7.5%でまた自己新!「ヒップタッチの女王」第5・6話あらすじ:イ・ミンギのヒップタッチで見えた真実は?
犯人逮捕のためにイ・ミンギがハン・ジミンにヒップタッチを許し、彼の優しい気持ちを知ることになったが、その後の予測不可能な展開に視聴者が興奮!26日、27日にJTBCサイキックコメディ「ヒップタッチの女王」(脚本イ・ナムギュ、演出キム・ソクユン)第5話の視聴率は全国5.6%、首都圏6%、第6話は全国、首都圏共に7.5%記録し、自己最高を更新、同時間帯ドラマ1位に上がった(ニールセンコリア調べ)。Netflixでも独占配信配信中だ。
●【Netflixシリーズ韓国ドラマ】【2023年配信ドラマ/映画、他】
「ヒップタッチの女王」は、お尻を触るとその動物や人物の記憶が見える獣医と、ある事情で田舎町の警察に左遷させられた刑事がタッグを組んで事件を解決していくドタバタ"コメロマ" (コメディ+ロマンス)だ。
【各話のあらすじ】
■第5話
一人の女性の記憶から、祖父のチョン院長(ヤン・ジェソン)がチャ・ジュマン(イ・スンジュン)の後援者リストを盗んだと知ったイェブン(ハン・ジミン)は、ジャンヨル(イ・ミンギ)には何も見えなかったと嘘をついた。帰宅したイェブンは祖父の部屋で後援者名簿を発見し、部屋から持ち出して一旦動物病院の自分の引き出しへ隠す。
ジャンヨルがやって来て、単なる窃盗ではないので必ず真相を突き止めると息巻くのを見て、イェブンはジュマンの議員事務所に行き、ドア下の隙間に後援者名簿を押し込む。振り向いたイェブンの目の前に祖父が立っていた。盗んだ理由を尋ねても「そのうち分かる」とだけ答え名簿を取り戻すために事務所を開けようとしたが、警備員が来てしまい、諦めて立ち去る。
翌日、後援者名簿を見つけたジュマンから、窃盗事件をなかったことにしてほしいと頼まれた強行班班長ウォン・ジョンムク(キム・ヒウォン)。選挙前に騒ぎを避けたいのだと事情を察するが、事件を解決してソウルへ戻るつもりだったジャンヨルは、納得できないと猛抗議するが、結局事件はなかったことに。
一方、霊媒師パク・ジョンベ(パク・ヒョックォン)が生き埋めされた子犬を発見する。動物好きのキム・ソヌ(スホ)は、「飼えなくなった飼い主が捨てたに決まっている。捕まえて罰を与えなければならない」と憤る。
そんな中、ドッキ姉弟の父親(クォン・ヨングク)の船の魚群探知機が相次いでなくなる。組織犯罪を疑うジャンヨルはイェブンに協力を頼む。イェブンは先に子犬を生き埋めにした犯人を捕まえてくれたら、協力すると取引を持ち掛ける。
仕方なく取引に応じたジャンヨルはイェブンとジョンベに発見当時の様子を聞く。ソヌも協力を申し出て、4人は虐待犯逮捕に乗り出す。ジョンベが刑事の勘を働かせ、移動に使った車の特定と現場検証することを提案すると、彼に車の照合を任せ、イェブンはソヌと証拠を捜しに現場へ向かう。
子犬が埋められていた掘り跡を見つめて「この世の悪人が皆消えればいいのに…」と顔を曇らせるソヌ。イェブンも必ず犯人を捕まえると決意する。
ジャンヨルは有効な手掛かりが見つからず、イェブンもサイコメトリー映像の画質が悪くて新情報はない。だが“鉄砂掌”の特訓の後のケアで映像がカラーになったと知るや、2人は手をケアすると能力がアップグレードすると考えつく。
そこで、イェブンはネイルアートと指輪、さらにはビタミン剤まで調達。全てジャンヨルの決済だ。すると効果てき面、画質のアップに加えてサムネイル、時間帯別にグレードアップ。ついには虐待犯の家まで見える。犯人はしらを切りドアを閉めようとするが、子犬は自分を虐待した飼い主を守ろうとジャンヨルに吠える。イェブンは犬を飼う資格がないと厳しく忠告し、虐待犯はジャンヨルに逮捕される。
次は魚群探知機盗難事件に乗り出す2人。事件の有力な容疑者アリ(マイケル・ゴメス)のお尻にタッチしたイェブン。超能力がアップデートしたお陰で、アリが最近同じ人物とよく合っていることを知る。だが肝心の会話はアラビア語のためにチンプンカンプン。協力したいがこれ以上は無理だと共助を終わらせようとするが、ジャンヨルは、虐待犯の車の照合に24時間費やしたと訴え、イェブンにアラビア語の習得を強要する。
アリは連日連夜アラビア語習得に励むが一向に聞き取れない。そんな中、ソヌが大学でアラビア語を学んだと知る。ソヌからとにかく暗記すべきというアドバイスを貰い、「母、病気、手術、金」の聞き取りに成功。「アリの母親が病気の手術のためにお金が必要だ」とジャンヨルに報告する。
アリに事実関係を確認したジャンヨルはイェブンと共に一味のアジトへ。ところがアジトには多勢おり、2人は捕まって海に投げ込まれるが、罪悪感からアリが2人を助けてくれる。怒るジャンヨルは鉄パイプを片手にアジトに乗り込み一味を制圧した。
翌日、アリは罪を認めるが、オッキの父親と母親(イ・ソンジュ)は、彼をかばって窃盗届を撤回すると言い出す。イェブンも命の恩人で、気の毒な事情があるので大目に見てほしいと頼むが、ジャンヨルは原則どおりアリを逮捕、署に連行した。
そんな中、釣り人たちが集まる海辺で竿の先にイヤリングが引っ掛かる。
■見どころ、感想
今回も魚群探知機の聞き込みでオッキの両親の言葉を弟ドッキがいつものよう通訳する様子が笑える。だが、簡単にかたづくと思われた事件は以外にてこずり、イ・ミンギとハン・ジミンが命の危険にさらされた。
そんな中、命が助かったイ・ミンギに怒りのボタンが押された後、刑事本能が爆発!この後のイ・ミンギの怪力が痛快だった。
イェブンのソヌへの想いは募るばかりだが、時折見せるソヌの冷たい表情が気になる。彼はいったいどんな秘密を抱えているのか?
画像:JTBC「힙하게」より
Netflixシリーズ「ヒップタッチの女王」独占配信中■第6話あらすじ
ソウル広域捜査隊時代の仲間から「釣り人が集まる海辺に女性の死体が発見された」とジャンヨルに連絡が入った。風俗店に勤めていた女性で、死因は覚せい剤の過剰摂取。1か月ほど欠勤しており、肘の内側に蝶のタトゥーがあるという。ペク社長(キム・ビョンヒ)の犯行だろうが、これまでにもペクの犯罪は証拠不十分を理由に、ことごとく捜査が打ち切られてきた。
グァンシク農場に往診に行こうとするイェブンを、同じ方向だからと車に乗せたジャンヨルは、そのままソウルまで連れて行く。イェブンに、ペク社長のヒップタッチをさせて「最近、釣り船をたくさん購入した」と情報を得たジャンヨルは、「密輸が目的か」と問う。答えないペク社長に、すぐにソウルに戻って来るからと、挑戦状をたたきつける。ジャンヨルが帰った後、ペク社長はジャンヨル殺害を計画する。
そんな中、ムジン市では下着泥棒が多発し、ムジン署では総力あげて捜査に当たる。ところが泥棒は恐ろしく足の速い人物でことごとく失敗。泥棒から殴られ後頭部と額に怪我を負ったジャンヨルは、下着泥棒逮捕に執念を燃やす。
捜査に行き詰まっているジャンヨルを見てオッキが立ち上がった。泥棒逮捕に協力しようと、軍団を招集して足の速い者を選抜する。なんと最も早いのは軍団で唯一の男キム・ヨンミョン(キム・ヨンミョン)だった。
一方、ジャンヨルは自分が見逃していることがないか、イェブンにヒップタッチして確かめてくれと頼む。他の記憶は見るなと言われたイェブンだが、他の記憶も見てしまう。記憶映像の中のジャンヨルは、高校時代グレていた学生を弟のように見守り、更生させようとしていた。その学生こそが、ジャンヨルの引っ越しの時に見た「捜査中にある人物を見逃した」若者スンギル(チェ・ジヒョク)だった。
イェブンは下着泥棒の顔も確認し犯人特定に成功。逃げる泥棒をオッキ軍団のヨンギルが確保。ところがジャンヨルが人気のない場所でスンギルに腹部を刺されてしまう。崩れ落ちるジャンヨルは駆け付けたイェブンに犯人を口止めする。
手術は成功しジャンヨルは一命をとりとめる。イェブンがスンギルを知っていたことから、彼女が他の記憶も見たと知り怒る。
見舞いにやってきたソヌが、脾臓をうまく避けたと、言及したことから、ソヌが人体に詳しいことに驚くジャンヨル。聞きかじっただけというソヌだが…。ジョンベはお札を、他の村人たちも続々と見舞いに駆け付け、病室は大盛況。
漫画の差し入れをもって病院に戻ったイェブンは議員チャ・ジュマンと遭遇。イェブンたちに続いてエレベーターに乗り込んだのは帽子を目深にかぶった若者。イェブンに気づかれたと察したスンギルは非常階段を使って逃げ、イェブンが後を追う。
そしてスンギルともみ合った拍子に彼の尻に触れたイェブンは、彼がペク社長から無理に犯罪組織に引き込まれた過去、ジャンヨル殺害をスンギル自身が名乗り出た記憶映像を見た。実は、ジャンヨルはペク社長に刺されて脾臓を摘出していたために、そこを刺しても致命傷にならないことをスンギルは知っていたのだ。つまりスンギルはジャンヨルを生かすために殺害を名乗り出たのだった。
イェブンはスンギルを逃がし、駆けつけたムン社長には見間違いだったと報告し、ジャンヨルの病室へ。目をかけてきたスンギルに刺されたことで苛立つジャンヨルに、事情を話したとき、満身創痍のスンギルが病室に入って来た。そしてジャンヨルの腕の中で謝るスンギルは、静かに息を引き取った。
■見どころ
騙されてソウルに連れてこられたことに文句を言いながらも、お憧れのソウルに興奮し、お金を借りて流行の服をちゃっかり購入するイェブン。そんな彼女に呆れながらも結局は彼女の望みをかなえてやるジャンヨル。そんな2人の共助が微笑ましい。
今回は、同じように超能力を得たグァンシクから、能力を有効に使って恋愛成就してはと勧められたイェブンが、何度もソヌのヒップタッチに挑戦するが、毎回のように邪魔が入ってしまい、未だ謎めいているソヌ。語学が堪能で人体にも詳しい。そして悪を極端に憎み、議員ジュマンを見て表情が強張った。いったい、彼は何者なのか?
さて、イェブンの叔母ヒョノク(パク・ソンヨン)とウォン班長(キム・ヒウォン)の「五十五五十一」カップル。今回も「二十五、二十一」のパロディで笑わせてくれるが、強行班の班長としてはなぜかジャンヨル(イ・ミンギ)に主導権を取られてばかりで上下逆転の二人のケミも楽しい。
そんなコミカルたっぷりの本作が、一気にシリアスな展開になった第6話後半。次回からジャンヨルのペク社長への復讐が始まるようだが、スンギルを殺害したのはペク社長ではないようだ。ジャンヨルが「俺には今、お前しかいない」とまるで求愛のようなコメントをする第7話はJTBCにて9月2日(土)22時30分に放送、Netflixでも放送後配信される。
■キャスト
獣医ポン・イェブン役:ハン・ジミン
刑事ムン・ジャンヨル役:イ・ミンギ
コンビニ店員キム・ソヌ役:スホ/EXO
▼イェブン関係
親友ペ・オッキ役:チュ・ミンギョン
祖父チョン・ウィファン院長役:ヤン・ジェソン
叔母チョン・ヒョノク役:パク・ソンヨン
▼ムジン警察署強力班
班長ウォン・ジョンムク役:キム・ヒウォン
刑事ナ・ミラン役:チョン・イラン
刑事ペ・ドッキ役:チョ・ミングク
ほか
◇JTBC「힙하게」番組HP
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