイはごまかす。

そんなヘイを見つめるスアは、ヘイを突き落とす妄想をし、パニックに陥る。

ヘンソンは、仕事中のチヨルに弁当を差し入れする。受け取ったチ室長はそれをゴミ箱に捨ててしまうのだが、その様子を目撃したヘンソン。チ室長が自分に悪意を持っていることを確信したヘンソンは、チ室長に詰め寄る。

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声を聞いたチヨルが「ヘンソンさんの誤解だ」と間に入るものの、ヘンソンは納得がいかない。「気持ちの整理がついたら連絡します」とチヨルに宣言する。

チャン弁護士は、ソンジェが現代文の問題をヘイに見せたことを知り、ヘイを呼び出す。「あなたが本当のことを言うことで傷つく人がたくさんいる」というチャン弁護士に「おばさんは間違っている」と説得に応じないヘイ。

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チャン弁護士と会ったあと、帰宅しようとしているヘイを何者かがあとをつけていた。夜遅くなっても帰宅しないヘイを心配するヘンソン。携帯もつながらなくなったことに焦りが募り、チヨルやヨンジュ(イ・ボンリョン)らと夜の街を探し回る。

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警察に捜索願いを出したヘンソンのもとに、ヘイの担任教師、ジョンリョルが現れる。現代文の試験を白紙で提出したことが、関係しているのではないかと助言する。

その頃、ヘイは何者かに追われ、道路に飛び出し車にひかれてしまっていた。

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■第14話あらすじ

時間はさかのぼり、チャン弁護士と会った帰り、ヘイは自宅へ入ろうとしていた。その時チ室長が鉄球でヘンソンを狙っているところを目撃。驚いたヘイは逃げ出すが、チ室長につかまってしまう。

気がつくと、手足をガムテープで縛られ見知らぬ家に監禁されていた。ヘイは家の中にあった万年筆でガムテープを切り、助けを呼ぼうと携帯の電源を入れる。しかしそこにチ室長が戻ってきてしまい、必死になって逃げる。そして道路に飛び出し、車にひかれてしまうのだが、ヘイのスマホを持っていたチ室長は、ヘイになりすまして遺書を書き、自殺に見せかける。

ヘイが交通事故にあったと連絡を受けたヘンソン。チヨルとジェウとともに病院へ向かう。パニックに陥ったジェウを「姉さんとヘイを僕らが守ろう」と励まし、ヘンソンにも「ヘイは強い子だから大丈夫」と言い聞かせる。

ヘイの手術は無事に終わったものの、脳浮腫が原因でいつ目覚めるか分からない状態だと医師から言われる。

学校ではヘイが交通事故にあったことが知らされ、ソンジェ、ダンジ、ゴヌの3人は学校を飛び出して病院に向かう。スアは自分が妄想していたことが現実になり、愕然とする。

チヨルの計らいで特別室に入院することになったヘイ。ヘンソンはチヨルに対して申し訳ない想いでいっぱいになるが、「ヘイが目覚めるためには、いつでもヘンソンがヘイに会える環境が必要」とチヨルは言う。

そんな時、刑事が病院を訪れ、ヘイのスマホに遺書らしきものがあったことから自殺を図ったのではないかと伝える。試験の出来が悪いぐらいで自殺を図るなんてありえないと納得できないヘンソン。しかしヘイの変化に気付けなかった自分を責める。

ヘンソンの代わりに、ジェウはヨンジュとともに店を開ける。ヘイのことで心を痛めているジェウ。一生懸命泣くのを我慢していたが、ヨンジュが「ヘンソンはいないから泣いていいのよ」と言うと、ヨンジュに抱きついて号泣する。

ヘイの交通事故で心を痛めているソンジェ。事故のことを母親のチャン弁護士に伝え「僕たちのせいだ!」と責める。ソンジェに「半年したら思い通りの大学に入れるから、それまでの我慢よ」と諭すチャン弁護士だが「立派な仕事に就いている母さんは、幸せなの?」と問われ、愕然とする。

同じ時にスアは、母親のスヒ(キム・ソニョン)が「総菜屋の子は自殺を図ったみたい。メンタルが意外に弱いのね」と電話しているのを聞いて、「いいかげんにして!!」とヒステリーを起こす。

数学キャンプのイベントをなんとか延期したいチヨル。チ室長にその旨を伝えるが、チヨルの意思を無視し、イベントを強行に推し進めるチ室長。

罪悪感にさいなまれたソンジェは、学校の屋上から飛び降りようとするが、ゴヌが必死に止める。2人で殴り合いをし、ソンジェは担任に本当のことを打ち明けることを決心した。

一方でヘンソンは、ヘイが残した遺書に違和感を抱き、刑事に再調査を依頼する。また、ヘイの手のひらについたインクにも疑問を持ち、チヨルに相談をする。

数学キャンプの延期を依頼したことが、プライド学院の院長に伝わっていないことを知ったチヨルは、チ室長を問い詰める。すると、かつて飲まず食わずで仕事をしてきたチヨルがヘンソンにほだされて、変わってしまったとチ室長は訴える。

それに対してチヨルは「ほだされたんじゃない。変化しているんだ。1兆の男とよばれても中身がからっぽで仕事の奴隷だった昔の自分に戻りたくない」と言い返す。そしてヘンソンとその家族は仕事同様に大切な存在だというチヨルに「ヘイは死んでいないのに」とチ室長は暴言を吐く。
これに激怒したチヨルは、チ室長に解雇を言い渡す。

そしてチン・イサン(チ・イルジュ)殺害の件で、カンヒョン警察署のソン刑事(ファン・ジェヨル)とぺ刑事(チョン・ハンソル)に呼び出されるチヨル。そこで鉄球による殺人事件のすべてが、チヨルに関係していることを告げ、チヨルの手をチェックする。

「何のために手を見るのか」と聞くチヨルに、目撃者の証言で犯人の人差し指にたこがあることを伝えるソン刑事。あわせて「チョン・ソンヒョンとチョン・スヒョンを知っているか?」と質問する。

チヨルに解雇されたチ室長は、自宅で荒れる。「姉さんと同じように信頼できると思っていたチヨルを守りたかったのに、彼は僕を捨てた」と言い、自身の過去を回想する。それは姉であるチョン・スヒョンが自殺してから、母親が異常なほどに自分に執着してきたつらい過去。そして母親殺しが無実と証明され、チヨルのもとで働くことになったことを思い出していた。

相変わらずヘイが目覚めない中、ヘンソンの姉でヘイの本当の母親が突然現れて、ヘンソン一家は驚く。

ある夜、チ室長はチヨルの自宅を訪れ、もう一度一緒に仕事をしたいと謝罪する。チヨルはその謝罪を受け入れるのだが、チ室長の手にたこがあることを確認したチヨルは、チ室長のあとをつけ、自宅を突き止めるのだった。

■第13話、第14話の見どころ

今回は、心温まるシーンと背筋が凍るようなシーンがミックスされた回となった。

まずは心温まるシーンから。

ヘンソンと一夜を過ごし、人のぬくもりを思い出しつつあるチヨル。休み明けにかつてのような忙しさが戻り、ガランとした冷たい部屋に戻ったチヨルは、ボイラーの故障で暖房が入らないことを理由にヘンソン宅へ押しかける。「暖かいな~」と言いながらヘンソンの家に笑顔で入っていくチヨルがかわいらしい。

ヘンソンと一緒に寝たいが、家族の手前、ヘンソンの弟、ジェウと同じ部屋で眠るシーンが面白い。2人の掛け合いがアドリブのように見えてしまったのは、私だけだろうか。
やっとの思いでジェウを寝かしつけ、ヘンソンのもとへ行くチヨルは、かつての冷たい男の面影は微塵もなかった。

そしてもう一つはジェウとヘンソンの親友、ヨンジュの関係だ。前回、ヨンジュが酔っぱらってジェウに「付き合って!」と言ったものの「姉だと思っていた人が彼女になるのは気持ち悪い」と言ってしまったジェウ。

ジェウは、自閉スペクトラム症で上手く人と接することができないのだが、ヨンジュを傷つけてしまったと思い悩む。そのことをチヨルに相談するところが微笑ましい。「きっとその女性のことが好きなんだよ」とアドバイスするチヨルとは、本当の兄、弟のようでホッコリする。

そして「気持ち悪い」と言われたヨンジュの心の広さも素晴らしい。ヘイが事故にあったあと「泣いていいのよ」とジェウに告げるところは、なんて素敵な女性なんだろうと、惚れ惚れしてしまう。

背筋が凍るシーンは、2つある。

一つは言うまでもなくチ室長の暴走だ。凝りもせずヘンソンを鉄球で狙い、それを目撃したヘイを監禁するとは、なんという男なのだろう。チヨルの前では良き部下を装い、豹変する姿はまぎれもないサイコパスだ。

しかし彼は一体何を考えているのだろうか。今のところチヨルのことが好きすぎて、ヘンソンに取られてしまうというジェラシーが根底にあるようだが、それだけではなさそうだ。かつてチヨルの教え子だった、チ室長の姉が深く関わっているとは思うのだが、彼の本当の狙いが読めないだけに、不気味さが募る。

そしてもう一つは韓国の受験事情の過酷さだ。ドラマだから脚色はあるのだろうが、描かれている物語は、ニュースで目にする韓国の受験戦争とそんなにかけ離れたものではないだろう。

我が子のためには、教師を買収してでも試験問題を手に入れるとは、なんという浅ましい考えだろうか。どんどん怪物化していく生徒とその親が描かれているが、最も顕著なのはヘイを目の敵にしているスアだ。

ライバルのヘイを突き落とそうとしたりすることを妄想し、ハッと我に返った時、自分が怪物化していることに身震いする。明らかに病んでいるスアをさらに追い詰めるのは母親だ。

そしてソンジェの母親、チャン弁護士も恐ろしい。弱者の味方であるはずの弁護士が、自分のした罪を隠すために「交通事故で、このまま死んでしまえばいいのに」と一瞬でも思うとは何事だろうか。

そんな中、平常心を取り戻したソンジェにはホッとさせられる。母親の言いなりにならず、逃げることなく真実を告白した彼の未来はきっと明るいだろう。

物語はあと2話。ヘンソンとチヨルは幸せになれるのか。ヘイは目覚めるのか。チ室長とはどのように決着をつけるのか。いろいろなことが入り乱れる展開となってきたが、最後まで目が離せない。

■スタッフ
演出:ユ・ジェウォン
脚本:ヤン・ヒスン、ヨ・ウノ
原題:일타 스캔들
制作:STUDIO DRAGON

■キャスト
ナム・ヘンソン役:チョン・ドヨン
チェ・チヨル役:チョン・ギョンホ
チ・ドンヒ役:シン・ジェハ
ナム・ヘイ役:ノ・ユンソ
ナム・ジェイ役:オ・ウィシク
キム・ヨンジュ役:イ・ボンリョン


Netflixシリーズ「イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜」2023年1月14日より独占配信開始!

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kandoratop【作品詳細】【「イルタ・スキャンダル」を2倍楽しむ】