最終章へ!NHK「上陽賦~運命の王妃~」第39話:宮殿での再会、“母儀天下”の天命を受け入れる王ケン|43話版
蕭キ(ジョウ・イーウェイ)と王ケン(チャン・ツィイー)が皇都に戻ってきたことで、いよいよ最終章へ突入!NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で5月28日放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第39話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。
「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。
※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。
■キャスト
⇒押さえておくべき5人
⇒比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
ほか
■第39話:宮殿での再会と、“母儀天下”天命を受け入れる王ケン
10万の兵士たちと共に皇都に戻ってきた蕭キ(しょうき)は、逆賊の罪を一時的に免じ都入りを許すという詔書に納得せず、「自らの意思で戻ってきた」と、詔書の撤回を求める。報告を受けた皇帝、馬子澹(ばしたん)は、腹を立てながらも自ら迎えに現れ、身分の回復を認める。ほかの要求を聞かれた蕭キは、棟羽山の変の真相を解明したいと告げ、子澹は蕭キ自ら調査することを認める。
宋懐恩は、帰宅して王ケンたちの様子を聞きたがる玉岫に気分を害し、お前はもう侍女ではない、粛毅伯の妻なのだと注意を促す。
豫章王の屋敷に戻った王ケンは、徐女官から静(せい)を王夙に預けたと聞く。さらに王ケンが拉致された後、蘇錦児(そきんじ)が一人で戻ってきて皇帝の側室になったと知った王ケンは、「蘇錦児が裏切り者だ」という賀蘭箴(がらんしん)の言葉を思い出し、不安を膨らませる。
後日、王ケンは屋敷に訪ねてきた王夙から、静が自分の子供だと嘘をついて江南の顧采薇の元に残してきたと聞く。王ケンは、嘘が人を助けることもあると言い、もし父、王藺(おうりん)が生きていたら許せるかと問われ、肉親だものと亡き父を思い出す。
唐競(とうけ)は蕭キに、「蕭キ殺害計画」は皇太后の命令と報告する。だが、禁衛軍の到着が早すぎること、皇太后が愛息を死地に行かせるはずがないということから、2人は黒幕は別にいるという考えを共有する。
一方、慈安寺の王藺は、懐恩が蕭キに会っておらず、玉岫も王ケンに会わせていないことから、彼に、蕭キにとって代わりたいという気持ちが膨らんでいると見抜く。
錦児は王ケンが動かないことに不安を募らせていた。そんな中、王ケンは皇太后の見舞いに行く途中、錦児を訪ね、錦児の妊娠を知り賀蘭箴の言葉が真実だったと確信する。2人きりになり、裏切った理由を尋ねるが、錦児は答えず恨み言を口にする。「哀れな人間」と呟く王ケンに、「今や私は皇帝の賞愛を受ける貴妃、あなたは罪人の妻。哀れなのはどちら?」と言い返し、皇帝の子を身ごもった自分は王ケンに劣らないと挑戦的な目を向ける。王ケンはそんな錦児に絶縁を言い渡し、今度牙をむいたら容赦しないと告げ、帰る。
宮中で王ケンを見かけた子澹は、そっけなく立ち去ろうとする彼女に、「そなたのために全てを捧げ、自らの人生をも汚したのに、これ以上どうしろと言うのか」と問う。「名君にお練りください」の一言でその場を立ち去る王ケンは、皇太后の元へ。弱り切った姿を見て驚く王ケンに、自分が間違っていたと謝る皇太后。王ケンは、叔母様と呼んで「馬静」が生きていると伝える。
その頃、胡瑶は蕭キが忽蘭を倒し、王ケンを助けて入城したという噂を聞く。豫章王府へ馬を走らせ、棟羽山での出来事を報告する。蕭キは改めて胡光烈に生かされたのだと知り、光烈や寧朔軍の兵士たちの名誉の死をあいまいにできないと強く誓う。蕭キとともに兵士たちの墓前に立った王ケンも、亡き兵士たちに謝意を告げ、蕭キと共に遺族を守ることを約束する。
王ケンは徐女官に、辺境の地で戦や王位をめぐる骨肉の争いを目の当たりにし、国の混乱のために民たちが塗炭の苦しみを味わう姿を見たといい、自らの使命である“母儀天下”を再認識する。そして皇族と王氏を親に持ち、豫章王の妻となった自分は、皇族と寒門のどちらにも使命を果たすのが、課せられた天命だと話し、それを受け入れる決意をする。
※母儀天下は、“天下の母”という意味、詳しくは下の見どころで。
蕭キが部下と共に白い布をまとって剣を持ったまま太極殿に現れる。驚く大臣たちを前に、棟羽山での無念の死を遂げた兵士たちの潔白を認め、皇帝自らが弔ってほしいと願い出る。彼らの無念の死の上で士族や大臣たちが生き延びている。願いを聞き入れないなら承知しないと言う蕭キを言葉に、最初に賛同したのは懐恩だった。
■見どころ
胡瑶と蕭キの再会シーンで、蕭キが気を失った後、両軍全滅の中、胡光烈が蕭キの身代わりになったこと、現皇帝に蕭キと寧朔軍の無実を訴えたが、聞き入れてもらえなかったことを報告する。詳しくは第32話で。
後半、王ケンが自身に課せられた運命を再認識する場面。王氏の第1の家訓“母儀天下”は「女を重んじよ」ではなく、“天下の母”という意味で「一国の母になって皇帝を補佐しろ」と言うこと。父、王藺はこの言葉の意味に気づかなかったが、この言葉は前漢・宣帝~元帝の後宮における女性の生き様を描いた「クィーンズ 長安、後宮の乱」(2008年)の原題としてもつかわれており“中国の歴史書にも度々登場する。
ラスト、蕭キの訴えに最初に賛同した懐恩。そんな懐恩を、第40話では子澹が抱き込もうとする。蕭キへの恩義と出世欲の狭間で、懐恩の心は揺れ動く。残り4話をお見逃しなく。
■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント
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◇NHK番組サイト
◇予告編
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