NHK海外ドラマ「アストリッドとラファエル3」第2話“ 死を忘るなかれ”あらすじと第3話予告
7月30日(日)に放送されたNHK総合でフランス発の大人気ミステリー「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」(全8話)の第2話“ 死を忘るなかれ”のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。第3話“カラスの目に映るもの”は8月6日に放送される。NHKプラスで見逃し配信、番組サイトで関連予動画が公開されている。
「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」は、犯罪資料局の文書係として働く頭脳派のアストリッドと、猪突猛進型の警視ラファエルの女性コンビが難事件の解決に挑むフランス発のミステリードラマ。
7月30日に放送された第2話では、修道院の聖堂で修道士のルイ・デフォルジュが神に祈りを捧げるような姿勢で死んでいるのが発見される。しかし被害者は凶器の指紋を自ら拭きとっており、ルイの身元を調査するも、その名前の人物は存在していないことが判明し…。謎多き修道士の壮絶な過去には驚かされた。警察に出頭することはなかったルイだが、彼が本当に自分の罪と向き合い、神と共に生きてきたことは、加害者をその場で赦し、静かに死を迎えたことからも理解することができた。
今回の事件も無事解決。そして、気になるアトスリッドの恋模様はというと…テツオ・タナカから今日の夜の予定を電話で尋ねられたアストリッドは、それが“夕食の誘い”だとは気づけない。ラファエルから、“夕食の誘い”はテツオがアストリッドとの距離を縮めたい、“恋人”になろうと思っているからだ知らされたアストリッドは、“恋人”になるためには“キス”が重要と知り「私には無理です。難しすぎる」と拒否。
このままテツオとの距離は縮まらないのかと思いきや…、テツオはきちんとアストリッドとのことを考えていたようで、ウィリアムに自閉症の人とのコミュニケーションの取り方をレクチャーしてもらい、湾曲な言い回しは辞めて、まっすぐな言葉でアストリッドに恋人になりたいと伝えた。身体的な接触はつらいからキスはできない、それでも恋人になりたいかと尋ねるアストリッドに、「あなたとは自然体でいられる。キスをしなくても恋人になれる。何故なら、他の人にキスをしないから」…自分は不器用だというテツオだが、このなんともロマンチックなセリフには、さすがのアストリッドもドキドキさせられていた。
次回8月6日に放送される第3話では、カナダの先住民の衣装を着て凶器を持った若い女性が保護され、意識もうろうとした彼女が“彼を殺した”という場所の近くから、死後20年以上経過した白骨化した遺体が見つかる。
一方、警察学校入学試験を難なく突破したアストリッドが初めての授業に。ところが、学校生活によい思い出のないアストリッドは過去のトラウマに囚われ緊張しきりで…。
■前回:第2話「 死を忘るなかれ 」ネタバレあらすじ
パリ聖十字修道院で修道士のルイ・デフォルジュが刺殺遺体で発見された。しかし被害者は凶器であるロウソク立ての指紋を拭き取ったうえ、死を覚悟して主イエスに祈りを捧げる形で死亡していた。
ラファエルたちがルイの身元を調査すると、その名前の人物は存在しないことが判明。そしてルイの手首と足の甲に、いわゆる「聖痕」と呼ばれる傷跡が見つかった。
修道院長のダミアン神父は、ルイがかつてアフリカの修道院にいたときに「キリストが出現した」と発言し、バチカンから問題視されて追放された過去があり、原理主義団体イラディに目を付けられ、嫌がらせで「聖痕」をつけられたのだ。二週間前には何者かが修道院に進入し、ルイの部屋の扉にフクロウの死体を打ちつけ脅迫したという。
修道士たちを尋問すると、ルイを聖人のように心酔しているセルヴィス修道士や、ルイが“偽りの父(悪魔)”と修道院に入ってきたと証言するアルツハイマーを患う修道士、そして、普段食事をとらないルイだが実は隠れて食料を盗んでいるとルイを軽蔑する修道士もいた。詳しく聴取を続けていくと、セルヴィス修道士は、実は聖人だと思っていたルイが女性といるところを見たと打ち明けた。
ルイが会っていた女性は15年前に恋人だったクレール・モローだった。彼女の現在の恋人・ヴァンサンは、二週間前ルイが突然クレールの前に現れ、彼女が怯えていたと話す。ところがクレールは三日前から行方が分からなくなっていた。
一方、アストリッドは過去の資料の中から、15年前の未解決殺人事件の容疑者がルイだったことを突き止める。被害者の医師ファブリス・ベルナールは、当時看護師だったクレールに性的暴行を加え、激怒したルイがベルナールを殺害したのだ。しかし、自分の罪に苦しんだルイはアフリカに逃亡し、その後贖罪のために修道士となっていた。
再度修道院を訪れたラファエルとアストリッドは、修道院の図書館の隠し扉の奥の部屋にクレールを発見する。クレールは現在の恋人ヴァンサンからDVを受けていたところを、ルイにかくまってもらっていたという。
15年前の事件の犯人がルイだったことをバシェール警視正に報告していると、修道院から連絡が入る。ベルナール医師の弟・ジョゼフがガソリンを持ち込んで修道院に立てこもっていた。ルイを刺殺したのはジョセフだった。彼はルイからベルナールを殺害したと告白され、カッとなってルイを刺してしまったという。ルイはそんなジョセフに「君を赦す」と言われたと話す。自暴自棄におちいっていたジョセフは、ダミアン神父に説得され、手にしていた刃物とライターを離した。
二時間かかる「司法警察官入試試験」を20分で終えたアストリッドが、テツオとの関係を恋人に発展させていたそのころ、ラファエルは勇気をもってニコラに告白しようとするが、アルチュールの妹が現れ、ニコラとキスをした。どうやら2人は付き合い始めた様子、ラファエロは驚き、呆然と2人を見送るしかなかった。
■次回:第3話「カラスの目に映るもの」あらすじ
カナダの先住民の衣装を着た若い女性が、凶器を持ち「私が彼を殺した」と放心状態でいたところを保護された。意識がもうろうとしている彼女がいた場所の近くから、死後20年以上経過した白骨化した遺体が見つかる。頭蓋骨に刺さった破片は、彼女が持っていた凶器の欠けた箇所と一致したが、当時幼かった彼女の犯行とは考えられない。ラファエルたちの調査で、約20年前にカナダの先住民の代表団がその地に滞在しており、別の殺人事件が起きていたことがわかり…。
■キャスト
アストリッド・ニールセン(サラ・モーテンセン:貫地谷しほり)
ラファエル・コスト(ローラ・ドベール:林真里花)
二コラ・ペラン(ブノワ・ミシェル:川田紳司)
アルチュール・オンギャン(メレディン・ヤクビ:中村章吾)
アンリ・フルニエ(ウスキ・キアル:佐々木睦)
カール・バシェール(ジャン・ルイ・ギャルソン:藤真秀)
テオ(ティミ・ジョイ・マルボ:宮瀬尚也)
ウィリアム・トマ(ジャン・ブノワ・スイル:粟野志門)
テツオ・タナカ(ケンゴ・サイトウ:中川慶一)
アンヌ・ラングレ(ヴァレリ・カプリスキー:山像かおり)
原題:Astrid et Raphaëlle
制作:2022年 フランス
【放送予定】NHK総合 2023年7月23日(日)23時より 全8話
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:英語)| 字幕放送有り]
(放送日時は変更になる場合があり)
NHK「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」番組サイト
NHK「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」番組サイト
NHK「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」番組サイト
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