26日のTBS「日立世界ふしぎ発見！」（21時）は、ミステリーハンター初挑戦のBE:FIRSTのRYOKIが、1500年前の古代朝鮮の新羅に実在した美男子集団に迫る。番組サイトで予告動画が公開中だ。

三山凌輝ことRYOKIは、俳優、アーティストであり、ボーイズグループ・BE:FIRSTのメンバーである。そんな彼が韓国へ飛んでK-POPのルーツに迫る。



韓ドラファンなら番組の予告動画を見るだけで、それが新羅時代に実在して青年貴族集団「花郎（ファラン）」だと分かるだろう。そう！パク・ソジュン、パク・ヒョンシク、人気K-POPアイドルグループのSHINeeのミンホ、そしてBTS（防弾少年団）のＶことキム・テヒョン（テテ）ら超豪華キャストが演じて話題となった韓国ドラマ「花郎＜ファラン＞」の中の青年貴族集団だ。

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ⓒ2016 HWARANG SPC. All rights reservedドラマの中（第8話/全20話版）では、中秋の祝宴に彼らが出演するためにわちゃわちゃと演舞の練習する場面が描かれる。その演舞発表があるのは（第10話/全20話版）。アイデア楽器と花郎たちの剣舞はさながらK-POPのコンサートのよう。K-POPのルーツと言われても納得のシーンだ。

花郎はドラマ「花郎＜ファラン＞」以外にも、「善徳女王」や「薯童謠（ソドンヨ）」でも花郎が描かれている、韓ドラ時代劇ファンにはおなじみの集団。

では、実在した花郎はどんな集団だったのか？番組放送の前に予習しておこう。

古代の朝鮮半島は高句麗、百済と新羅が三つ巴の領土争いをしていた（【ドラマの年表：三国時代】）。新羅第24代王・真興王の時代に独特の人材育成制度を設けた。それが青年貴族組織が結成された「花郎」だ。選ばれたのは家柄、容姿、文武ともに際立った若者たちだけがなれる超エリートたち。彼らは雅楽や芸術に勤しんだが、軍事訓練や狩猟などを通して体を鍛えた軍事的リーダーだった。
もともと新羅には源花（ウォナ）と呼ばれる女主人が数百人の若い男性を取り仕切る集団があった。これが花郎（ファラン）の前身とも言われている。
（※参照「新羅王国」豆知識）

【「花郎」を2倍楽しむ】で、ドラマのあらすじ（ネタバレあり、なし）や見どころ、豆知識と一緒にこうした時代背景などもまとめている。

番組では、リョウキが当時の美男子集団になりきったり、なぜ“美男子ばかり”の集団だったのか？などの謎にも迫る。放送はTBSにて8月26日（土）21時から。

◇TBS「日立世界ふしぎ発見！」番組サイト