NHK大河「どうする家康」松山ケンイチ、松本潤との対峙シーン舞台裏を明かす!第9話ネタバレと第10話予告

2023年03月06日11時05分ドラマ
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3月5日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第9話「守るべきもの」で三河一向一揆が終結!謀反の松山ケンイチが松本潤(嵐)と対峙シーンで「前夜は眠れなかった」と心境明かした。3月12日放送の第10話「側室をどうする!」に家康の側室・お葉役で北香耶登場!NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



3月5日放送の第9話では、敵対する本證寺の軍師となった本多正信の裏切りを知り、周囲の家臣への疑いを募らせる家康が、長老・鳥居忠吉(イッセー尾形)の助言で一念発起し、形勢逆転へ持ち込んだ。信長の命により和睦と見せかけ寺を取り壊すことになった家康は。全て知った上で家康を見限る本多正信役の松山ケンイチは家康・松本潤の対峙シーンで圧倒的な存在感を残し三河を去った。こうして三河一向一揆は多くの命と引き換えに、家康の成長と家臣の追放をもって幕を閉じた。

そして3月12日放送の第10話では、瀬名(有村架純)一筋の家康に側室の話が持ち上がる。側室、お葉を演じるのは今若手女優の中でも注目の北香耶が登場する。前回の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の頼家の妻・つつじ役に続く大河出演となる。予告では「力の限り、お役目を果たして参りまする」と力強いセリフもあり、お姫様育ちの瀬名とは一味違った側室になりそうだ。

■家康支える家臣たち。松山ケンイチが舞台裏を明かす
未熟な家康を支えるユニークな家臣たちの存在も魅力の「どうする家康」だが、三河一向一揆では長老と策士の存在が家康の成長の糧となった。それは家臣に裏切られなすすべを失った若き殿を支えた長老・鳥居忠吉の一言。忠吉のセリフに込められた現代にも通じるメッセージがあると忠吉役のイッセー尾形は公式Twitterのインタビューで明かしている。「時代が変わっても、お互いが信じあえなければ次はないんだよ。そのメッセージは半分 現代にも通じるんだなと思った」と振り返った。

また、本多正信を演じた松山ケンイチは飄々とした中にも、百姓の暮らしを顧みない政治の体制に怒りと不満を抱える様子を表現。これまであった嫌われ者のキャラクターから、切れ者の軍師として大勢を率いるリーダーとして暗躍した。家康と対峙するシーンでは緊張からから眠れなかったと語る松山ケンイチは、「たぶん正信も寝ていないんじゃないかなと思うですよね。」と思いを巡らした。他の家臣とは違い、独自の視点で家康を支えて来た本多正信はここでいったんお休みとなる。いつ出るかまだ明かされていないが、再登場を楽しみに待ちたい。

■前回(第9話)ネタバレあらすじ
本證寺の軍師が本多正信という事実はすぐに人々の知るところとなり、家康の家臣の間では不安が募っていた。疲弊した兵たちは戦意を失い、家康は体調不良を理由に姿を現さない状況で、本多忠勝(山田祐貴)は道筋を示さない家康に対して苛立ちを隠せなかった。とは言え、当の家康もどうしたらいいかわからず頭の中は混乱していた。家臣に裏切られたらどうしようとそればかり思いを巡らす家康に、鳥居忠吉は、主君が家臣を信じるか、謀反の恐れがある者の首を片っ端からはねることだと教え、もし後者ならまずは自分から殺して欲しいと申し出た。

この助言で家臣を信じると決意を固めた家康の出陣で戦況は一変し、家康勢が有利に立った。家康が本證寺に攻め入ると、そこに正信が櫓に現われた。勝ち目はないから諦めるよう叫び、門徒たちの士気を上げる正信だが、大久保忠世(小手伸也)に撃たれその場に倒れる。本證寺との対決が続く中、水野信元(寺島進)がやって来て、なかなか決着がつかない不毛な戦に信長が怒っていると言ってきた。寺と和睦し、全て元通りにすると言って手打ちにするよう言われてしまい、家康は卑怯な手を使いたくなかったが、切羽詰まった状況だったので、ここは信元に従うことにした。

家康からの和睦に正信は罠だと気づくが、それを承知で空誓(市川右團次)は和睦を受け入れることを決意する。空誓も門徒から多くの犠牲者を出したことを悔やんでいたのだった。こうして、空誓と対面した家康は、寺を元通りにすると約定を交わし、三河一向一揆は集結した。さらに、吉良義昭(矢島健一)と松平昌久(角田晃広)も鎮圧され、再び三河に平穏が戻った。

戦後処理で家康が一番にとりかかったのは、謀反を起こした家臣の処分だった。家康は、多くの家臣から助命の嘆願が届いていたことから、夏目広次(甲本雅裕)の謀反を不問にした。しかし正信は反省の色を見せず、お人好しの家康を過信していたと皮肉を言っては、百姓の辛さを理解しない家康を責めた。どんな処分でも受ける覚悟だと言う正信を、家康は三河から追放することにした。別れ際に正信は、寺と取り壊す申し開きとして、寺があった場所は、元は野原だったことから、野原に戻すと言って取り壊せばいいと助言した。

一件落着し、家臣たちが祝杯をあげる中、家康の気持ちは晴れなかった。厭離穢土 欣求浄土。瀬名(有村架純)に汚れたこの世を浄土にしていこうと背中を押され、家康は泣きながら前に進む決心を固めた。その頃、歩き巫女の望月千代(古川琴音)は武田信玄(阿部寛)の元を訪れていた。そしてこの度の三河一向一揆をおさめた家康について、「肝の小さいお方だが、それを誰よりも自分がわかっている面白きお方」と評し、それを聞いた信玄は家康に興味を示すのだった。

■第10話「側室をどうする!」あらすじ
岡崎城近くの篠山に、民の声を聞くための庵を開いた瀬名。ある日、於大(松嶋菜々子)は家康と瀬名に子供が少ないことを心配して側室を迎えることを提案する。数ある候補者の中から選ばれたのは不愛想だが気が利く侍女・お葉(北香耶)だった。家康はお葉と一夜を過ごすことになるのだが・・・。一方、京では政変が勃発し、織田信長や武田信玄が動きだす。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第10話は3月12日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松重豊、阿部寛ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第10話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

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