Netflix「D.P. -脱走兵追跡官-」(シーズン2)第9‐10話:チョン・ヘイン、“追う側”から“追われる側”に!?あらすじと見どころ
チョン・ヘイン&ク・ギョファン主演の「D.P. -脱走兵追跡官-」シーズン2が、7月28日(金)Netflixにて全6話を一挙独占配信開始した。第9話では、LGBT(性的少数者)の脱走兵の追跡を行うなか、懐かしい顔ぶれと再会するジュノの姿が描かれた。つづく第10話では、北朝鮮との国境境に位置する部隊“GP”で起こった事件の捜査に当たるジュノ…。ここでは、気になる第9~10話の見どころとネタバレあらすじを紹介していこう。
●【Netflixシリーズ韓国ドラマ】【2023年配信ドラマ/映画、他】
「D.P. -脱走兵追跡官-」(原題:D.P 개의 날=D.P犬の日)は、ごく普通の二等兵アン・ジュノが、ある日突然D.Pに配属されて、ハン・ホヨルと共に脱走兵たちを追跡する中で彼らと向き合うようになる”青春の混乱”と”人権”を描く社会派ドラマ。
※【「D.P.-脱走追跡官-」シリーズを2倍楽しむ】にはシーズン1、2の各話のあらすじと見どころ、豆知識、メイキングなど紹介している。
■第9~10話の見どころ・感想
©Netflix第9話では、「人とちがう」という理由で執拗なイジメを受け、軍を逃げ出した脱走兵ソンミンのエピソードが描かれた。さらにソンミンは、以前ホヨル(ク・ギョファン)を刃物で刺傷させた人物だった。過去のトラウマを乗り越えて追跡に挑むホヨルだったが、その過程で次々と明らかとなっていく真実。ラストのホヨルの涙には、もらい泣き必至。ちなみに第9話でゴロツキに追われるジュノを匿ったのは、シーズン1の第3話で登場したウォン・ジアン演じるヨンオク。ウォン・ジアンといえば、現在KBSにて放送中のドラマ「ハートビート」で主演を務めている。また、“ニーナ”という名前で活動する脱走兵ソンミンを演じるのは、ミュージカル俳優のペ・ナラ。劇中で披露したペ・ナラの甘く力強い歌声にも注目だ。
つづく第10話では、除隊を目前に控えて休暇の消化に入ったホヨル。一方のジュノはというと、上官のジソプ(ソン・ソック)に頼まれ、とある事件の捜査のため、北朝鮮との国境境に面する非武装地帯、通称「GP(ジーピー)」と呼ばれる場所へ来ていた。2人が捜査するのは、ジソプの後輩ジュンソク(イム・ソンジェ)の死の真相だった。それにしても、外部からは完全に閉鎖されたGPという空間が、なんともいえない存在感を放つ。誰もがジュンソクの死について口を閉ざすなか、予想をはるかに上回る衝撃の真実が明らかとなり…。
ラストは、シーズン1の初回で自ら命を絶った脱走兵シン・ウソクの姉ヘヨン(イ・ソル)が登場。テレビに映るヘヨンの姿を目にしたジュノは、何かを決心した様子で立ち上がる。翌朝、ジュノが部隊に復帰しなかったことが明らかとなり、衝撃を与えた。“追う側”から“追われる側”となったジュノ。果たして、ジュノの運命は…?
シン・アフィ兵長を演じたチェ・ヒョヌクは「ラケット少年団」のバドミントンに青春をかける純朴な中学生の好演で注目を集め、その後も「二十五、二十一」「弱いヒーロー Class1」の相次ぐヒットで人気俳優として成長した若手俳優。彼の迫真の演技にも注目だ。
■第9話:「カーテンコール」
キム・ルリ一等兵の銃乱射事件によって、ルリを救おうとしたジュノとホヨルは部隊から表彰される。これには戸惑いを隠せない2人。そんな2人のもとへ、新たな任務が。それは5年もの間逃走をつづける脱走兵チャン・ソンミン(ペ・ナラ)の追跡だった。ソンミンの名前を聞いたホヨルは、思わず耳を疑う。実は10か月前、パートナーのパク・ソンウ(コ・ギョンピョ)と共にソンミンの追跡に出向いたホヨルは、ゲイバーで公演を行うソンミンの姿を発見。控え室でソンミンに声をかけるホヨルだったが、動揺したソンミンは近くにあったカミソリでホヨルの腹部を突き刺し、ふたたび逃走した。
ソンミンがタイガー実業という闇業者と繋がっていることを知ったジュノとホヨルは、男の一人を捕まえ、ソンミンの居場所について聞き出す。そこでソンミンが現在は仁川にいるという情報を得た2人。さらにソンミンは親分に頼んで、偽のパスポートを作ってもらったという。ソンミンが世話になった親分もまた、かつて軍から逃げ出した脱走兵の一人だった。
そんななか、警察とのつながりがバレてしまい、組織の連中に追われるジュノとホヨル。ジュノが身を隠したバーにいたのは、ヨンオク(ウォン・ジアン)だった。ニーナ(=ソンミン)のことをよく知るというヨンオクは、ニーナが有名な演出家に認められ、イギリスへ旅立つ予定だと明かす。空港へ向かったジュノとホヨルは、一昨日の夜、空港で騒動を起こしたソンミンの話を聞く。機械のエラーでパスポートが読み込めなかったのを偽造パスポートが見つかったと思い込み、空港から逃げ出したというソンミン。ソンミンの足取りを追ったジュノらは、橋の上で死亡するソンミンの姿を発見。志半ばで息絶えたソンミンを見て、ホヨルの目からは涙がこぼれた。
■第10話:「プルコギ怪談」
©Netflix脱走したユリに対する発砲命令の判断が遅れたことを受け、軍をクビになるソ・ウン(キム・ジヒョン)。そんな軍のやり方に不満を持ったウンは、元夫のジソプに軍の機密情報が入ったUSBを渡す。その後、ウンがUSBを持ち出したことを知ったジャウン(イ・ジニ)は、ジソプとその部下ボムグ(キム・ソンギュン)を呼び出し、服務中に死亡したナ・ジュンソク下士の事件を捜査しろと命じた。ジュンソクはジソプが可愛がっていた後輩で、事件の直前にも連絡があったという。
ジュノを連れ、ジュンソクが勤務していた前線の部隊へ向かったジソプ。事件の唯一の目撃者であり、除隊を間近に控えているというシン・アフィ兵長(チェ・ヒョヌク)から話を聞こうとするジソプらだったが、アフィは何も語ろうとせず…。それどころか、上官のジソプに向かって挑発的な態度をとるアフィ。これにカッとなったジソプは、思わずアフィに殴りかかった。
その頃、部隊に残ったボムグはGP長のホ・テサン中尉から、GP内の軍紀を乱したのがアフィではなくジュンソクだと聞かされる。あの日、鉄柵の穴を一人で修理するアフィに絡み、暴言を吐いた末に自ら地雷を踏んで爆死したのは他でもないジュンソク本人だったのだ。事故とは言え真実が明らかになればアフィもただでは済まされないと考え、ホ中尉を始めとする隊員たちはその事実を隠蔽することに。しかし、目の前で粉々になったジュンソクの姿を見たアフィは、それ以来心を病んでしまった。そんななか、ジソプがアフィに暴行を加えたというニュースが流れ…。
さらにボムグもまた、賄賂疑惑に巻き込まれてしまう。これらはすべて、USBを取り返そうとするジャウンの仕業だった。事情を知ったホヨルは、ロックを解除しようと業者に預けておいたUSBをジュノに回収して来るよう告げる。帰りのバスを待つなか、テレビ画面に映るシン・ヘヨンの姿を目にしたジュノは、ハッと目を見開いた。ヘヨンは軍人権センターの代表として、国家を相手に訴訟を準備中だという。翌朝、部隊にジュノの姿はなく…。
■キャスト
アン・ジュノ役(一等兵):チョン・ヘイン
ハン・ホヨル役(上等兵、ジュノのパートナー):ク・ギョファン
パク・ボムグ(103師団 D.P.担当官)役:キム・ソンギュン
イム・ジソプ(103師団 大尉)役:ソン・ソック
ク・ジャウン役(国軍本部 法務室長 准将):チ・ジニ
ソ・ウン役(国軍本部 法務将校 中領):キム・ジヒョン 他
◇Netflix
◇シーズン2制作確定予告編
【作品詳細】【「D.P.」シリーズを2倍楽しむ】