現場に残されていたビーフシチューで事件の謎を解く直樹（井ノ原快彦）の姿は「警視庁捜査一課9係」の加納係長（渡瀬恒彦）のよう！「特捜9 Season6」（毎週水曜、よる9時、テレビ朝日）5月17日、第7話「行旅死亡人334番」放送！鑑識役でTravis Japanの宮近海斗が再登場！予告動画は番組公式サイトで公開されている。



井ノ原快彦が班長役を務め、シーズン6を迎える「特捜9」の第6話が5月10日に放送された。人気洋食店の店主・今井（大堀こういち）が殺された事件の鍵を握っていたのは作りかけのビーフシチューだった。前科持ちの従業員・岸川（山口大地）、投資詐欺で借金を重ね危ない筋に負われている息子の安彦（山口貴也）に容疑がかかるが、作りかけのビーフシチューと封が切られていない野菜ジュースに疑問をもった直樹（井ノ原快彦）がその謎を解いた。現場に残されている「どうでもいいようなもの」から事件を解決するのは前シリーズ「警視庁捜査一課9係」の加納係長（渡瀬恒彦）のようだと話題になった。

10年前に夫を殺されるために財産があることを吹聴して岸川に強盗に入らせたり、その夫が亡くなった後、投資詐欺を重ねる妻・美佐（黒沢あすか）の犯行にやや強引なものがあるものの、最後は岸川と安彦が和解して今井が残した店を二人でやっていこうとする姿はほっとするものがあった。

©テレビ朝日5月17日に放送される第7話には、鑑識・猪狩哲治役の伊東四朗とその下で以前働いていた若手鑑識官・佐久間朗役のTravis Japanの宮近海斗が登場する。宮近はシーズン1～シーズン4まではレギュラー出演していたが、Travis Japanが海外へダンス留学するため、劇中では海外研修に出ているという設定になっていた。全世界デビューを果たしたTravis Japanの一員として第7話にゲスト出演する。後輩の成長を認める井ノ原は「ちゃんと“成長して帰ってきた佐久間”になっているなと感じました！」とコメントしている。久々のドラマ出演に対して宮近は「ただただうれしい」と語っている。

宮近演じる佐久間と「伝説の鑑識」の猪狩は身元不明の女性を特捜班とともにどうやって見つけるのか？

■前回：第6話ネタバレあらすじ
人気洋食店の店主・今井信彦（大堀こういち）が厨房で頭部から血を流して殺害されているのが発見され、浅輪直樹（井ノ原快彦）ら特捜班が臨場する。鍋の中には煮込み途中らしいビーフシチューが残されており、仕込みの最中に何者かに襲われたものと思われた。さらに厨房には封が切られていない野菜ジュースがのこされていた。直樹は作りかけのビーフシチューと野菜ジュースがどうしても気になっていた。

今井は味に厳しい職人気質の料理人で、妻亡きあと、息子の安彦（山口貴也）と２人で店を切り盛りしていたが、５年前に父子は激しく衝突してしまった。仲違いした末に、安彦は出て行ったという。遺体の身元確認にやってきた安彦は「遺産はどうなるんですか？」と金にしか興味がないようにいう。そして、800万円くらいがほしいといいだしたのだ。

そして３年ほど前からは、岸川恭弥（山口大地）という従業員が今井を手伝ってきたが、店の看板メニューであるビーフシチューに関しては今井が工程のすべてを担当していて、岸川はまだ何も教えられていないという。

ところが、現場の遺留指紋を照合したところ、衝撃の事実が判明する。なんと岸川は未成年だった10年前、強盗致死事件を起こし、少年院に送致された過去を持っていたのだ。

しかも殺された今井が３週間前、800万円という大金を預金からおろしていた事実が浮上。もしや、岸川が金銭目的で殺害したのか。高尾真由（深川麻衣）は岸川が犯罪を犯したと思い、厳しい口調で質問するが、岸川は真由の質問には答えない。そんな中、直樹は岸川の靴が泥で汚れていることに気づく。

安彦は投資詐欺にひっかかったようで勤め先に800万の前借りを申し出て断られていた。詐欺グループの島本の家を襲い強盗しようとしたが、見付かった。そのとき、島本は岸川を見ていた。島本は安彦と岸川がぐるになっていると考えた。

今井の行動を追っていたところ、岸川が殺してしまった被害者・松井宅を訪問していた。妻の美佐（黒沢あすか）の言うところ、従業員が罪を犯したことを許してほしいといって800万円おいていったという。お金に困っていたためにそのままもらったと美佐は話した。

そんな中、監察医の早川（原沙知絵）は料理教室で岸川をみかけていたと話す。直樹たちは料理教室へ行くと、講師が「いつもはおとなしい」岸川が時短料理について熱心に質問していたと話した。それを聞いた直樹はビーフシチューの時短のために岸川がなにかしていたと考えた。案の定、岸川は実はすでにシチューのレシピを教えてもらっていて、その上で今井の負担を減らせるようにと野菜ジュースを使う方法を考案していたのだ。

第一発見者は岸川だった。岸川は安彦が犯人だと思って凶器を隠すために泥の中にはいり靴が汚れていた。しかし、真犯人は安彦ではなかった。投資詐欺の犯人として疑われているリストに入っていた美佐だった。美佐は今井が岸川を許してやってほしいと尋ねてきた時に、うっかり口を滑らせて、安彦が投資詐欺にあっていることを今井に話してしまった。息子がだまされていることをなぜ美佐が知っているのかと疑問に思った。その今井の口を封じるのと同時にレストランに金があることを知っていた美佐は早朝に今井を襲った。その際、自分の血液が切ったジャガイモについているのをみてビーフシチューの中に入れた。

岸川が考案した時短の作り方ではなく、美佐の作り方になっていたため、ジュースの封は切られていなかったのだ。直樹がその謎を解いた。

安彦は岸川にわびをいれ、一緒に店をやってほしいと頼んだ。岸川は今井のような人が父親だったら自分も道をはずさなくていいのにと思っていたといい、二人は一緒に店をやることにした。

■第7話あらすじ
警視庁が公開している身元不明遺体の似顔絵を見たという女性・関口エリ（宮田早苗）が、その似顔絵が娘に似ていると抗議にやって来た。娘は生きているという。疑問を抱いた浅輪直樹（井ノ原快彦）は、エリから詳しい事情を聴くことにした。

萌絵は10年ほど前、劇団女優を志して家出同然で上京し、８年前には舞台を見たという。その後は会っていないが、毎年、エリの誕生日には萌絵からプレゼントと直筆の手紙が届くという。エリは服装なども萌絵の好みとは違うが、似顔絵があまりにもそっくりなのが解せないと話す。

手がかりを求めて劇団を訪ねたところ、代表の松島信人（おおたけこういち）、劇団出身の声優・小川奈央（北原里英）は、萌絵は６年前に理由も言わずに劇団を辞めたと証言した。

その後、３年前に萌絵の姿を見たという人物が浮上する！

テレビ朝日　2023年4月5日スタート。毎週水曜日よる9時放送、「特捜9 Season6」。出演：井ノ原快彦、羽田美智子、向井康二（Snow Man）、津田寛治、吹越満、田口浩正、山田裕貴、深川麻衣、中越典子、原沙知絵、中村梅雀ほか。番組公式Twitterアカウントは「@5drama9tokusou」。PR動画は番組公式Twitterで視聴できる。

◇テレビ朝日「特捜9 Season6」番組公式サイト
◇テレビ朝日「特捜9 Season6」番組公式Twitter

【2023春ドラマ】【関連記事・各話のあらすじ】