ナムグン・ミン、アン・ウンジン主演のMBC新金土ドラマ「恋人」8月19日放送の第6話の視聴率は8.8％、最高視聴率は9.9％、自己最高を記録し、同時間帯の全チャンネル1位、金土ドラマ1位となった。戦いの最中、一気に距離が近づいた2人のときめく様子が描かれた第5話、第6話のネタバレあらすじと見どころを紹介したい。YouTube「MBCdrama」にはメイキング動画など多数公開中だ。（数字はニールセンコリア調べ）



韓国「恋人」は、丙子の乱の兵火の最中に繰り広げられる恋人たちの物語と、苦しみの中で希望を見出す人々の物語を描く本格ヒューマン時代劇。
※【「恋人」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識など紹介していく。

■キャスト
イ・ジャンヒョン役：ナムグン・ミン
ユ・ギルチェ役：アン・ウンジン
ナム・ヨンジュン役：イ・ハクジュ
キョン・ウネ役：イ・ダイン
リャンウム役：キム・ユヌ
　ほか

■第5話あらすじ
オランケに襲われ絶体絶命の危機に陥ったギルチェらを助けに来たジャンヒョンら。ギルチェはジャンヒョンが来たことで緊張で張り詰めた糸がぷつんと切れたように、その日は久々にゆっくりと寝ることができた。翌日、再び別の道を行くジャンヒョンとギルチェ。ギルチェらは負傷兵を治療しに行くという避難民らと同行することになり、負傷兵の治療に全力を尽くす。一方ジャンヒョンは敗残兵となったヨンジュンらと再会する。未だに仁祖を守ると言い張るヨンジュンに対して、ジャンヒョンはギルチェやウネのことが頭をよぎったが、結局同行することに。彼らは朝鮮軍に合流したが、オランケの勢力は凄まじくジャンヒョンとヨンジュンも負傷してしまう。

こうして再会したジャンヒョンとギルチェ。ギルチェは安堵の顔を浮かべるも、負傷したヨンジュンを見るや否や慌てふためいたため、ジャンヒョンは少し寂しげな表情を浮かべる。その後ジャンヒョンはこれまで同様ギルチェをからかいギルチェは冷たくあしらおうとするも、確実に心の距離が縮まった2人。そしてギルチェは、これまで仁祖のことなど興味のなかったジャンヒョンが何故南漢山城へ行くのかと問う。それに対してジャンヒョンは「君が泣くのが見たくないから」と答えるも、ギルチェは自分の顔も見たくないということかと怒る。しかしジャンヒョンは続けて江華島に行くように指示し 「この月明りにかけて誓う。 今回は君がどこにいても、必ず君に会いに行く」と力強く言うのであった。こうしてギルチェは皆を引き連れ必死に江華島へ逃げる。

幾度も危機を乗り越えたジャンヒョンは南漢山城に入城、仁祖とソヒョン世子　(キム・ムジュン)に会う。そうしている間に清の皇帝が朝鮮に入って来たという噂が回ってくる。 これを確認できるかという内管ピョ・オンギョム(ヤン・ヒョンミン)の言葉に、ジャンヒョンはギルチェが頭によぎりながらも、これを了承しリャンウムと共に危険な道へ…。


■見どころ
やはり前週の「歴代的再会エンディング」で注目を浴びたからか？視聴率は8.6％と急上昇。これまで4〜5％を推移していたが、前回比おおよそ3.2%P上昇し、同時間帯全チャンネル1位、瞬間最高視聴率は約9.4%を記録した。
第5話では一気に距離が近づいた2人のときめく場面が多数描かれている。オランケの襲撃にギルチェがとっさに「旦那様（ソバンニム）」と呼んだことをしつこく聞き返すジャンヒョン。この状況でもからかってギルチェを怒らせるが、それは恐ろしい経験したギルチェを安心させようと、いつもと変わらない様子で接しているジャンヒョンの優しさだということが、眼差しと口調ですぐに分かる。

また女性達を一人ずつ抱きかかえて川を渡るジャンヒョン、ギルチェも期待しながらも順番を譲り、最後は結局強がって自分で歩こうとしたり文句を言おうとするなど、一挙手一投足が可愛らしくてニヤニヤしてしまう。そしてそんなギルチェをさらっとお姫様抱っこするジャンヒョン。ここでまたときめかない視聴者はいないはず！！！またギルチェに「君の泣き顔を見たくないから」「この月明りにかけて誓う。 今回は君がどこにいても、必ず君に会いに行く」など、甘いセリフをさらっと言いのけるジャンヒョン！韓国の視聴者達もこのセリフを「エンドレスリピートして聞いてしまう」など、あちこちで視聴者からの悲鳴が！

そして、引き続きアン・ウンジンの演技力を絶賛する声が後を絶たない。序盤で彼女が見せた幼い少女のような姿とは打って変わり、第4話では生き延びるために、愛する人々を守るために動く逞しい女性となったギルチェの劇的な変化を見せ、視聴者は一気にドラマにのめり込んだ。こうして注目が集まる中放送された本話ではいつの間にかジャンヒョンにときめきを感じるギルチェの姿が描かれた。まだ自分の気持ちに気づいておらず、わざと冷たい態度を取ったりぎこちない姿など、アン・ウンジンはギルチェを魅力的に表現し、視聴者達を胸キュンさせた。



■第6話あらすじ
ホンタイジ（キム・ジュンウォン）が朝鮮に来たという噂の真偽を確認するため、命をかけて敵陣へと乗り込んだジャンヒョンとリャンウム。リャンウムの美しい歌声のおかげで、ホンタイジに直接会うこともできた。しかしジャンヒョンらを疑うヨンゴルデ（チェ・ヨンウ）は最後まで疑心の目を向け、結局2人は捕まり拷問を受けてしまう。しかしそんな中でもジャンヒョンは何とかソヒョン世子に噂が本当だということ、また天然痘が蔓延していること情報を伝達する。

天然痘蔓延によって事態が急展開を迎えた清は、仁祖に城の外に出てくるよう脅迫する。しかし、仁祖は決断できず、その間にも民衆達がどんどん犠牲になっていく。そしてとうとうギルチェらがジャンヒョンの言う通りに避難してきた江華島まで攻撃が始まり、ついに江華島も陥落。

一方ジャンヒョンは、江華島から帰ってきた者の一人が、かつて自分がギルチェに手渡した短刀を持っていることに気づき青ざめる。自分が江華島に行けと指示したばかりにギルチェが命を落としたのではと呆然とするジャンヒョン。そしてギルチェの安否を確認すべく自分も志願し江華島に向かうことに。

幸いギルチェは無事に生き延びていた。江華島から脱出する際、元孫（ウォンソン）を抱えて逃げていた兵士が負傷したため、代わりにギルチェらが元孫を連れていくことで船に乗ることに成功、その際に短刀を落としたのだった。こうしてギルチェらは江華島近隣島で身を潜めていたが、そこに偶然ジャンヒョン含めた清軍がやってきた。赤ちゃんの泣き声によってジャンヒョンは必死に身を潜めているギルチェらを奇跡的に見つけることができた。猫の鳴き声だと言い何とかごまかしてギルチェらを生かそうとするも、結局ばれそうになったため、ジャンヒョンは「もうここは誰も通らせない」と言いながら命をかけて戦うことに。

内輪で争い始めたとギルチェらは山道を走って逃げ出したが、ギルチェがふと立ち止まったかと思えば、ウネらに先に行けと言い残し突然踵を返す。ジャンヒョンの必ず会いに来るという約束を思い出しながら、ギルチェは逃げた道を全速力で戻るのだった…。


■見どころ
視聴率は前日から更に上昇し8.8％、最高視聴率は9.9％を記録！ジャンヒョンとリャンウムのブロマンスが描かれ、ナムグン・ミン×キム・ユヌ2人のケミにも注目が集まった。

しかしやはりミッコポヌン俳優のナム・グンミン、6話では命をかけてギルチェを守ろうとする男気溢れる姿が注目を浴びた。ネット記事では「ナムグン・ミンがナムグン・ミンした」（韓国の記事などでは「人名＋した（動詞）」でその人らしさ、魅力を全発揮したといった意味でよく使われる表現）、「ツンデレ魅力の集合体」などと様々な表現で絶賛されている。本話では、これまであまり見せてこなかった戦う荒々しい姿が描かれ、これまでの優しい姿とのギャップを魅せてくれた。命をかけてギルチェを守るジャンヒョン、男気がかっこよすぎる。そしてそんなジャンヒョンに気づいた（？）ギルチェ、約束通り戻ってきてくれたのだと一目散に駆け出す姿、これはもう愛でしかない。こうも毎週毎週、鳥肌モノの感動名シーンを見せてくれ、視聴者はハマらない訳がない！

次回以降も本格的な戦乱が予想される中、ナムグン・ミンとアン・ウンジンの2人がどのような素敵なシーンを見せてくれるだろうか？
MBCの新韓国ドラマ「恋人」は毎週金・土曜夜9時50分より放送される。

◇MBCドラマページ（韓国）
◇YouTube「MBCdrama」

【作品詳細】【「恋人」を2倍楽しむ】