NHK「上陽賦~運命の王妃~」第41話:露呈した蘇錦児の嘘、引き返せない宋懐恩|43話版
蘇錦児の嘘が露呈し、いよいよ王藺が最後の計画を始める!王ケン(チャン・ツィイー)と蕭キ(ジョウ・イーウェイ)は…NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で6月11日放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第41話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。
「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。
※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。
■キャスト
⇒押さえておくべき5人
⇒比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
ほか
■第41話:露呈した蘇錦児の嘘、引き返せない宋懐恩!
蘇錦児は酔い覚ましを持って式乾殿に入る。中では皇帝、子澹が酔いつぶれており、錦児はそっと玉璽を持ち出す。その時、王ケンの名をうわごとで呼ぶ子澹の傍らに描きかけの王ケンの絵を見た錦児は、酔い覚ましでそれを汚して立ち去る。目覚めた子澹は絵が汚れているのを見つけ、錦児の元へ。そなたの仕業かと問い詰める子澹に怯える錦児だが、子澹の怒りが玉璽のことではなく絵のことだと知って「私がやりました」と開き直る。子澹は「永遠に阿嫵=王ケンには及ばぬ」といって立ち去る。
その頃、蕭キと王ケンの子供となった小禾(しょうか)は、胡光烈たちの仇を取ると、弓矢の鍛錬に励む。「復讐心を煽らないで」と蕭キに頼む王ケン。だが、棟羽山の一部始終を見た小禾の胸には教えなくても恨みを抱くだろうと言い、相手が誰であれ仇を取ると蕭キ。そして王ケンが何かを隠していると感じ取った蕭キは、一人で悩むなと声をかけるが…。
その後、玉璽を手に入れた王藺は王夙に懐恩を呼ぶよう命じる。子澹に呼ばれたことを王藺に知られていると観念して懐恩は、蕭キが反乱を起こしたらどうするのかと問う。王藺は仮にも現、皇帝である子澹に宣戦布告すれば反乱となる。そうなれば江南の兵を動員して蕭キを打つ。そして先帝の密書を出して静を皇位に就けると、計画を話す。先帝の密書があったことに驚く懐恩だが、これは王藺が偽造したものだった。
そんな中、王ケンの母・馬瑾若(ばきんじゃく)の命日が近づき、徐女官は1人で慈安寺の部屋を掃除する。その時、赤ん坊の泣き声がして見に行くと静をあやす王安(ズオ・チャオ)を見つけ驚く。なぜここに静がいるのかと問い詰める徐女官の前に、王藺たちと密談をしていた王夙が姿を見せて「ここに匿っている」と説明するが、懐恩が姿を見られてしまい、徐女官を刺してしまう。
一方、夜になっても徐女官が戻ってこないのを心配した王ケンは、蕭キとともに慈安寺へ向かう。母の部屋には王夙がいた。なぜここに居るのかと問われた王夙は、数日前に母の夢を見てやってきたと答え、徐女官については見かけなかったと答える。赤ん坊の声についても聞かなかったと言う。蕭キは唐競に命じて部下に裏山を探させるのと同時に、王夙についても見張れと命じる。
夜を徹して裏山を探した兵士たちが徐女官の遺体を発見。遺体は亡き母の隣に埋葬し、王ケンは墓前で泣き崩れる。手掛かりをつかんだ蕭キは、王夙が関与していると伝える。信じたくない王ケンだが、王夙を母の墓前に呼び出し本当のことを言ってと迫る。王夙は「不慮の事故だった。既に賽は投げられた。王氏のためにやるしかない」と答え、皇都は混乱し朝廷は危険だから蕭キと共に寧朔に帰れと続ける。王ケンからこれを聞いた蕭キは、王夙の後ろにいる人物をおびき出すために一芝居打つことに。
その頃、錦児が男児を出産する。喜ぶ子澹だが、赤ん坊の様子がおかしいと気づく。呼ばれた申太医は生まれた子が皇帝の子でないと真実を告げ、職を辞して故郷に帰り二度と戻らないと、許しを請う。子澹は錦児に、誰の子を産んだのかと問い詰めると、「強要されたのです」と訴え、「子澹だけを愛してきたのに、子澹の心は私になかった」と子澹を責める。兵に連行させようとしたとき王ケンがやって来て、後は任せてと錦児を外に連れ出す。
王ケンが差し出す酒を毒酒だと思う錦児は、憎まれ口をたたいて飲み干す。そして自分の人生が子澹と王ケンのためにあったと話しだし、身寄りのなかった自分に名前をつけてくれたと過去を振り返り、「死をもって償います」と謝る。王ケンは同じ酒を口に運び、「この酒を飲めば、全てのことが過去になる」と飲み干す。そして江南に住まいを用意したと、赤ん坊を渡して身分を隠して幸せに暮らしなさいと、去っていく。錦児はひざまずき、「お姉さま、お元気で」と涙ながらの頭を下げる。
徐女官を手にかけたことで王藺の計画に協力するしかない懐恩。王藺から預かった証拠の密書を蕭キに見せれば、蕭キと子澹の関係は完全に決裂する。都に滞在する寧朔軍を率いて蕭キが反旗を翻すのはたやすい。悩んだ懐恩は、結局、妻の玉岫と共に蕭キと王ケンの元に挨拶に行くことに。屋敷を訪ねてきた懐恩夫婦を歓待する蕭キと王ケン。蕭キと二人になった懐恩は、対峙した際の無礼を謝り、罵倒してくださいと跪く。そして棟羽山の変で濡れ衣を着せられた仲間たちのために、半年の間調査してきたと話し、重要な手掛かりを見つけたと密書を差し出す。
■見どころ
王夙にとっても徐女官は母同然の人物。涙を流しながらも父、王藺に従う。また懐恩にとってこれで引き返せなくなった。前途ある2人を操る王藺。わざわざ静の泣き声を徐女官に聞かせたのか?信じたくないが、王夙が聞いた「王ケンだったらどうしたか?」と問いに、「迷っただろう」と答える王藺の答えに、すべてが王藺の仕向けたことだと感じさせる。その後、王藺は護衛兵の拠点立った秋風荘(しゅうふうそう)に移り、ここがその後の王藺の乱の拠点となる。
一方、皇帝以外の子を産んだ錦児。本来なら処刑されるところを王ケンが救ってくれた。別れのシーンでは、これまで「王ケン」と呼び捨てにしていた錦児が、「お姉さま」と呼んで謝る。王倩以上に王ケンを苦しめた錦児に対して恩情を示したのは、幼少期から姉妹同然に育ってきた錦児への愛情と、叶わぬ子澹への思いに同情したからだろう。ここが、利己的だった王倩(せん)を許さなかった王ケンの対応の違い。それにしても玉璽より王ケンの似顔絵に気を取られる皇帝、子澹があまりにも不甲斐ない。
■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント
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