【最終回ネタバレ】NHK海外ドラマ「アストリッドとラファエル2」第8話“無実の罪”でテツオとウイリアムも大活躍!

2023年07月10日10時50分ドラマ
NHK番組サイトより

7月9日(日)23時よりNHK総合でフランス発の大人気ミステリー「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」(全8話)の最終回、第8話“無実の罪”が放送された。ドラマのネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。7月23日よりシーズン3が放送スタート。NHKプラスで見逃し配信、番組サイトで関連予動画が公開されている。



「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」は、犯罪資料局の文書係として働く頭脳派のアストリッドと、猪突猛進型の警視ラファエルの女性コンビが難事件の解決に挑むフランス発のミステリードラマ。

次回7月9日に放送されたシーズン2の最終回では、アストリッドの職場である「犯罪資料局」で立てこもり事件が発生、なんと人質に囚われたのはアストリッドとラファエルだった。ドラマの視点は現在と数時間前の出来事が入り乱れ、逃亡犯の冤罪を晴らすために刑事局のメンバーのみならず、テツオや「社会力向上クラブ」のメンバーまでが動き出すという、複雑なストーリー展開をみせた。

そんな中、ウイリアムとアストリッドの出会いも描かれた。犯罪資料局のメンテナンスを担当しているウイリアムから、秘密の出入口を教えてもらったことが、事件を解決する大きな鍵となり、2人がそれぞれの特性や才能を認め合う関係だということも回想シーンを通して知ることができた。

今シリーズでは、アストリッドとラファエルの友情も堅固なものになった。それぞれ相手の「指ぬき」と「方位磁針」として、相手を思い尊重し合う姿がなんとも嬉しい。

アストリッドとテツオ・タナカの信頼関係が深まっていく一方、ラファエルとフォレスト検事は決定的な破局を迎えてしまった。その結果、出世を望むフォレストの足を引っ張った報いとして、今後アストリッドが捜査に関わることを禁じられてしまった。

負傷したラファエルに高圧的な態度を取ったフォレスト検事をニコラが思わず殴り倒してしまったのは爽快なシーンだった。とはいえ、上司に対しての暴行…どんな処罰を受けるのかと思いきや…ここは意外にあっさり不問に。その代わり、フォレスト検事はラファエルへの嫌がらせとして、アストリッドを「越権行為」を理由に遠ざけようと画策したのだ。

7月23日から放送が始まるシーズン3では、アストリッドが捜査を続けていくために、2人は協力してさらなる困難に立ち向かうことに!

■最終回:第8話 「無実の罪」あらすじ
アストリッドが務める犯罪資料局で立てこもり事件が発生。現場に赴いたフォレスト判事が犯人と交渉を試みると電話に出たのは何とラファエルだった。

その日の朝、アストリッドの前にマリッサという女性が現れ、殺人犯にされたとえん罪を訴えたことが発端だった。アストリッドはラファエルにマリッサを紹介し、彼女を秘密の抜け道から犯罪資料局に招き入れた。

冤罪の証拠を探すため当時の資料を調べているとき、局の職員に部外者であるマリッサがいるのを見つかってしまう。すると、マリッサは隠し持っていた銃を取りだし、職員を人質にとった。実はマリッサは息子の死が原因でアルコール依存症になり、自助グループAAの後見人イクセットを殺した罪で服役中だったのだ。マリッサが脱獄犯だと知ったアストリッドとラファエルだったが、彼女の無実を証明することに協力、資料を調べ始め、今回の立てこもり事件に発展してしまったのだ。

その後すぐ犯罪資料局は警察に制圧されたが、マリッサは逃亡。刑務所から逃亡中だったマリッサを資料局に入室させたアストリッドとラファエルも逃亡補助罪に問われ勾留されてしまう。国家警察監察総監(IGPN)からの取り調べを受けたラファエロは、マリッサが再審を要求していただけだと話し、その間にアストリッドが事件を調べなおしていたことを明かす。

マリッサはイクセットから電話で呼び出され、殺害現場に行ったこと、そして、イクセットの遺体を見て動揺し、大量に酒を飲んでしまったことを認めていた。検察は、イクセットから連絡を受けたマリッサは、飲酒がバレて子供の親権を奪われると思い、後見人であるイクセットを殺害したとし、マリッサの靴底から殺害現場にあった、炭酸ナトリウムとシリカが発見されていたことが決定打となり、有罪となった。

アストリッドはその証拠こそが冤罪の元だとし、事件当日自助グループAAの会合に出席していたメンバーの中に、犯人がいると考察する。マリッサはその日会合に出席していなかった。自助グループの会合場所はガラス工場跡地で、炭酸ナトリウムとシリカが靴底に付く可能性があったのは会合に出席していたメンバーだったからだ。勾留中のアストリッドはテツオに連絡をとり、ウイリアムと共に犯罪資料局にある資料を取ってきてくれるように頼む。

その後、ニコルたち刑事課のメンバーもアストリッドに協力し、資料を彼女の手に届ける。そんな中、ラファエルはマリッサがアストリッドを頼ったのは、以前アストリッドによって逮捕された受刑者から話を聴いたからだときづき、マリッサの本当の目的が、自分の冤罪を晴らすためではなく、7年前に息子をひき逃げした犯人を探し出すことだったと知る。

事件の日、マリッサはイクセットから息子をひき逃げした犯人を見つけたと電話を受けていた。イクセット殺害犯は、マリッサの息子を殺した犯人でもあったのだ。ウイリアムとテツオ、そして「社会力向上クラブ」のメンバーたちは、当時会合に出席していたメンバヘたちを尋ね歩き、アンドレ・ムーグが犯人だと突き止めた。ムーグの居場所を見つけ出したラファエルは、フォレスト判事の許可を得てムーグ確保に向かう。

ところが、マリッサが先にムーグを見つけ、彼を屋上から飛び降りるように脅していた。ラファエルはマリッサわ説得しようとするが、ムーグがマリッサから銃を奪おうとし、もみ合いになった2人に駆け寄ったラフェエルが銃弾を受けてしまう…。

マリッサは自分が息子への復讐のために、あえて冤罪を受け入れ服役し、アストリッドに助けをもとめたことを認める。被弾したラファエルは軽傷ですんだ。マリッサの有罪判決は破棄され、ラファエルへの嫌疑は晴れ、そしてフォレスト検事を殴ってしまったニコラも不問に。しかし、これまでのアストリッドの越権行為(取り調べをするなど)が検事局で問題となり、アストリッドを今後捜査に参加させることができないことになってしまった。

■キャスト
アストリッド・ニールセン(サラ・モーテンセン:貫地谷しほり)
ラファエル・コスト(ローラ・ドベール:林真里花)
二コラ・ペラン(ブノワ・ミシェル:川田紳司)
アルチュール・オンギャン(メレディン・ヤクビ:中村章吾)
アンリ・フルニエ(ウスキ・キアル:佐々木睦)
カール・バシェール(ジャン・ルイ・ギャルソン:藤真秀)
テオ(ティミ・ジョイ・マルボ:宮瀬尚也)
ウィリアム・トマ(ジャン・ブノワ・スイル:粟野志門)
テツオ・タナカ(ケンゴ・サイトウ:中川慶一)
マティアス・フォレスト(ユベール・ドゥラトル:おかやまはじめ)

原題:Astrid et Raphaëlle
制作:2021年 フランス

【放送予定】NHK総合 2023年5月21日(日)夜11時より 全8話
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:英語)| 字幕放送有り]
(放送日時は変更になる場合があり)
NHK「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」番組サイト
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