【最終回ネタバレ】「アストリッドとラファエル3」第8話では7年前の父の死の真相が明かされた シーズン4は2024年1月放送決定!
9月10日(日)に放送されたNHK総合でフランス発の大人気ミステリー「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」(全8話)最終回の第8話“オオカミを追え”が放送された。シーズン4は2024年1月ごろ放送開始が決定した。9月17日からは「DOC(ドック)2 あすへのカルテ」が放送される。NHKプラスで見逃し配信、番組サイトで関連予動画が公開されている。
「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」は、犯罪資料局の文書係として働く頭脳派のアストリッドと、猪突猛進型の警視ラファエルの女性コンビが難事件の解決に挑むフランス発のミステリードラマ。
9月10日に放送された第8話では、7年前に殉職したアストリッドの父・アンギュス死の謎が解き明かされた。ラスボスとして登場した巨大企業の社長・ベルジョーはかなり手強く、好敵手だったアンギュスの娘・アストリッドに執着。突然家に押しかけてきて、手製のリゾットを振る舞おうとするなどアストリッドにグイグイ迫っていく。誰よりも強い男だと自負するベルジョーは、悪事が暴かれたあとも“法”は自分に味方すると余裕をみせ、ラファエルたちを苛立たせた。
そんなベルジョーに天誅を食らわせたのは、アンヌ・ラングレ教官だった。愛する人を裏切り死に至らしめたことを後悔していた彼女は、警官らに抑止されながらもベルジョーを銃殺。生きていたらストリッドを苦しめ続けるであろうベルジョーの死に、つい安堵してしまった。
そして、今シーズンの大きな課題だったアストリッドの司法警察員の試験日。アストリッドは試験より捜査を優先させ、途中棄権してしまったが、そのことが高評価につながり試験に合格。さらに、拘留中のラングレから、自分に腹違いの弟が居ることを知らされた。一方、ラファエルもついにニコラに愛の告白。今更と驚き、怒り出したニコラだったが、怒りながらもラファエルにキスを…。
無事試験に合格したアストリッド、やっとニコラへ想いを告げられたラファエル。待望の新シーズンでは、2人の私生活に大きな変化が!2023年6月に本国フランスで放送されたばかりのシーズン4が、NHKで2024年1月ごろに放送が決定。楽しみに待ちたい!
次週9月17日からは「DOC(ドック)2 あすへのカルテ」が放送される。
■最終回:第8話「オオカミを追え」ネタバレあらすじ
アストリッドの司法警察員の試験日間近のある日、廃墟でスーツ姿の男性の遺体が見つかった。臨場したアストリッドは、被害者が路上生活者であることを見抜く。実は過去に3人の路上生活者が殺されていたが、警察が適切な捜査をしていなかったため、警察の注意をひくため、被害者・ロランの仲間が死後にスーツを着せたことが判明する。
今回の被害者を含む4人の共通点を探っていたアストリッドは、7年前に殉職した父アンギュスの情報提供者だと気づく。当時、警察の組織犯罪部(BRB)の警視だったアンギュスが追っていたのは、大企業アロエベスの社長ベルジョーだった。
路上生活者たちの証言から、ロラン殺害犯としてアロエベラ社の警備責任者であるベンルピが浮上。事情聴取をすると、ベンルピはロランにサイフを盗まれたため仕返しに殺害したと証言、しかし過去3件の殺人については黙秘した。
ラファエルはアストリッドを連れて、ベルジョーに宣戦布告。すると、ベルジョーはアンギュスの娘であるアストリッドに興味を示した。ベルジョーは、アストリッドの自宅に不法侵入し、アストリッドに手製のアスパラガスのリゾットを振る舞いながら、自分とアンギュスは親密だったと話す。
アストリッドは7年間入室することのなかった父の仕事部屋を開ける。すべての資料は犯罪資料局に保管されていたが、私物とみなされたものが残されていた。自分宛ての絵葉書を見つけたアストリッドは、「オオカミ(フェンリル)を追えば、真実がわかる」というメッセージを読み取る。父の死に関する資料を読み返したアストリッドはその一部が機密扱いになっていることに気づく。
アンギュスにはベルジョーとの汚職疑惑がかけられて、国家警察監察総監(IGPN)の調査にかけられていた事が判明。そのため、資料の一部が機密扱いになっていたのだ。その調査を担当したのは、アンヌ・ラングレで、アンギュスの殉職で調査は打ち切りになっていた。
アンギュスの事件に関し、警察内部に裏切者がいたという情報を手にしたラファエル。アンギュスと同じBRBに所属していた上司のバシェール警視正を疑い、秘密裏に捜査を進めていたが、それを知ったバシェールは自分の潔白を証明するためラファエルに捜査の許可を出す。
第五の情報提供者と思われた“オオカミ(フェンリル)”は見つからず、アンギュスが殺害された倉庫を調べにいった2人はそこで貿易会社「フェンリル」をみつける。ニコラたちの調べでフェンリル社の創設者がアロエベラ社の不動産売買に関与していたことも判明する。ラファエルはアロエベラ社に乗り込み、ベルジョーに揺さぶりをかけた。これによってベルジョーは警察内部の裏切者に連絡をとるはずだ。
一方、アストリッドは司法警察員試験の口頭試験を受けていた。三人の試験官の質問に順当に応えていたアストリッドだったが、ラングレとベルジョーが密会している姿を試験会場で目撃してしまう。アストリッドはすぐさまラファエルに連絡をとり、試験を途中離脱しててしまう。
ラファエルらによって逮捕されたラングレは7年前の真実を話した。ベルジョーに当時12歳だった長男を誘拐され、アンギュスのキャリアをつぶすように命じられたラングレは彼に近づくうちに恋に落ちた。しかし、ベルジョーの麻薬取引に関わっていた4人の情報提供者たちから、新たな情報を得たとアンギュスから知らされたラングレは、それをベルジョーに伝えてしまった。まさか殺されるとは思っていなかったと嘆くラングレ…。
逮捕されたベルジョーは、清廉潔白なアンギュスに敬意を抱いていたことをアストリッドに語る。そして、自分のような男(金と地位のある男)は、そんなに長く刑務所には居ないと余裕を見せた。取り調べを終えたベルジョーとラングレが鉢合わせた。ラングレは突然アルチュールから銃を奪うとベルジョーに狙いを定める。強行犯の全員が、犯罪者の自分ではなく、ラングレに銃を向けた様子を面白がるベルジョー。ラングレは周囲が止める間もなく、ベルジョーに発砲した。
バシェールが夜遅くにラファエル宅にいるアストリッドを訪ねてきた。捜査の結果、ベルジョーが麻薬密売に関与していたことが明らかになったという。さらに、アストリッドが司法警察試験に合格したという知らせも持ってきた。アストリッドが試験よりも捜査を優先させたことが、強いストレス耐性があると認められ、当初の評価が撤回され合格に至ったのだという。
拘留中のラングレに会いに行ったアストリッドは、自分が無事試験に合格したことを伝える。私を赦せるかと聞かれたアストリッドは「わかりません」と答えるが、「また会いたい」と伝える。亡き父のことを聞きたいのだと…。ラングレは7歳になる次男の父がアンギュスだと明かす。これまではベルョーに狙われないよう隠していたのだと。
ニコラを屋上に呼び出したラフェエルは、自分の気持ちが変わりニコラが好きだと伝える。ニコラは今更と激怒するが、ラファエルにキスをして怒ったまま立ち去っていく。
翌日。犯罪資料局のアストリッドの席で、ラファエルとアストリッドはお互いに話したいことがあると告げ、まずはお茶を飲むことに…。
■キャスト
アストリッド・ニールセン(サラ・モーテンセン:貫地谷しほり)
ラファエル・コスト(ローラ・ドベール:林真里花)
二コラ・ペラン(ブノワ・ミシェル:川田紳司)
アルチュール・オンギャン(メレディン・ヤクビ:中村章吾)
アンリ・フルニエ(ウスキ・キアル:佐々木睦)
カール・バシェール(ジャン・ルイ・ギャルソン:藤真秀)
テオ(ティミ・ジョイ・マルボ:宮瀬尚也)
ウィリアム・トマ(ジャン・ブノワ・スイル:粟野志門)
テツオ・タナカ(ケンゴ・サイトウ:中川慶一)
アンヌ・ラングレ(ヴァレリ・カプリスキー:山像かおり)
原題:Astrid et Raphaëlle
制作:2022年 フランス
【放送予定】NHK総合 2023年7月23日(日)23時より 全8話
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:英語)| 字幕放送有り]
(放送日時は変更になる場合があり)
NHK「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」番組サイト
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