「転職の魔王様」第2話のテーマは“女性の人生設計”誰かに決められた正解は、あなたの正解じゃない にグサリ!ネタバレと第3話予告
成田凌主演のカンテレ・フジテレビ系新月10ドラマ「転職の魔王様」第2話が7月24日(月)22時より放送され、転職希望の由夏(早見あかり)が二股男に爽快のビンタ!ネタバレと見どころを紹介しよう。8月1日に第3話が放送される。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
「転職の魔王様」は、“転職の魔王様”の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザーが、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる痛快転職エンターテインメント。
7月24日に放送された第2話では、キャリアアドバイザー見習いになった千晴(小芝風花)が、資格もスキルもない派遣社員・宇佐美由夏(早見あかり)の担当に。
新卒で就職活動に失敗し、その後派遣社員として10年間働いてきた由夏は、自分に自信が持てずにいつも恋人には愚痴ばかり…、そろそろ恋人との結婚も考えていたのだが、「(派遣社員の彼女で)妥協したくない」とフラレてしまったうえ、そろそろ派遣契約も終わってしまうという危機に。
今回もステップアップ転職のハードルの高さや、女の人生設計の難しさ(結婚するかしないか、子供を産むか生まないか、仕事を続けるか辞めるか…)など、一筋縄ではいかない問題提起がなされた。“魔王様”のキツイ正論だけでは転職希望者も今自分の仕事に悩みを抱いている人々は追い詰められる一方だが、経験値の高い裕子社長(石田ゆり子)のなるほどなセリフや、痛ましいほど求職者に親身になってしまう優しい千晴の視点に救われる。
今回の転職希望者も100%の達成率を誇る魔王様の手腕で、“幸せな転職”をすることができた。「取柄がない」わけではなかった由夏だったからこそ、なしえた転職だったが、自分がどんな仕事をしてみたいかを“まず考える”こと、が転職の第一歩だと気づかせてくれた。恋人が二股かけていたことが発覚し、自分の幸せは自分で決めるのだと何度となく来栖から諭されていた由夏が、決意を込めて「あんたで妥協したくない」とビンタを食らわせるシーンにはスカッとした。
8月1日に放送される第3話には、渡邊圭祐が厳しい就職戦線を勝ち抜き、営業マンの加賀美ともいえるほど明るく前向きな笹川直哉役でゲスト出演する。笹川は会社の評価制度に不満を覚え転職を希望するのだが、「その仮面いつまでつけ続けるおつもりですか?」と来栖に指摘される。千晴には好印象を与えた笹川だが、来栖は「厄介かもしれない」と彼の転職を懸念し…。
■前回:第2話 ネタバレあらすじ
転職活動を休んで、叔母の洋子(石田ゆり子)が社長を務める転職エージェント「シェパードキャリア」で、“魔王様”こと来栖(成田凌)の指導の下キャリアアドバイザーの見習いとして働くことになった千晴(小芝風花)。張り切る千晴は出勤30分前に出社して、オフィスの掃除に勤しむ。
来栖とともに臨んだ最初の面談相手は、大学を卒業して10年間、派遣社員として働いてきた宇佐美由夏(早見あかり)。契約期間が満了に近づいていた由夏は、同じ派遣仲間の七恵(大関れいか)が転職エージェントを利用して正社員の働きを探していることを知らされ、自分も転職活動をしようと思ったのだ。ところが、由夏はどこか自信なさげで、転職の動機や希望の職種、年収についても弱きで主張が少ない。
資格やスキルがあれば年収アップも望めるが、10年間事務職の派遣社員を続けている由夏では正直難しい。厳しい現実を突きつけられた由夏は落ち込み、彼女の様子を見かねた千晴は来栖に反発、すると来栖は由夏の担当を任せると言い出した。
その晩、由夏は恋人の渋井克行(味方良介)となじみのレストランで食事を楽しんでいた。由夏が転職の条件に強いこだわりを持っていなかったのは、近い将来、克行と結婚すると踏んでのことだった。それとなく克行に将来のことを訊ねると、突然別れを切り出された。克行は自分がフリーランスで働いているがゆえに、非正規雇用の相手との結婚は考えられない、「妥協したくない」といって去って行った。
由夏はレストランに千晴を呼び出すと、指導係の来栖もついて来た。克行をつなぎとめるため、一刻も早く正社員になりたいと千晴に頼み込む由夏。酔っぱらった由夏を自宅に送り届けた2人は、そこで由夏が買い漁っている通販の健康グッズをみせられる。
由夏の思いになんとか応えたい千晴は、持ち前の“社畜体質”を発揮して、徹夜で作業を進め、翌朝、広沢(山口紗弥加)や山口(おいでやす小田)が見守るなか、来栖に由夏の優良企業の転職先を提案するが、来栖にあっさりダメだしされてしまう。「頑張れば」を連呼する千晴に、精神論で入社は出来ないと言い切り、未経験可とされている企業だが、“裏スペック=年齢や性別による法律で載せてはいけない制限”がある求人のため、今の由夏にはハードルが高い会社ばかりだという。
ほどほどの企業をリストアップし、由夏に提案した千晴。克行と復縁を望んでいる由夏はとにかく正社員になりたいと「進めて」欲しいと願い出た。ほどなくして、由夏に「寺田ソフト」から内定が出た。
来栖が山口と犬飼(藤原大祐)に誘われてスイーツ合コンに出席すると、そこに由夏の同僚の七恵の参加していた。由夏を気にかけている七惠は「せめて転職だけでもうまくいってほしい」と意味深なことを来栖に告げた。
会社でばったり克行と鉢合わせた由夏が、正社員として内定をもらったことをが伝えると、彼は「おめでとう」と言い、2人の関係はもう終わったものだから、お互いに前を向いて行こうと言われてしまう。
面談日。由夏は、結婚がなくなった今、今まで提示していた年収ではこの先が不安なこと、けれど、ここで内定を断ったら次がないかもしれないと不安なことを口にした。「誰も失敗したくないし、何が正解か分からない。それでも自分で考えて決めるんです。誰かに決められた正解は、あなたの正解じゃない。正解は貴女が決めること。自分の意志で決めてください。大人なんですから」と来栖はいい、「寺田ソフト」への返事は一週間の猶予を与えるので考えるよう由夏に告げた。
来栖は犬飼を犬のキーホールダーで買収し、とあるミッションを依頼した。そして、一週間後の期日の日。犬飼から連絡を受けた来栖は、千晴に由夏を呼び出させ、イタリアン・レストランに連れて行った。そこで、由夏の派遣先の社員である村松と克行が2人きりで楽しそうに食事をしていた。あろうことか、克行は若手女性社員である村松と由夏を二股にかけていたのだ。
来栖は「新卒で就活に失敗して、派遣になったとしても、そのあといくらでも転職できたはず。流されるまま30歳を過ぎ、ほどよい相手と結婚すればいいと妥協した。あなたの人生このままでいいんですか?あなたの本当の幸せは何ですか」と由夏に問う。
由夏はレストランにズカズカと入っていくと、克行にビンタを食らわせ、「あんたなんかで妥協したくない」と言い切った。克行が由夏のことを「何のとりえもない」と非難すると、来栖が割って入り、10年派遣社員として数々の会社に馴染み、困っている人をほおっておけず、人を思いやれる彼女に取柄がないなんて見当違いだと言い切る。
すっきりした由夏は「寺田ソフト」の内定を辞退し、「やりたいと思う仕事に就きたい。ハードルが高くても、自分にとって一番幸せな転職をしたい」という自分の想いを告げた。「いいんじゃないですか。あなたが見つけた幸せなんだから」と来栖はいい、すでに由夏に向いているという転職先を提示する。それは通販グッズのベンチャー企業の企画課だった。由夏のアパートを訪ねたさい、来栖は彼女が書き貯めていた通販グッズの分析や改良を提案するノートを見つけ、彼女に適任の仕事があることが分かっていたのだ。「あの熱量があればできます」と由夏を勇気づける。
こうして由夏の転職先は無事決まった。千晴は、何故来栖が最初から由夏に企画が向いていると助言しなかったのかと尋ねると、求職者の本音を引き出すのがキャリアアドバイザーの仕事だから、あえて先に助言をしないのだと説明。そして千晴に「君は自分の本音が見えていますか?」と“気持ち悪い社畜”体質で自己犠牲でしか価値を見出せていない千晴の行動を指摘。来栖は「残業の報告をしないで幽霊残業をすること」「朝早く出社して、オフィスの掃除をすること」を禁止し、「人が喜んでくれることをすることよりも、自分が望むことを知ることが大切です」と断言した。
■次回:第3話 あらすじ
大手食品会社の健康食品部門の営業職を務める笹川直哉(渡邊圭祐)は入社4年目。自らの仕事にやりがいを感じ、会社の利益につながる働きをしていると自負していたが、会社は自分の仕事ぶりを正当に評価してくれないと考えた笹川は転職を考える。来栖とともに笹川と面談した千晴は、営業の鏡ともいえるほどに明るく前向きな笹川に好印象を抱き、企業がほしがる人材だと確信する。しかし、来栖には一つ気になることが…。
カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「転職の魔王様」は7月17日22時スタート。/原作:『転職の魔王様』『転職の魔王様2.0』額賀澪 (PHP研究所)/主題歌:Milet「Living My Life」/オープニング曲:LIL LEAGUE「Monster」/出演:成田凌、小芝風花、山口紗弥加、藤原大祐、おいでやす小田、前田公輝、井上翔太、井本彩花、石田ゆり子 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@tenshokumao 」。公式Instagramアカウントは「@tenshokumao」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。
◇「転職の魔王様」番組公式サイト
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