BS時代劇「雲霧仁左衛門6」第1話あらすじと第2話予告:強欲公家の蔵を狙え!

2023年08月29日08時00分ドラマ

8月25日(金)放送開始したBS時代劇「雲霧仁左衛門6」第一回「雲霧、京へ」では、公家の竜胆(矢柴俊博)の蔵から不正な金を盗み出す様子が描かれた。9月1日(金)第二回「公家と小判」で狙うのは、武家伝奏※の中末吉(野添義弘)、予告動画は公式サイトで公開中だ。
※武家伝奏:訴訟や儀式そのほかの諸事にわたって、朝廷と幕府の間の連絡にあたった役職。



時代劇「雲霧仁左衛門」は、池波正太郎『雲霧仁左衛門』を原案に、雲霧仁左衛門(中井貴一)率いる盗賊一党と、阿部式部(國村隼)率いる火付け盗賊改方の攻防を描く時代劇。「雲霧仁左衛門6」では舞台を京都に移す。

江戸時代は、貨幣制度はユニークで、金・銀・銅という3種類があった。"関東の金遣い、関西の銀遣い"という地域的な差異があり、高額な取引の場合、関東エリアでは「金」を、関西エリアでは「銀」を使う風習があった。そこで発達したのが「両替商」だ。

第6シリーズではそんな両替商の女将・おつる役で原田美枝子が新キャストとして登場する。どうやらおつると仁左衛門との間には過去の因縁があるようだ。

また、雲霧一党が京にやってきたのと時同じくして、宿敵・阿部式部も京入り。将軍上洛のための警護の下見という建前だが、どうやら真の目的は別のところ。それが何なのか?早くも初回で仁左衛門と阿部が遭遇した。今シリーズではどんな攻防戦を展開するのか?

雲霧6©NHK■第一回「雲霧、京へ」詳しいあらすじ
江戸を騒がせていた大盗賊・雲霧仁左衛門(中井貴一)と一党たちが次に狙いを定めたのは、公儀が100年ぶりの将軍上洛のために京へ投入する莫大な「御用金100万両」。

時を同じく、安部式部(國村隼)もまた老中より将軍上洛の警護の下見を兼ねて京へ行くことを命じられていた。だがそれは表向きのことだった。

一方、京では、京都所司代・蒼井主膳正(八嶋智人)が、 御用金に群がる公家たちと幕府の調整に難儀していた。そんな蒼井が目を掛けるのは京の有力な大店の今津屋。

両替商の今津屋は先代・徳兵衛が財を成し商いの幅を広げていった。夫亡き後は、女将おつる(原田美枝子)が両替屋を仕切り、息子の佐一に呉服屋を、今津屋の跡取りとなる夫の弟・次右衛門が材木屋を任せ、京で指折りの大店となっていた。

今津屋を日本一にするという夫との約束を果たすのに、御所修繕事業を取得は絶好のチャンス。おつるはこれを次右衛門に任せ、軍資金として大枚の金貨を渡した。。

次右衛門は公家の竜胆(矢柴俊博)を通して根回しをしていた。そのために連日もてなしたり、竜胆の屋敷の修繕費などを用立てしたりしていたが、竜胆は他にも京の商人たちから金をだまし取って蔵を満たしていた。そんな竜胆のせいで店がつぶれたと、刃傷沙汰を起こす商人もいた。

仁左衛門が目をつけたのが公家の竜胆だった。芸妓・胡蝶が酔いつぶれた竜胆の懐から蔵の鍵を抜き取って合い鍵の準備も万端。一党は鮮やかな手繰りで竜胆の蔵から金を盗み出すのに成功する。

ちょうどとの時、警護の下見をしていた安部が仁左衛門と出くわし…。

雲霧6©NHK■第二回「公家と小判」
京の商人たちから金を騙し取っていた公家の竜胆(矢柴俊博)の蔵から、その不正な金を盗み出した仁左衛門(中井貴一)と一党が、次に狙いを定めたのは、武家伝奏の中末吉(野添義弘)の蔵だ。中末吉は、御所修繕のために莫大な御用金の中から30万両を京都所司代・蒼井主膳正(八嶋智人)に要求していた。その中末吉とも裏で繋がっていたのは、今津屋おつる(原田美枝子)とその義弟・次右衛門(池田成志)であった。

■キャスト
大盗賊・雲霧仁左衛門役:中井貴一
雲霧一党
 州走りの熊五郎役:手塚とおる
 前裁の勘助役;片桐仁
 三坪の伝次郎役:近藤芳正
 胡蝶:中田クルミ
火付盗賊改・安部式部役:國村隼
 与力・山田藤兵衛役:村田雄浩
今津屋女将・おつる役:原田美枝子
 息子・今津屋 佐一役:小日向星一
京都東町奉行・高坂左衛門尉役:寺島進
謎の遊び人・与之助役:DAIGO

新キャストも加わり、さらにパワーアップして帰ってきた時代劇版「オーシャンズ」シリーズ6は、BSプレミアム・BS4Kにて8月25日(金)放送スタート 毎週金曜19:30~20:13(全8回)、毎週日曜18:45~19:28に再放送される。

NHK

【「雲霧仁左衛門6」各話のあらすじ】