BTS・SUGA、「早く7人で日本ツアーをしたい!」坂本龍一との思い出、『スラムダンク』の推し、メンバー愛の詰まったギター弾き語り映像も披露した「バズリズム02」番組レポ

2023年06月03日05時00分芸能
日本テレビ系「バズリズム02」にゲスト出演
画像出典:番組インスタグラムより

グローバルグループ・BTSのリードラッパーであるSUGAが、6月2日(金曜25:04~)放送の日本テレビ系「バズリズム02」にゲスト出演し、ファンが聞きたい10の質問をバカリズムがインタビューした。

6月2日~4日に開催されるワールドツアーの日本公演『SUGA | Agust D TOUR 'D-DAY’ in JAPAN』のため来日したSUGA。同番組への出演は2020年のリモート出演から3年、番組チームの熱烈なラブコールに応え、ついに出演が実現した。



番組は、「SUGAに今、聞きたい10のこと」と題して、街で見つけたSUGAの熱狂的なファン(ARMY)たちから集まった68問の中から厳選された10の質問を厳選。質問は10枚のカードにされ、トランプのババ抜きのようにSUGAがひいて、その質問についてSUGAとバカリズム、市來玲奈(日本テレビアナウンサー)とでトークする形で行われた。

オープニングトークで、久々の来日について聞かれたSUGAは「3年ぶりの日本コンサートなので楽しみにしてる」と答え、「レストランの予約もしています」と嬉しそう。

①音楽活動で欠かせないものは?

「みんなが聴ける音楽を作るために、まずは売れ行きを考える。」とさすが世界を席巻させたBTS。ファンだけでなく、一般の方も意識して、聴く方にあわせて曲作りをするそうだ。音楽制作に必要なものとして挙げたのは「ノートパソコン」最近はプログラムが優れているので、ノートパソコン一つで全て作れるので、ノートパソコンを持ち歩くそう。最近は楽譜を書くことがないらしく、メモも使うが、もっぱら思い付きは録音をする派。

②日本でのライブどんなライブにしたい?

「3年ぶりのコンサート。7人で来れたらよかったのですが、兵役中のメンバーもいるために、1人でのツアーになったが、それも楽しみ。3年間の空白があったが、ファンがたくさん愛してくれるので感謝の言葉を伝えたい。」

③ツアーに向けてメンバーからメッセージは?

4月から始まったツアー。長期にわたるためにメンバーがとても心配してくれて、いつも以上に健康に気を付けたが、風邪をひいてしまったと、番組内でもコンコンと咳をする場面も。「ジャカルタ公演の時は、公演中に咳がたくさん出て苦労した」と振り返った。メンバーの話しになると、「『頑張ってるね!』っていつも応援してくれる」と嬉しそうに話し、「ツアーで使うギターにメンバーがメッセージを書いてくれた」と、BTSメンバーサイン入りギターで練習する貴重映像も披露された。

グループとしてやりたいことについては、「一日も早くまた7人で日本でツアーをしたい。2020年にツアーの計画があったが、コロナで取り消しになり、日本ツアーやスタジアムも計画していたができなかった」と残念がり、「3年が過ぎたことによって、またメンバーを待たなければならないので、2025年にならないと7人が揃わない。それが残念で、みんなが集まればBTSでツアーやアルバムも出したい」と、早くも心は2025年?

④NBAアンバサダー就任で嬉しかったことは?

大のバスケ好き、学生時代に自身もバスケットボールをやっていたSUGAは今年4月にNBAアンバサダーに就任。「実のところ、僕はNBAを広告するような人ではない。僕よりNBAが有名ですし、アンバサダー必要?と思った」と謙遜。スポーツの中でも特にバスケットボールが好きなSUGAは、子供のころからたくさん見ていたNBAと仕事をすることがとても光栄と語り、「バスケがとても好きで、『スラムダンク』も大好きで、漫画も全部持っている」と明かした。そして推しはシューティング・ガードの情熱の男、三井寿で、韓国でも同作はとても人気で、SUGA自身も映画版を劇場で鑑賞したとのこと。

⑤ソロアルバム「D-DAY」のポイントは?

「D-DAY」はSUGAが作詞作曲を担当し、韓国では発売初日にミリオンを達成!SUGAの名前ではなく、Agaust Dという名前で出した3部作の最期のアルバム。苦しく大変だった瞬間が終わるようにアルバムを作ったそうで「アルバム制作作業中は大変だったが、これを出して心が楽になりました」と振り返った。

また、楽曲作りについては「ツアー中も作曲をしているが、特定の状況で思いつくとよりは、トイレで思いつくもあるし、ひらめきや直感などに対して、特に大衆作曲家たちはもっと誠実でなければいけない。メディアで何かを見て急に思いつくことはなくて、こうして座って作業する方が思いつく」と真摯。

⑥坂本龍一さんとの楽曲制作のキッカケは?

子どもの頃(映画『ラストエンペラー』を観て)坂本龍一さんのファンになりました。幼い頃、私が作曲をする際、坂本龍一先生の曲はインストがメインなので、サンプリングをするときそのインストでたくさん練習をしました」。ここでSUGAがインスタグラムに上げた『戦場のメリークリスマス』を弾く姿も紹介された。

「お会いしたいと思っていたのですが、体調がすぐれないにも関わらず会ってくださって『Snooze』という曲をほぼ完成させた状態で、『先生にもしご迷惑でなければピアノに参加していただけますか?』とお願いしたところ、快く引き受けてくれました」尊敬の念を言葉にした。「(実際に会ってみて)とても素敵な大人で。私の父親より年長なのにとても考え方がおしゃれで初めて会ったんですが、昔から知っていたような気がして、会話中、とても幸せでした」と憧れの人との対面を回顧。

⑦オフの日は何をしている?

「休む時は特にやることはないので…何してるかな?」と一瞬考え込み、「休みがあれば前日にお酒を飲みます。休みの日はダラッと寝ています」と意外な一面も。好きなお酒はウイスキーで、日本のウイスキーが好きらしいが、「最近はすごく高くなってしまって…」と残念そう。「ライブ前にバンドとウイスキーをショットで飲む」とこれも驚きの発言。人によって違うだろうが、SUGAはアルコールによってのどが痛んだりしないタイプらしく、「テンションが上がるので。身体の熱が上がるとのども緩む」と理論的?

⑧作曲家やプロデューサーになりたかったって本当?

「デビュー前、エンジニア・作曲家として活動をしてデビューしたので、もしBTSにならなかったらそのまま作曲家をしていたかも」と話すと、その才能が今、BTSで発揮されているという市來アナの言葉に照れたのか、うつむいて「ありがとうございます」と感謝の弁。「歌詞やメロディーは1人で悩みながら書くが、ビートを作るときはみんなでビールを飲みながら楽しく作る」と語った。

時間の関係で「今までで1番のハプニングは?」「よく聴く日本の曲は?」の2問を残して3人でのトークは終了した。

冒頭で流れたインタビュー映像で、感動して涙するファンを思い出したのか、「ファンの方が泣きそうなのを見ると心が痛む」とどこまでもARMY思いで優しく、「僕は度々(日本に)来たいし、公演もたくさんしたいんですが、今回3公演しかできなくて惜しい。次は7人でツアーをできる日を待っています。」と、ファンが一番聞きたい言葉で締めくくった。

インタビューの後は、iTunesチャート世界86の国と地域で1位を獲得した新曲「Haegeum」のミュージックビデオが披露された。

YouTube|Agust D '해금 (Haegeum)' Live Clip (full ver.) | SUGA: Road to D-DAY

日テレ「バズリズム02」番組サイト