「遙かなる山の呼び声」第2話 常盤貴子、真面目に働く阿部寛に好意を抱き始める!第1話ネタバレと予告

昭和の名作をリメイクした「遙かなる山の呼び声」(NHK土曜ドラマ)が9月23日からスタートした。第1話では、北の大地で運命の出会いを果たした耕作(阿部寛)と民子(常盤貴子)が、30日放送の第2話では2人が距離を近づけていく。NHK+ にて30日22時49分まで第1話の見逃し配信をしている。
●各話のあらすじ:1話ネタバレと2話予告、2話ネタバレと3話予告、3話ネタバレと4話予告、第4話(最終回)ネタバレ
名匠・山田洋次監督が北海道の春夏秋冬を舞台にした名作『遙かなる山の呼び声』をリメイクした本作。BSプレミアムで2018年に初編、2022年に続編が放送されており、今回は初編と続編に未公開シーンを新たに加えたディレクターズカットとして4週にわたって放送される(ドラマ紹介)。
侍のような佇まいを保ち続けた高倉健が演じた森山耕作を圧倒的な存在感と温もりが魅力の阿部が、昭和感を残しながらも新たな耕作像を作ってくれた。先日最終回を放送したばかりの「VIVANT」(TBS日常劇場)では公安の野崎を演じた阿部が、今回は警察から追われる側となっている。また、倍賞千恵子が演じた風見民子を常盤が「そだねー」とさりげない北海道弁を使いこなして温かく演じている。
第1話では主役の二人以外にも、息子の武志(佐藤優太郎)、民子にちょっかいを出す虻田(筧利夫)がメインキャストとしてドラマを盛り上げたが、原作映画ではそれぞれ吉岡秀隆、ハナ肇が演じた。またオリジナルキャストの義父・吉雄(中原丈雄)や、北海道料理店社長だった虻田の職業が地元建設会社の社長などと、原作とは異なるところもあるが、ほぼ原作を忠実になぞっており、原作を知る昭和世代には懐かしく視聴できたのではないだろうか?
耕作の記憶の中に浮かんだ暴行シーンが、第2話で明かされる。「本当のことを言うと、時々辛いの」と本音を吐露した民子が、耕作の過去を知ったとき、どんな反応を見せるのか?
■第1話あらすじ<ネタバレ>
北海道の中標津で、夫がのこした牧場を経営する民子(常盤貴子)。ある日、知人の弔問から帰ってきた義父・吉雄(中原丈雄)が「一晩泊めてやってほしい」と謎の男・耕作(阿部寛)を連れ帰って来る。バイクが故障して動けなくなったという耕作を怪しみながらも民子がもてなすと、翌朝から牛舎の仕事を手際よく手伝い始める。父を失いさみしい思いをしていた民子の一人息子・武志(佐藤優太郎)は、バイクのエンジンを解体して器用に修理する耕作にすっかりなつくが、耕作は感謝を告げて去っていく。民子の義父はどこか影のある耕作の素性に不安を覚える。
数か月後、近くまで来たからと耕作が再び牧場にやって来る。武志から祖父・吉雄が入院したと聞いた耕作は、吉雄が退院するまで牧場を手伝わせてほしいと頼む。警戒しながらも手伝ってもらうことにする民子。ある日、民子に好意を持つ地元建設会社の社長・虻田(筧利夫)が、民子に乱暴を仕掛ける。それを目撃した耕作が虻田に水をかけて民子を助ける。すると虻田は兄弟を引き連れ仕返しにやって来て、裏の原っぱで決闘することに。虻田兄弟は耕作に簡単にやられてしまう。ところが虻田はすっかり耕作が気に入り「アニキ」と慕うようになる。
隠れて決闘を見ていた武志は、その夜、母・民子にその様子を教え、ますます耕作になつくようになるのだった。
■第2話予告と見どころ
耕作のいる日常が普通になってきた民子親子。耕作は義理の叔母・鈴江(高畑淳子)からも気に入られる。用心深く距離を置いていた民子も、まじめに働く耕作に好意を抱き始め、耕作も落ち着きたい気持ちが湧いてくる。しかし退院した義父・吉雄だけは耕作への疑念を捨てきれず民子と衝突してしまう。
そんな中、牧場に長居することで警察の捜査が迫ってきたことを知り、耕作は牧場を去ることにする。民子にそのことを話した耕作は、隠していた過去の出来事も打ち明ける。
NHK9月23日(土)22時より(49分×4話)。原作・脚本:山田洋次。脚本:坂口理子。出演:阿部寛/常盤貴子/筧利夫/佐藤優太郞/高畑淳子/中原丈雄ほか。
◇NHK「遙かなる山の呼び声」番組公式サイト
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