「転職の魔王様」理想の上司・石田ゆり子が“ひきこもり”“8050問題”に希望の光を照らした!第9話ネタバレと第10話予告

2023年09月12日10時39分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

成田凌主演のカンテレ・フジテレビ系新月10ドラマ「転職の魔王様」第9話が9月11日(月)22時より放送され、“10年間のひきこもり”から五十嵐君雄(金子ノブアキ)が復帰、人が人を救うキャリアアドバイザーの仕事に注目が集まった。9月18日に放送される第10話で“魔王”来栖が大阪転勤に!?予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「転職の魔王様」は、“転職の魔王様”の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザーが、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる痛快転職エンターテインメント。

9月11日に放送された第9話では、洋子が唯一担当していた10年前からひきこもりの“謎の求職者”五十嵐君雄(金子ノブアキ)が、洋子の恋人だったことが明らかになった。小学校教師をしていた五十嵐は教え子・藤川をいじめ問題から救ってあげられなかったことを悔い、ひきこもりになっていたことが判明する。

人に寄り添うことがキャリアアドバイザーの仕事だと自負する「シェパードキャリア」の社員たちは、洋子と君雄のために「引きこもり研究会」の会合を企画、その会に出席した藤川は、その時は拒否してしまったが、担任の先生の言葉に救われたことを語った。「10年も無駄にしてしまった…」とこれまでのことを悔いる君雄に、来栖はいつものように「過去にとらわれず、未来を生きてください」と告げた。

「たとえ心や体に傷を負ったとしても、もう一度社会で活躍できる」という信念から「シェパードキャリア」を立ち上げた洋子。「転職エージェントの仕事は、困っている人に寄り添って、何度躓いてもやり直せる。そんな社会のために必要な仕事」という誇りをもち、働きやすい職場環境整備や、社員たちへの悩み相談、そして理想の上司像を貫いてみせる洋子の強さと優しさに今話も惚れ惚れ。来栖が恩人と崇めるのもよくわかる。

推定100万人以上と言われる“ひきこもり”状態の人々、彼らを支える親世代の高齢化が進み「8050問題」といわれる深刻な状態が起きていることも、今回の案件では取り上げられた。「過去にとらわれない事」、「どんな形でもいいから人とのつながりを諦めない事」、「居場所は他にもあること」何度も繰り返されたこれらの言葉は、ひきこもっている側ではなく、それを受け入れる側に向けられたメッセージにも感じられた。

次週9月18日に放送される第10話では、来栖が洋子社長に大阪支社の立ち上げを一任され、視察のために大阪出張へ。独り立ちすることになった千晴はがぜん張り切り、面談に訪れた38歳のシステムエンジニア矢吹(高橋光臣)に魔王さながらのむちゃぶりを…。しかし、矢吹が家族に転職話しを知ていなかったことから、家族間に大きなひずみを生むことになり…。

次週では、これまで何度か匂わされてきた来栖と千晴に知られざる過去のつながりが明かされる。自暴自棄の頃の来栖と千晴が出会っていたことと、白猫の「タピオカ」が関わっていることだけはわかっているのだが!?

■前回:第9話 ネタバレあらすじ
洋子(石田ゆり子)は、唯一担当している求職者・五十嵐君雄(金子ノブアキ)の両親からのSOSを受けて自宅に急行する。君雄が自害する可能性があるという両親からの緊急連絡を受けたためだ。洋子が到着して声をかけると、君雄は無事であったが、洋子に対しては「帰ってくれ」と言うだけだった。

ただならぬ様子を心配した来栖(成田凌)と千晴(小芝風花)が「シェパードキャリア」のオフィスで待っていた。以前から、転職活動をした記録がない五十嵐君雄の存在が気になっていたという来栖に、洋子は君雄と恋人だった過去を打ち明ける。13年前、旅行代理店に勤めていた洋子は、小学校教諭だった君雄と知り合い、恋人関係に。二人は結婚も考えていたが、ある日突然、君雄が辞職。その理由は明かさないまま、君雄は洋子に別れを告げ、以来10年もの間、自室に引きこもっているという。

洋子は、恋人の異変に気づけなかった自分を責め、いつか君雄の社会復帰の足がかりになればと、「シェパードキャリア」を立ち上げたのだ。話を聞いた千晴は、洋子が人知れず背負っていた過去に衝撃を受け、自分に何かできることはないかと考え始める。「シェパードキャリア」の仲間たちにも協力を呼びかけた千秋。すると、その思いは来栖も同じだったようで、2人は五十嵐の両親を訪ね、君雄がひきこもりになったきっかけを探るため、当時担任をしていた六年生の卒業文集や寄せ書きなどを借り受ける。

すると、藤川という生徒の作文や寄せ書きがないことに気づく。君雄のひきこもりの原因が彼にあるのではないかと気づいた来栖は、仲間たちに現在藤川が何をしているのか調べるよう指示する。

再び五十嵐家を訪ねた洋子に「君とはもう他人だ」と言って追い返した君雄が、自室から姿を消した。本当に自殺を図るのではないかと心配した洋子は、君雄が好きだと言っていた橋に探しに行くと、君雄はそこに居た。君雄はそこで10年前に起きた出来事を語りだした。

受け持っていたクラスで藤川に対してのいじめに気づいた君雄が、加害者らから話しをきいたところ、「告げ口をした」といって、さらにいじめが加速し、藤川は学校に来れなくなってしまった。君雄は何度も藤川の家を訪ねたが、そこで「自分の人生を壊したのは先生だ」と藤川に言われたことに悩み…そのままひきこもってしまったのだった。

洋子に一緒に来て欲しいと「シェパードキャリア」に連れていかれた君雄は、そこで行われている“引きこもり研究会”セミナーに出席している藤川(野村康太)を10年ぶりに目にする。藤川は5年間ひきこもったあとに、勇気をふりしぼり社会復帰を果たしていた。「“学校だけが居場所じゃない。人とつながることを諦めないでほしい”、僕が外に出れたのは、あのときの先生の言葉があったからです。担任の先生に会えたら伝えたいです。あの時はすみませんでした。それから、本当にありがとうございました」という藤川の言葉に君雄は涙する。

君雄は「僕が人生を無駄にしてきたかを思い知らされた。何の生産性もないひきこもりだ」と苦しい思いを語る。来栖は「引きこもりに生産性がないなんて、誰が決めたんですか?外に出なくても、社会とつながることはできます。いつまでも過去に囚われず、未来に生きてください」と助言。千晴も「私たちに五十嵐さんが次の一歩を踏み出す、お手伝いをさせてください。どんなかたちでもいいから、人とつながるのを諦めないでください」と。

君雄は洋子に「僕の事、諦めないでいてくれて、ありがとう」と感謝を伝え、「まずは、運動しなくちゃな。体力がなさすぎるな」と笑顔をみせた。

■次回:第10話 あらすじ
「シェパードキャリア」の大阪支店設立が決まり、洋子はその立ち上げを来栖に一任すると宣言。早速、来栖は大阪に出張することになり、千晴はこれを気に独り立ちすることに。「お守りから解放される」と嫌味を言われ、来栖を見かえしたいと俄然やる気が出た千晴。天間(白洲迅)のサポートのもと面談に臨んだのは、大手レストランチェーンに勤務するシステムエンジニアの矢吹健一(高橋光臣)。健一は、妻と2人の娘との将来を考え、給料を今の2倍にしたいという。難しい条件に驚きつつも、家族思いの健一の言葉にすっかりほだされた千晴は、魔王さながらのむちゃぶりで横山(前田公輝)を巻き込み、あるスキルに長けている健一に、異業種への挑戦を提案する。ところが、転職の話を妻・江美里(大西礼芳)に内緒にしていたため、後にそれが家族間に大きなひずみを生むことに…。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「転職の魔王様」は7月17日22時スタート。/原作:『転職の魔王様』『転職の魔王様2.0』額賀澪 (PHP研究所)/主題歌:Milet「Living My Life」/オープニング曲:LIL LEAGUE「Monster」/出演:成田凌、小芝風花、白洲迅、山口紗弥加、藤原大祐、おいでやす小田、前田公輝、井上翔太、井本彩花、石田ゆり子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@tenshokumao 」。公式Instagramアカウントは「@tenshokumao」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「転職の魔王様」番組公式サイト

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