NHK海外ドラマ「アストリッドとラファエル3」第1話“フィクションの天才”あらすじと第2話予告

2023年07月24日09時48分ドラマ
NHK番組サイトより

7月23日(日)に放送されたNHK総合でフランス発の大人気ミステリー「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」(全8話)の第1話“フィクションのり天才”のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。第2話“死を忘るなかれ”は7月30日に放送される。NHKプラスで見逃し配信、番組サイトで関連予動画が公開されている。



「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」は、犯罪資料局の文書係として働く頭脳派のアストリッドと、猪突猛進型の警視ラファエルの女性コンビが難事件の解決に挑むフランス発のミステリードラマ。

7月23日に放送されたシーズン3の第1話では、天文物理学者が晴天の夜に落雷で死亡するという超難事件が発生。今回が一緒に捜査できる最後の事件だと知っている2人は、一刻も早く事件を解決したいという思いと、できるだけ長く一緒に捜査していたいという両極端の思いにかられながら捜査に挑むことに。

毎週火曜日、夕食を共にする習慣が定着している仲の良い2人が、互いに相手の気持ちを思いやる様子にホッコり。シーズン2までのメインキャストも自己紹介を兼ねた得意分野を披露しながら登場し、世論を大きく動かした事件はラファエルの直観とアストリッドの分析力でどうにか解決に導くことができた。その功績が認められたアストリッドは、ラファエルからの後押しもあり、今年中に「司法警察官試験」に合格することを条件に捜査に参加できることに。

ドラマラストではテツオ・タナカとアストリッドの関係が、触れ合わず、キスもしない“恋人”に発展していく様子が、繊細にそして微笑ましく描かれた。一方、ラファエルは、フォレスト検事にパンチを食らわせ、刑事としてのたくましさを見せ始めたニコラに恋心を抱くように。しかし、ずっと想いを寄せてくれていたはずのニコラは、アルチュールの妹と付き合い出していて…。今シーズンもラファエルの恋は大波乱の予感。

次回7月30日に放送される第2話では、修道院で修道士が侵入者によって刺殺されるという事件が発生。アストリッドは、捜査への参加を継続するための条件である年内の司法警察員の試験合格を目指し、まずは警察学校の入学試験に挑むことに。

■前回:第1話「フィクションの天才」ネタバレあらすじ
有名な天文物理学者アルダンの遺体が天文台で見つかる。アストリッドはアルダンに雷に打たれた形跡があることを指摘する。しかし、死亡時刻は天気が良く、雷は発生していなかった。アルダンはその日、記者会見で「衝撃的な発表」をする予定だった。

バシェール警視正から、越権行為が問題視されているアストリッドの、捜査への参加は今回が最後だと告げられたラファエル。どうにも納得はいかなかったが、アストリッドにそのことを告げられずにいた。一方、アストリッドは自分が今後捜査に関われないことを認識しており、その事実をラファエルが受け入れられないのではないかと苦慮していた。

アルダンの自宅を調べに行ったラファエルとニコラは、黒ずくめの覆面姿の女と遭遇、ニコラが追いかけると、彼女は階段を転げ落ち、足に負傷を追いながらも共犯者とともにバイクで逃げ去って行った。アストリッドは、女がアルダンの家から盗み出そうとしてた赤い手帖を調べることになった。「社会力向上クラブ」のメンバーに助言を求めると、天文学に詳しいメンバーが、アルダンが非公開の静止衛星を発見していたことを教えてくれる。

捜査が進む中、「プラン・グローバル」(闇の政府による支配計画)を信じる陰謀論者のエレナ・カンベルが監督を務めたドキュメンタリーが発表された。その中でアルダンが赤い手帖を見せ「このノートが誰かを失脚させる」と意味深な発言をしていたことから、SNSでは国家の陰謀を暴こうとして口封じされたと話題になった。

エレナの恋人でジャーナリストのサンクレールが、テレビ番組でアルダンの死には政府が開発中の秘密兵器が関与していると発表。ラファエルがエレナとサンクレールを拘留すると、政府が口封じのために2人を捕らえたと抗議が殺到しデモまでおきてしまう。

世論を重く見た警視総監は2人をただちに釈放するよう通達、釈放されたエレナは、自分が妊婦であるにもかかわらず、警察から暴力を受けたとSNSで訴える。エレナの怪我はアルダンの家に盗みに入ったときに負ったものだったのだが…。

ドキュメンタリー映画の編集内容に疑問をもったアストリッドは、ウイリアムの恋人でハッカーのベレジンに編集前の映像を入手してもらう。ラファエルたちと確認したところ、アルダンは闇の政府の存在は否定しており、非公開の静止衛星を保持しているのは企業に違いないと断言していた。そんな中、監察医フルニエから助言を求められたアストリッドは、アルダンの遺体の表面から炭酸ソーダが検出されていることから、ソーダ水を浴びて通電率を高められた後、スタンガンで感電させられたという推理を導き出した。

そして、元の映像から、エレナとアルダンが関係をもっていたことに気づいたラファエルは、サンクレールが5年前にパイクカットをしていた証拠を見つけ、エレナが身ごもっているのがアルダンの子供だと推測する。エレナは二年前からサンクレールと妊活していると話すが、サンクレールがパイクカット手術をしていた事実を突きつけられると狼狽える。

アルダンを殺害したのは、エレナがアルダンと関係を持ったことを知り嫉妬にかられたサンクレールの仕業だった。サンクレールはアルダンを天文台に呼び出した後、炭酸ソーダ水とスタンガンで感電死され、その後、自分が編集を担当した政府陰謀説のドキュメンタリー映画を使い、世論を味方につけて罪を逃れようとしたのだ。

事件が解決し、警察への非難も収まった。ラファエルは首相からも感謝され、警視総監から、特例としてアストリッドが年内に「司法警察官試験」に合格することを条件に捜査への参加をみつめるという公式文書を受け取る。

■次回:第2話「死を忘るなかれ」あらすじ
修道院で修道士・ルイが刺殺された。しかし被害者は凶器の指紋を拭き取ったうえ、死を覚悟して主イエスに祈りを捧げる形で死亡していた。ラファエルたちがルイの身元を調査すると、その名前の人物は存在しないことが判明。そしてルイの手首と足の甲に、いわゆる「聖痕」と呼ばれる傷跡が見つかった。

■キャスト
アストリッド・ニールセン(サラ・モーテンセン:貫地谷しほり)
ラファエル・コスト(ローラ・ドベール:林真里花)
二コラ・ペラン(ブノワ・ミシェル:川田紳司)
アルチュール・オンギャン(メレディン・ヤクビ:中村章吾)
アンリ・フルニエ(ウスキ・キアル:佐々木睦)
カール・バシェール(ジャン・ルイ・ギャルソン:藤真秀)
テオ(ティミ・ジョイ・マルボ:宮瀬尚也)
ウィリアム・トマ(ジャン・ブノワ・スイル:粟野志門)
テツオ・タナカ(ケンゴ・サイトウ:中川慶一)
アンヌ・ラングレ(ヴァレリ・カプリスキー:山像かおり)

原題:Astrid et Raphaëlle
制作:2022年 フランス

【放送予定】NHK総合 2023年7月23日(日)23時より 全8話
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:英語)| 字幕放送有り]
(放送日時は変更になる場合があり)
NHK「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」番組サイト
NHK「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」番組サイト
NHK「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」番組サイト

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