「クイーンメーカー」第4−5話:出馬を決意したムン・ソリが大変身して快進撃を始める!
公開以来、韓国以外でも連日1位を獲得するなど大ヒット中のNetflixオリジナル韓国ドラマ「クイーンメーカー」。前回までにキム・ヒエ演じる主人公ドヒが仕えてきたウンソングループに反旗を翻し人権弁護士ギョンスクを市長に立候補させようとする様子が描かれた。気になる第4−5話のあらすじと見どころを紹介しよう。
●【Netflixシリーズ韓国ドラマ】【2023年配信ドラマ/映画、他】
「クイーンメーカー」は、2大カリスマ女優のキム・ヒエとムン・ソリ共演の選挙ドラマ。イメージメイキングの鬼才にして大企業の戦略企画室を自由に動かしてきたファン・ドヒが、“正義のサイ”と呼ばれて雑草のように生きてきた人権弁護士のオ・ギョンスクをソウル市長にすべく、選挙戦に飛び込んで繰り広げる物語を描く。【「クイーンメーカー」を2倍楽しむ】では各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、キャストなどまとめて紹介。
第4話あらすじ
轢き殺されそうになったドヒ(キム・ヒエ)。ドンジュ(キ・ドフン)の決死の活躍でジェミン(リュ・スヨン)の手下による犯行だと知ったギョンスク(ムン・ソリ)はこれまでの態度から一転して市長への立候補を決意。敵対していたドヒとも、ウンソングループ時代の汚いやり方を出そうとする癖を出したら手を組まないという条件で戦略パートナーになる事で合意。大胆にウンソングループ社屋の前で出馬宣言を行った。
ウンソン所属時代に敵対していた記者を味方につけ、ファッションやスケジュール管理のプロを雇ったドヒは他の候補を牽制しようと動き出す。一方、ギョンスクの立候補の裏にドヒがいる事を知ったジェミンはバックアップを担当していた議員から素人扱いを受け屈辱を味わう事に。
一方、ドヒの元夫ジュンソク(キム・テフン)は国民改革党の政策局長としてもうひとりの立候補者であるミンジョン(チョン・ギョン)のサポートに当たるが、ミンジョンはギョンスクの脇汗写真を面白がって、悪質なコラージュ写真を世間にばらまき始める。
選挙に向けた自由討論番組への参加を求められたギョンスク。ドヒはミンジョンも呼ぶようにと指示を下す。彼女はミンジョン候補のエステ三昧の私生活を突き止めていた。ジェミンの選挙の強力なブレインとして雇われたカール・ユン(イ・ギョンヨン)は、鋭い洞察力で直前にジェミンの討論番組出演を独断でキャンセルする。ギョンスクとミンジョンの討論が白熱し、ジェミンが脇役になる事を見越しての決断だったがジェミンはこれが気に食わない。更にイスル(ハン・チェギョン)との関係を妻チェリョン(キム・セビョク)にも見抜かれてしまう。
突然のジェミンの出演自体に、強力なサポーターの出現を感じたドヒ。ミンジョンを後援していた企業の会長に接触すると、後援者を蔑ろにするミンジョンの本性を告げる。会長からの経済的な支援を妨げられたミンジョンは本格的にギョンスクに敵意を抱き始める。
こうして始まった討論番組で、ミンジョンのエステ三昧を裏付ける映像が流され、ギョンスクとドヒの静かなる攻撃が始まる…。
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第5話あらすじ
討論番組でミンジョン候補への猛攻撃を仕掛けるドヒ。ミンジョンはエステ三昧の私生活が暴かれただけでなく、ミンジョンの政治資金を支援していた会長が所有する工場を住民の為に撤去すると公言せざるを得ない状況を作り、更にはミンジョンが手を出していた音大に通う男性も登場し、ミンジョンは困惑する。
収録中最後の休憩時間、ドヒは残る時間は好きに放送事故を起こせと告げると、ギョンスクは外見の印象の為に無理やり着用させられていたコルセットを放送中に脱ぎ捨てると正々堂々と戦う事を宣言。オーディエンスを利用して、ギョンスクとミンジョン、候補の一本化の話題が飛び出す。
放送を終え祝杯を交わすギョンスク陣営。一人離れて酒を飲んでいたドヒを捕まえたギョンスク。コルセットはもうつけないと宣言して、大胆な行動に出た彼女にドヒも大笑い。かつて敵同士だった女達に友情が芽生えた瞬間だった。
その頃、討論に参加しなかったジェミンも、妻チェリョンが子宮がんを患ったと嘘のエピソードで世間の涙を誘い注目を集めると、いよいよミンジョンは市民の注目を二人の候補に奪われ、ギョンスクと候補の一本化をして生き延びるほか選択肢はなかった。
ギョンスクは意を決して、かつて応援してくれた地元の人々の元を訪れるが、ジェミンの地域復興を蹴った彼女への怒りはそう簡単には収まらず、後ろ指をさされ野菜を投げつけられる。偶然通りがかった一人息子ヒョヌ(パク・サンフン)は母のそんな姿を黙って見ていられず問題を起こして油に火を注いでしまう。
ソン会長(ソ・イスク)は新たな事業を発表するが、ドヒの根回しで土地の再開発許可についての疑問を報道するキム記者。ソン会長は副市長を脅して、再開発の不正を隠蔽しようとするが、直後にドヒが副市長に接触。ソン会長らウン一族の一同は当然上手くいくと信じていた記者会見で、副社長が再開発工事の許可を取り消すと発表した事で大打撃を受ける事に。
痴呆を患う父の誕生日を祝って帰宅したドヒを心配するドンジュ。そこにソン会長が訪ねてくる…。
見どころ・感想
第4-5話では遂に立候補を決意したギョンスクがドヒが集めたプロフェッショナルの手で華麗に変身を遂げ、他の候補との競争を激化させていく様子が描かれた。その中で、ギョンスクXドヒ、ジェミンXカール・ユン、ミンジョンXジュンソクという市長候補とそのブレインが勢揃いした。ここからしばらくの間はギョンスクとミンジョン、そしてギョンスクとジェミンが互いの弱点を掴んで攻防戦を繰り広げ、市民の支持率を競う様子が描かれていくのだが、決して小難しい内容で視聴者を置いていく事が無いように注意が払われていて通称「サイ」と呼ばれたギョンスクの大胆な突進ぷりがコミカルで痛快だ。
ミンジョン役には昨年大ヒットを記録した「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で重要なキャストを演じたチン・ギョンが登場し、政治の為なら犠牲を厭わない狡猾でヒステリックな女性を時にコミカルに演じている。
今回の2話ではかつて敵同士だったギョンスクとドヒが徐々に友情と堅い信頼関係を築き上げていく姿が印象的で討論後の祝賀のツーショットシーンは観ていて心の和む名場面の一つだ。
終盤ではウンソングループの計画にも大打撃を与えたドヒ。ソン会長が家まで訪ねてきて緊張した空気が漂い、次の2話ではドヒはソン会長から、ギョンスクはミンジョンからかなり手痛い反撃を受ける事になり、ダークな展開が繰り広げられるので心して観てほしい。
選挙戦というカタいテーマながらも、愛憎や人情、心理戦、復讐など、ドラマファンを引きつける要素満載でハマる人続出の「クイーンメーカー」は、Netflixで一挙配信中だ。
■スタッフ
演出:オ・ジンソク
脚本:ムン・ジヨン
原題:퀸메이커(クイーンメーカー)
配信:2023年4月14日からNetflixで配信スタート
■キャスト
ファン・ドヒ役:キム・ヒエ
オ・ギョンスク役:ムン・ソリ
ペク・ジェミン役:リュ・スヨン
ソン会長:ソ・イスク
ソ・ミンジョン役:チン・ギョン
マ・ジュンソク役:キム・テフン
ウン・チェリョン役:キム・セビョク
ウン・ソジン役:ユン・ジへ
クク・ジヨン役:オク・ジャヨン
ユン・ドンジュ役:キ・ドフン
◇Netflix
◇YouTube予告動画
【作品詳細】【「クイーンメーカー」を2倍楽しむ】