【最終回ネタバレ】視聴率5.5%「こっち向いてよ向井くん」第10話赤楚衛二と波瑠が幸せと向き合う“大人の恋愛のリアル”を体現!

2023年09月14日10時46分ドラマ
ⓒ日本テレビ

赤楚衛二主演、日本テレビ系 新水曜ドラマ「こっちむいてよ向井くん」の最終回第10話“幸せって何?”が9月13日(水)に放送され、向井くんと洸稀が“お互いに向き合っていく”ことに。関連動画が番組公式サイトで公開、Huluで全話と、オリジナルストーリー「向井をフッた女たち」(全3話)、「こっち向いてよ美和子さん」(全1話)が好評配信中。



「こっちむいてよ向井くん」は、雰囲気よし、性格よし、仕事もできる、いいオトコの向井くん、10年ぶりに恋をしようと意気込む彼に待ち受けていたのは、すてき女子たちとの出会い、そして10年前の忘れられない元カノで…切実なのに笑えちゃう、不器用だから胸をうつ。それでも恋を諦めきれない“恋愛迷子たち”のラブストーリー。

気になる平均視聴率は初回から、6.0%、5.1%、5.2%、4.2%、4.8%、4.8%、4.8%、4.6%、4.8%と推移し、9月13日に放送された最終回は5.5%を記録した。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

最終話は、大切な友人である洸稀への恋愛感情に気づいてしまった向井くんが、“告白するか否か”について、揺れに揺れる一日が描かれた。今一番一緒にいて楽しい洸稀との関係を壊したくない向井くんは、告白した場合どうなるかを夢想すると、フラれる予感しかないし、上手くいったとしてもすぐに「バニラアイスゾーン(惰性)に突入してサヨナラ」という事態に成りかねないと危惧。このまま友達で居ようとも思うが、洸稀に恋人が出来てしまったら「パートナーの異性友達ほど嫌なものはないから」と遠ざけられてしまうと思い至り、八方ふさがりの状態に…。

そんな向井くんの背中を押すように洸稀が「好きなものを好きって言えるのって素敵なこと」と褒めてしまったものだから、つい気が大きくなって「坂井戸さんのことが好き!」と告白。これからどうなる?…と向井くん本人も視聴者も気を病んだが、長い時間をかけて「恋愛とは何か」の会話を重ねてきた2人は、「付き合う」でも「結婚を前提に」でもなく、価値観や人生観の違いと「お互いに向き合っていく」という結論に至った。

さらに、「こっち」を見てくれない向井くんが、最後に「向き合ってくれる人」になったことでテーマを回帰。X(Twitter)には、「めちゃくちゃ成長してる」「向井くんの成長に歓喜し、等身大の大人って実はこんな感じだよなと改めて実感」「向井くんの成長が丁寧に描かれていて幸せの基準はその人自身が選ぶもの。いろんな事を考えさせてくれたドラマ」といったコメントが寄せられ、向井くんだけでなく、その家族や取り巻く人との関係が丁寧に描かれていると高評価の感想が寄せられている。

いわゆる恋人同士という関係で完結しなかったの、“幸せ”が続かないという現実も語られているから説得力もあり現実的だ。向井くんがさんざん悩んできた「名前のない、枠組みもない」関係、世間から解釈されることもない関係性をこれから2人は作り出していくのだろう。独りでいたる時間を大切にしたい洸稀の希望を尊重しつつ、一緒にいる時間を特別な関係として過ごす、束縛がともなう“交際”ではない新しい関係だ。2人とはまた別の形で、麻美と元気も自分たちの人生が話し合われているのにもグッときた。ドラマのラストで公子が語った「結婚して幸せ?」の答えもなんとも秀悦。何度も見直したい素敵なセリフの詰まった最終話だった。

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■最終回:第10話 ネタバレあらすじ
10年ぶりに恋をしようと頑張ってきた向井(赤楚衛二)は、一番近くにいた洸稀(波瑠)への思いに気付いてしまったけれど、今の楽しい関係が崩れるぐらいなら、気持ちを伝えたくないと思い悩む。

一方、前向きな離婚を決めた麻美(藤原さくら)と元気(岡山天音)は、これからの“自分たちらしい幸せな暮らし”を話し合う。子供が出来た時の認知の時期や親権、子育ての方法など乗り越えなくてはいけないことが多いけれど、愛があるから2人は大丈夫、と母・公子(財前直美)も温かく見守る。

ランチを始めた元気の店は大賑わい、昼食を食べにきていた麻美はそのまま店を手伝うことに。そこへ、元気のカレーを食べに美和子(生田絵梨花)がやってきた。麻美と元気の仲が戻っていることに安堵した美和子は、麻美たちの前向きな離婚に勇気をもらったと話す。美和子はこれまで自分が父親の言いなりか、反発するかの二択になっていた自分を反省し、とりあえず現状を変えるために引越しすることにしたと話す。

麻美は「美和子さんが一人で強くなる必要はないんじゃないかな」と、自分も一人で強くなろうとしたけれど、周囲の人の支えがあることを実感し、拠り所も必要だと感じたことを話した。

一方、洸稀と距離を保とうとしていた向井に、再び洸稀の会社とのコラボ企画が持ち上がる。向井は驚いたものの、ずっと一緒に仕事をしたいと思っていたデザイナーに依頼したいと意欲をみせ、洸稀と企画を練り上げてやっとのことでアポイントを取り付けた。

いざ、デザイナーの元を訪れると会議が長引いていると言われ、待たされてしまう。早めの昼食を取りに行った2人は、「シェフのオススメ」の内容を聞くかどうかで議論。洸稀は「食べたくないものが出てきたら困るから」聞く派だが、向井は「聞いてから断るのは決まずいから」聞かない派だ。洸稀は「私は自分で人生を選択したい。向井くんは、何が来るか楽しみたい派だね」と結論する。

再度、デザイナーの事務所を訪ねるが、まだ打合せが長引いているという。2人は時間つぶしにゲームセンターに向かう。意外と負けず嫌いな向井は、ワニ叩きでもクレーンゲームでも必死。洸稀がカワイイと言っていた「カブトムシ」が釣れるまで挑戦する。

さらに相手側の都合がつかず、もう一時間時間を潰すことになった2人は喫茶店へ。洸稀は自分の住まいを自分好みに整えていることを話し、大人になって楽しいことが増えたという。家ではひとりでまったりと過ごし、外では向井くんと楽しい時間を過ごせたりと…。向井は広島転勤からもどって未だ実家暮らしなのを自己嫌悪するが、洸稀は気にし過ぎだと話す。

ランチ営業がやっと終わった「スパイスバー」。元気は来月からアルバイトの人が来てくれるまで一人で頑張ると言う。麻美は元気に無理をさせまいと、自分の仕事は副業OKだから、ちゃんとアルバイト代を支払って欲しいといい、仕事の休みや週末は元気の店を手伝うことにする。

やっとのことでデザイナーと会えた向井と洸稀。向井の熱のあるプレゼンはデザイナーのこころを掴みオファーを受けてもらうことができた。丸々一日2人で過ごしたその帰り道、洸稀は向井の熱心なプレゼンを褒め、「好きなものは好きって、まっすぐ言えるのって素敵なことだと思う。相手にも伝わるんだよ」という。

洸稀の言葉に、突然モヤが晴れた向井は「好き! 俺、坂井戸さんのこと好き!」と突然告白してしまう。向井の言葉に洸稀は困惑。言わないように、言わないようにとしていたのに、つい出てしまった本音…すぐに後悔した向井は、「ごめんなさい」と謝ってその場を去った。

落ち込みながら鷺ノ宮の自宅前まで帰ってきた向井。「終わった…」と思うものの、目を閉じて思い浮かぶのはキラキラした洸稀の笑顔ばかり。踵を返し、恵比寿に向かおうとするが脚が攣ってしまった。慌ててタクシーを広い「恵比寿神社」の近くにある元気の店へ。

すると、店の前には洸稀の姿があった。「来るんじゃないかって思ってた」と洸稀。向井はこのまま終わりにしたくないと話し、「俺、坂井戸さんと過ごす時間が好きなんだ。…価値観が違っても、違うんだってことを理解して向き合って行きたい。坂井戸さんのことが好きです」と告白。洸稀は、はっとりしたことは言えないとしながらも「このまま会えなくなるのは嫌だなと思ったから、ここにいるんだけどね。私も向井くんと過ごす時間は好きだし。なんか素の自分でいられるみたいだし。ありがとう。向井くん」と答えた。

鷺ノ宮の自宅では、ランチ営業の手伝いで筋肉痛になった麻美が、公子に「結婚して幸せ?」と尋ねていた。公子は「これをしたからとか、これを手にいれたからずっと幸せってことはないわけじゃない?幸せな瞬間はたくさんあったけど、それがずっと永遠に続くわけじゃない。今日が幸せでも、明日は何かに悩んでるかもしれない。それが人生。ざっと振り返ってみると幸せ。それで十分」と答えた。

スッキリとした気持ちで洸稀とともに元気のカレーに向き合う向井は、“幸せっていうゴールはどこにもないのかもしれない。ゴールはどこなのか、誰かが決めてくれたら楽だなって思っちゃう時もあるけど…やっぱり自分で決めた道を、時には一人で、時には誰かと一緒に進んで行こう”と思う。そして、「大人って思ったより大人じゃなくて楽しいね」と以前、洸稀が言たセリフを繰返して告げる。

日本テレビ水曜ドラマ「こっちむいてよ向井くん」は7月12日(水)22時スタート。原作: 原作:ねむようこ『こっち向いてよ向井くん』(祥伝社フィールコミックス)/出演: 赤楚衛二、生田絵梨花、岡山天音、波瑠、藤原さくら、財前直見、田辺桃子、久間田琳加、市原隼人/第3話~4話ゲスト出演:藤間爽子/第4話~第6話ゲスト出演:穂志もえか ほか。/番組公式X(Twitter)アカウントは「@mukaikun_ntv」。番組公式Instagramアカウントは「@mukaikun_ntv」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「こっちむいてよ向井くん」番組公式サイト

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