「どうする家康」威厳に満ちた“信玄”阿部寛“家康”松本潤(嵐)を威圧!第11話ネタバレと第12話予告

2023年03月20日11時25分ドラマ
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3月19日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第11話「信玄との密約」で“信玄”阿部寛の威圧感はまさにラスボスと話題に。3月26日放送の第12話「氏真」で“家康”松本潤(嵐)が溝端淳平と因縁の対決!NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。

3月19日放送の第11話では源氏の末流であることがわかった家康が、名を「徳川」に改め、さらに織田信長から武田信玄と今川領の駿河と遠江を巡り談判するよう命が下った。



会談に現れない信玄の陰口でバカにする家康に対し、本音で語りたかった信玄。思わぬ形で初対面を果たした家康と信玄だが、格の違いを見せつけた信玄役の阿部寛が抜群の迫力で家康を圧倒。さらに鎧兜を身に着け、戦場に集まった真っ赤な武田軍を見下ろす姿はまさに覇王の威圧感で強い印象を残した。ネットでは「信玄が怖過ぎる~!」「プレッシャーかけてくる信玄面白過ぎる」など称賛の声が持ち上がった。

そして3月26日放送の第12話では、戦国大名、今川の最期が迫る。信玄に攻め込まれ、家臣にも見限られた今川氏真が最終決戦へと向かう。三河守となった家康と、今や落ちぶれてしまった氏真の戦が展開する。偉大な武士・義元を父に持ち、家康と切磋琢磨して育ってきた氏真。しかし、今川を裏切っただけではなく、人質にも関わらず義元が可愛がられ、好きだった瀬名も奪った家康に対して少なからず怨念もあるような氏真を、溝端淳平がどう演じきるか見どころとなりそうだ。

■関水渚が椿のように凛とした女性・田鶴を好演
引馬城の主として家康と戦った田鶴。今川家臣の娘として育ち、瀬名とは幼い頃からの親友だった。自身の信念を貫き、親友・瀬名との関係に葛藤しながら周りの幸せをひたむきに願ってきた女性を関水渚が好演。『町田君の世界』(2019年)でブルーリボン新人賞を受賞し、着々とキャリアを積む若き女優が芯の強い凛とした田鶴を演じ印象付けた。

第11話では瀬名と田鶴がお付の者の目を盗んで団子を食べたり、雪の中ではしゃいだりと駿府で楽しい日々を送る姿が描かれた。その中で、田鶴は椿のことを「雪の中でも凛として咲く姿が好き」と評している。別名椿姫と呼ばれる田鶴は、侍女18名と自害し、家康に手厚く葬られた。その際、築山殿(瀬名)が椿を100ほど植えた後、毎年椿が咲くことから「椿姫」という名がついたとされているので、ドラマ内の瀬名が田鶴を思って植えた椿の花には、ドラマのようなエピソードがあったのかもしれない。

関口は田鶴を演じるにあたり、番組公式Twitterのインタビューで「大切にしているものは絶対に守り抜く」「誰にも譲らない」という強い覚悟があった人物だと考察。「田鶴から見た友達の幸せとか家族の幸せとかまわりの皆の幸せを与えてあげようとひたむきさがある」という言葉通り、関水は家臣に慕われながら最期まで城を守り抜いた女城主を演じ切った。

■前回(第11話)ネタバレあらすじ
家康は三河を平定し、正式に三河の主に任官された。国司の資格を得るには源氏の末流であることが証明されなければならず、家臣たちは家系図からその証拠を探していた。朝廷と幕府のお墨付きを手に入れるためには源氏の末流でなければならない。そんな中、家康は家系図を手に酒井忠次(大森南朋)、石川数正(松重豊)を連れ大樹寺へ。登誉上人(里見浩太朗)から祖父・清康公が「世良田」という姓を名乗っているが、これは源氏の流れをくむと伝えられていると教えられる。さらに辿ると「得川」とあるが、これも源氏の流れと思われると聞き、家康は源氏の嫡流である証明ができた。

いっそのこと、苗字を「得川」に変えてはどうかという忠次に対し、登誉上人はそれには大金がかかると教えてくれたので、また数正らは頭を抱えた。そこで家康は今川義元(野村萬斎)の言葉を思い出した。「武をもっておさめるは覇道。徳を持っておさめるのは王道なり」この言葉をヒントに「得川」ではなく「徳川」に名前を改名し、従五位下三河守を任官された。なんだかんだ300貫という大金を払ったが、瀬名は家康が三河守になったことで今まで逆らった近隣の者たちが進んで臣下になってくれたから、戦も防げれば安いものだと慰めた。

家康は瀬名の幼馴染で引馬城の城主となった田鶴も同じく臣下に下ってくれることを望んでいた。ある日、家康は突然、織田信長から鷹狩の誘いを受ける。行ってみると、信長は家康に上洛することを告げた。羽柴秀吉(ムロツヨシ)から足利義昭からの誘いで、家康からも兵を借りたいとお願いされたので、家康は快諾した。信長は、家康と気ままに鷹狩ができなくなることを惜しみながらも、武田信玄が今川氏真を見限ったことを教えてくれた。信玄が本気になれば氏真どころか駿河も遠江も手に入れる。困った家康は、信長から信玄と談判して今川領を手に入れるよう命じられる。

武田、今川、北条はお互いの領地を奪わない取り決めをしていたが、武田がそれを破ろうとしている。これでは田鶴の引馬城も武田の手に落ちてしまう恐れがあり、家康は信玄に面会したいと願い出るも返事がなかなか来なかった。そして武田に奪われる前に徳川に下るよう瀬名は手紙を出して田鶴の説得を試みる。一方、信玄は着々と氏真近辺の武士たちを調略し、駿府に攻め入るのは時間の問題だった。そんな折、上洛した信長から信玄に“家康に会って欲しい”と手紙が届く。こうして家康と信玄の面会が実現するが、当日になって信玄ではなく、臣下の穴山梅雪(田辺誠一)と山県昌景(橋本さとし)が来ると知らせが入る。

自分を軽んじられたことに腹を立てた家康は、会談を数正と忠次に任せ、本多忠勝(山田祐貴)と榊原康正(杉野遥亮)を従え出て行ってしまう。日が傾いてきたので身を寄せ合って信玄の悪口を言っていると、そこへ大きな僧が現われる。温かいお茶を振舞ってくれるこの僧と話していると、「非礼をお詫びいたす。堅苦しい場所は嫌いでな。」と言うので、家康はこの僧が信玄だと気づいた。危険を察した家康が刀に手を伸ばすが、忠勝は周囲を信濃忍者に囲まれていることに気づく。怖がる家康に信玄は「駿河は我らが。遠江はそなたたちが。互いに切り取り次第でいかがか。」と密約を提案し、家康は恐怖でうなずくことしかできなかった。

こうして武田軍は駿府へ侵攻。同時に徳川軍も遠江へ進軍を開始する。瀬名は田鶴に徳川へ下るよう手紙を出したが、未だに返事は来なかった。田鶴は今川としての誇りと引馬城の主として家康と徹底抗戦の姿勢を取る。ぎりぎりまで田鶴の投降を待っていた家康だが、田鶴が攻撃してきたことを皮切りに、徳川軍が一気に攻め込み、制圧した。その頃、築山の瀬名は、田鶴を思って植えた椿の花を見ていた。背後に田鶴の気配を感じて振り返るが田鶴の姿はなく、ただ雪が深々と降り続けていた。

■第12話「氏真」あらすじ
武田信玄から攻め込まれ、家臣にも見限られた氏真は、駿河の今川館を手放すことになる。妻・糸(志田未来)は、彼女の実家である北条に身を寄せるようと提案するが、氏真は耳を貸さない。そして氏真一行が徳川領に近い掛川城に落ち延びたため、家康は兄妹同然で育った氏真と直接戦うことになるのだが・・・。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第10話は3月12日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤(嵐)、岡田准一、有村架純、プレムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松重豊、阿部寛ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第11話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

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