撮影中はずっと“シアオ・ハン”そのモノだった!「夏花」ジェリー・イェン(言承旭)オフィシャル・インタビュー
アジア中を虜にした「流星花園~花より男子~」のジェリー・イェンが大人のロマンスで魅せた「夏花」への出演を決めた理由などを語った、インタビューが到着した。YouTubeにて予告動画が公開中だ。
「夏花」は、純真無垢なヒロインとミステリアスで寡黙な大人の男の指先が触れた瞬間から始まるロマンティックな愛の物語に心を奪われる本格派ラブストーリー。
「夏花」に出演を決めた理由は何ですか? 最初に脚本を読んでどんなところに魅力を感じましたか?
ジェリー・イェン(言承旭):脚本を読み始めてすぐに文芸的なロマンを感じさせる作風に引き込まれ、10話まで一気に読み進めてしまいました。花畑のシーンも感動的でしたし、大胆に愛する人を追いかけるホー・ランの性格も魅力的だったので、物語の世界にはまってしまい、読みながら自分自身が恋愛をしているかのような気持ちになりました。
「夏花」というタイトルはインドの詩人ラビンドラナート・タゴールの名言「生は夏の花のように、死は秋の木の葉のように、美しくあらしめよ」を想起させ、生とは夏の満開の花のように艶やかで美しいことを示唆しています。ご自身では「夏花」というタイトルについてどう思いますか? 劇中には様々な花が登場しますが、ホー・ランを花に例えるとしたら何ですか?
ジェリー・イェン:ガーベラですね。その花言葉は「困難を恐れずに、思い通りに自分の人生を生きる」です。
シアオ・ハンはどんなキャラクターですか? すぐに役に入り込めましたか?
ジェリー・イェン:シアオ・ハンは世間と距離を置いていて、文芸気質でありながらもワイルドさを感じさせる男性です。情は深いのにそれを表には出さず、恋愛においては一途で責任感が強いですね。口には出さずに黙って尽くすタイプです。彼のキャラクター設定はここ数年で自分自身が経験したり悟ったりしたことと共通する部分があったので、すぐに役に入り込むことができました。しかも彼として生きているという実感があって、今でもまだシアオ・ハンでいるような感覚です(笑)。
シアオ・ハンのスタイルについてはどう思いますか?
ジェリー・イェン:シアオ・ハンのスタイルはいくつかのステップがあります。序盤は真夏の厭世的、文芸的かつワイルドなイメージでタンクトップ姿が多いです。四川省の川西にある実家に帰省する中盤では、上品なスタイルとなり、黒いタートルネックのニットやコートなど、比較的フォーマルで温かいイメージになります。そして、終盤はまたデニム姿が増えて、髪型も衣装も全体的に香港風となります。そんなふうにキャラクターには段階的に様々なスタイルが用意されていたほか、自分でも常にスタッフと話し合いながら工夫を凝らすようにしていました。例えば、第12話で実家にいるシアオ・ハンがホー・ランを出迎えるシーンでは、あえてややフォーマルなスタイルにしました。そうすることで彼にとって半年会えずにいた彼女がどんなに大切で恋しかったかということが表現できたと思います。
シアオ・ハンはセリフは少ないですが複雑な内面の演技が求められる役です。彼の多様性を表現するためにどんな役作りをしましたか? どんな瞬間に役を演じているのではなく役そのものになりきっていると感じられましたか?
ジェリー・イェン:クランクインからクランクアップまで、「夏花」を撮影している一日一日、ずっと自分がシアオ・ハンだと感じられました。演じているのではなく、自分=シアオ・ハンでした。
シアオ・ハンはどうしてホー・ランを愛するようになったのでしょうか? 彼らの恋愛はどういったものだと言えるでしょうか?
ジェリー・イェン:ホー・ランが根気よく諦めず、勇敢だったからだと思います。2人の恋愛は一目で永遠に続くと分かる、一目で運命の相手だと分かるものですが、「愛は山と海に隔てられ、山と海はどちらも平坦ではない」と言える障害の多い恋愛で、一度愛してしまったら残りの人生は相手がすべてとなる、心狂わされる宿命の愛と言えると思います。
劇中にはロマンティックなキスシーンがたくさんありましたが、ご自身が好きなキスシーン、印象に残っているキスシーンはどこですか?
ジェリー・イェン:第16話の冒頭、海辺でのキスシーンですね。ホー・ランの先輩(ジャン・ユエンチー)と会うシーンです。ここは自分のアイディアをスタッフに話して一緒に作り上げたシーンです。ロマンティックで美しいシーンに仕上がったと思います。
このドラマで一番見逃せないシーンはどこですか?日本の視聴者にはどんな見どころに注目してもらいたいと思いますか?
ジェリー・イェン:第10話、花畑のシーンから始まる回想で、シアオ・ハンの視点に切り替わってそれまでのストーリーを振り返っていくシークエンスですね。初めて「Love Again」の歌が流れるところで、ドラマ全編から言っても見どころとなるハイライトです。
ホー・ラン役のシュー・ルオハン(徐若晗)さんと共演した感想はいかがですか? 彼女の印象は? 彼女について撮影中の面白いエピソードがありましたら教えてください。
ジェリー・イェン:彼女はきれいで、文芸気質があって、個性的で、上品な雰囲気があります。撮影現場ではお互いにオススメの歌を紹介し合ったりしていましたね。また、彼女が積極的なタイプだったので、たくさんのインスピレーションがもらえて、お互いに役をうまく作り上げていくことができたと思います。
「夏花」はサントラも素晴らしく、劇中の随所で時にぼんやりとした時に鮮やかで美しい雰囲気を演出しています。「夏花」のサントラで一番好きな曲はどれですか? その曲の感想も教えてください。
ジェリー・イェン:一番好きで気分が上がる曲は挿入歌として使われているTwinbedの「Trouble I'm in」です。それからシアオ・ハンの心境を表しているオジナルサウンドトラック「Love Again」は最初に聴いたとき、感動のあまり思わず涙がこぼれました。
※Twinbedの「Trouble I'm in」は2014年のアメリカ映画「イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち」のサントラとして有名。なお、中国ではBLドラマの名作「ハイロイン〜上癮〜」の挿入歌としても知られている。
※「Love Again」は韓国の人気デュオmonogramのKevinがLee sanghoon (Willee)と共作した楽曲。
このドラマでは海南省万寧市の海辺の町の美しさや、アバ・チベット族チャン族自治州にあるチャン族(羌族)の文化を見ることができます。これらのロケ地での撮影で印象深い思い出はありますか?
ジェリー・イェン:川西の雪山で撮影していたとき、大雪のため山が封鎖されて、僕らは山上に10時間も足止めされてしまったんです。その後、最終話の撮影で再び海抜4800メートルの雪山に登りました。ラストの雪山シーンは自分でも好きなシーンで、最終話を観たときは涙が出るほど感動しました。その撮影も大変でしたが有意義で、一生忘れられない思い出となりました。
ジェリーさんは20歳で道明寺という役に出会ってアイドルとしてアジアでトップに上り詰め、ダブル成人を迎えて「夏花」のシアオ・ハンという役に出会いました。方やツンデレのオレ様男、方や穏やかでも情熱的な男性ですが、どちらがご自身の性格に近いですか? シアオ・ハンは俳優人生においてどんな役となりましたか?
ジェリー・イェン:20歳の時は道明寺に似ていましたが、それから月日が流れて、ジェリー・イェンもシアオ・ハンになったと思います。シアオ・ハンという役でみなさんにこれまでとは違うジェリー・イェンを見てもらいたいですし、今後もチャンスがあれば様々な役に挑戦して、みなさんに新鮮味と嬉しい驚きを感じてもらえる俳優になりたいと思います。
2023年2月4、5日、東京・大阪でファンミーティングを開催されましたが、3年ぶりに日本ファンと対面した時のお気持ちや経験についてお話しください。
ジェリー・イェン:毎年ファンと一緒に楽しい時間を過ごせたらと思っています。近況を報告するなどしてお互いコミュニケーションができれば嬉しいです。
ネット上では“不老男神(老けない理想の男性)”と呼ばれていますが、スタイルを保つ秘訣を教えてください。
ジェリー・イェン:そう呼ばれるのは、外見は歳には勝てないけれど、心はいつまでも少年のままだからかもしれません。オススメはフィットネスやエアロビクス、ウィール・リュウさんの動画を見て運動することです。運動すれば健康になれるし、楽しい気分になれます!
※ウィール・リュウ(劉畊宏)はかつてF4と一緒にアイドルドラマにも出演していた台湾出身の芸能人で、フィットネスのトレーナーとしても活躍。コロナ禍をきっかけに中国でも彼の動画を見ながら自宅でトレーニングをするのが流行している。
最後に、日本のファンと視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
ジェリー・イェン:「夏花」という作品、そしてシアオ・ハンを好きになってもらえたら嬉しいです。ジェリーはみなさんを永遠に愛しています! 毎年みなさんに会えることを願っています。
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