意地を貫く武市に妻が送った光の粒「龍馬伝」―NHKオンデマンド

2010年06月14日23時41分ドラマ
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獄中の夫を思う妻が送った光の粒―、大河ドラマ「龍馬伝」第24回「愛の蛍」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円(税込)。

龍馬(福山雅治)は京・池田屋で望月亀弥太(音尾琢真)の死を目の当たりにした。怒りに震える龍馬は、池田屋から引き上げる近藤勇(原田泰造)ら新選組に一人斬りかかろうとするが、その場に潜んでいた桂小五郎(谷原章介)に引き止められる。池田屋で多くの長州藩士が殺されたことに怒る桂は、いつか恨みをはらすことを龍馬の前で誓う。

一方その頃土佐では、岡田以蔵(佐藤健)への拷問が苛烈さを増していた。後藤象二郎(青木崇高)の激しい追及に悲鳴をあげる声に、武市半平太(大森南朋)はただ耐える以外になかった。後藤は岩崎弥太郎(香川照之)を呼びつけ、武市の口を割らせようと図るが、武市は弥太郎の前で、忠義を尽くしてきた山内容堂(近藤正臣)から逆臣にされた歯がゆさと、妻・冨(奥貫薫)への思いを打ち明ける。

冨は武市からの言伝てを伝えに来た牢番の和助(小市慢太郎)にあるものを渡すよう託す。

京で新選組による攘夷派潰しの動きが活発になる中、龍馬はお龍(真木よう子)の家に身を隠すが、お龍は龍馬と馴染もうとしない。お龍は龍馬に攘夷派の侍を嫌う理由を打ち明けるが、龍馬は自らの両親の話をし、お龍の気持ちを解きほぐそうとする。

そのころ、勝麟太郎(武田鉄矢)は京都所司代の板倉勝静(斉木しげる)に呼び出され、池田屋での策謀に神戸海軍操練所から抜け出した亀弥太の名があることを詰問される。

亀弥太の死を無駄にするまいと決意した龍馬は、お龍の家を後にし、伏見の船宿・寺田屋に立ち寄る。そこで龍馬が目にした女将の姿は…。


サブタイトルがキーとなる、“光の粒”に込められた武市の妻・冨の夫への思いが今回最大のツボだ。妻のために維持を通そうと苦悩する男と、離れながらも健気に支える女。間に挟まる龍馬とお龍との仲との絶妙な絡みから味わうのもまたよしだ。(足立謙二)

NHK大河ドラマ「龍馬伝」「龍馬伝」各放送回の見どころ

大河ドラマ「龍馬伝」 第24回「愛の蛍」 NHKオンデマンド