【最終週ネタバレ】NHK朝ドラ「らんまん」神木隆之介は浜辺美波の支えで図鑑を完成させた!二人の愛の深さに号泣!

2023年09月29日08時28分ドラマ
©NHK

植物学の父・牧野富太郎をモデルとしたドラマは万太郎(神木隆之介)の一生をかけて作った図鑑を完成させて終わった!愛する妻・寿恵子(浜辺美波)の名からとったスエコザサが最終ページを飾っていた。NHK連続テレビ小説「らんまん」関連動画は番組公式サイトで公開されている。



日本の植物学の父である言われる牧野富太郎をモデルとした「らんまん」の最終週が9月25日から放送され、29日に無事に最終回を迎えた。サブタイトル「スエコザサ」は亡き妻・寿恵子(浜辺美波)を思って万太郎(神木隆之介)が名付けたものだけに、どのような描き方をするのかと注目していた視聴者に25日放送の第126話は“良い”裏切りを見せた。時代を万太郎がなくなった昭和33年まで進め、娘の千歳に松坂慶子、そして遺品である標本の整理の仕事をするために尋ねてくる女性に宮﨑あおいを配し、万太郎と寿恵子が必死に守ってきた標本たちを次世代に引き継いでゆくことを描いた。

昭和33年パートから万太郎も寿恵子も生きている時代に放送が戻り、万太郎の集大成が描かれる。小学校中退ながらも、その後の努力で理学博士になることができた。そして、念願の図鑑の作成だ。3206種もの植物を乗せた図鑑。寿恵子がずっと家計を支え、亡き園子に誓った図鑑がついにできあがった。

最終週から数えて2週位前からは万太郎にゆかりの人たちが多く登場し、それぞれがそれぞれの道を進んでゆく様子が見られた。最終週では図鑑完成のために懐かしい人々、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)、徳永(田中哲司)、広瀬佑一郎(中村蒼)、堀井丈之助(山脇辰哉)、野宮(亀田佳明)が登場し、万太郎の図鑑のために協力してくれた。そして、最終週にして、十徳長屋に住んでいた丈之助のモデルが「シェイクスピア全作品」を翻訳した文豪・坪内逍遥であることもわかった。

万太郎を幼少期から支えた竹雄(志尊淳)、綾(佐久間由衣)は藤丸の力も借りて新しい酒を完成させ、万太郎一家と一緒にその味を堪能した。

ドラマもラストが近づき、万太郎は完成させた図鑑を寿恵子に見せる。最終ページを飾るのはスエコザサだ。自分の命が長くないことを知っている寿恵子は万太郎に「自分が死んでも植物を探し続けてくれ」といい、その場に自分がいるのだからと告げる。万太郎は「愛している」と寿恵子を抱きしめた。

寿恵子の願い通り、万太郎はまた植物採取の旅を続ける。万太郎には寿恵子が見え、いつも自分を励まし続けてくれる。そんなラストでドラマは幕を閉じた。

【第26週(2023/9/25-9/29)ネタバレあらすじ】
寿恵子(浜辺美波)は渋谷の店を売ったお金で、東京郊外の大泉村に土地を購入した。それは、万太郎(神木隆之介)の夢と、万太郎の標本を守るためだった。広大な土地に植物園を作り、標本を管理する頑丈な建物を建てる。

太平洋戦争での東京大空襲もくぐり抜け、標本は守られた。昭和33年。万太郎亡き後、娘の千歳(松坂慶子)は都立大学にその標本を収めるために整理を始める。藤本紀子(宮﨑あおい)はその手伝いにやってきたが、あまりにも責任の重い仕事に一回は断るものの、庭にあるスエコザサに誘われるように、もう一度千歳のいる植物館に戻り、戦禍さえも守り抜かれた標本を次世代につなぐために一緒に手伝うことにした。まず最初は万太郎の行動記録を作るところから着手する。千歳は生前の父に思いを寄せていた。

万太郎も寿恵子もまだ生きていた頃。槙野家は、寿恵子が買った土地に屋敷を構え、万太郎、寿恵子、千鶴(本田望結)と幸せに暮らしていた。近所の子どもたちも万太郎に植物採取の方法を教わったり、標本の作り方を教わったりしていた。ただ、寿恵子の体調が悪いことが万太郎の気がかりだった。

ある日、波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)が練馬の家にやってきた。波多野は帝国学士院に選ばれていた。そんな波多野をお祝いしようと藤丸と万太郎が話を進めようとすると、波多野がそれを遮る。波多野は理学博士にならないかと万太郎に告げる。万太郎も寿恵子も驚くが、徳永(田中哲司)も推薦してくれていた。最初は「まだ、図鑑を完成させていない」とその誘いを固辞していたが、波多野や寿恵子の説得で、万太郎は理学博士になることになった。そのことに寿恵子は心から喜んでいた。

博士号をとった万太郎はみんなをまえに演説を行う。植物は一つとして同じものがないことや命に限りがあることを話す。そして寿恵子やみんなにお礼をいうと、寿恵子はそんな万太郎をみて感慨の涙を流していた。ただ、寿恵子は体調が悪いのに頑なにそれを隠そうとしていた。万太郎はなんとか説得して医者に診せるも、当時、その病気に対する治療法はなかった。

そんな寿恵子のために、万太郎は何としても図鑑を完成させると決意する。植物画を描いてもらうために野宮(亀田佳明)を呼び寄せ、虎鉄(濱田龍臣)には記事本文を、波多野の大学院生や藤丸の助け、さらには堀井丈之助(山脇辰哉)や広瀬佑一郎(中村蒼)にも手伝ってもらって図鑑の準備を続ける。

北海道の大学からマキシモヴィッチ博士に関連して講演を頼まれた万太郎は寿恵子のことが気になるが、寿恵子は「理学博士」となったからには植物学のために尽くせといって送り出してくれた。帰りによった仙台で万太郎は笹の新種を見つけた。

春、竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)が新酒を持って槙野家にやってくる。寿恵子、虎鉄、千歳(遠藤さくら)、千鶴ら家族みんなで綾と竹雄の酒を味わいながら、楽しい時間を過ごす。

季節は夏になり、3206種を載せた図鑑がついに完成した。最後のページを飾ったのは「スエコザサ」。万太郎が見つけた新種のササに寿恵子の名を刻んだ。寿恵子と二人、図鑑を見ながら、これまでの人生を振り返る。最終ページをみた寿恵子は驚き、そして喜ぶ。自分がいなくなっても植物への愛をこれまでと同じように持ち続けてほしいといい、そのことを聞いた万太郎は寿恵子を抱きしめた。

そして、万太郎は寿恵子亡き後も植物への愛を持ち続けている。

■スタッフ他
脚本:長田育恵
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮﨑あおい
出演:神木隆之介,浜辺美波,志尊淳,佐久間由衣,濱田龍臣,本田望結,遠藤さくら,前原滉,前原瑞樹,田中哲司,松坂慶子,要潤,ほか

 <総合>(月~土)8時~8時15分/12時45分~13時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)7時30分~7時45分/23時00分~23時30分[再]
   (土)9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「らんまん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「らんまん」番組公式X(Twitter) @asadora_nhk
NHK朝ドラ「らんまん」NHK-PRサイト

【2023年夏ドラマ紹介】 【関連記事・各話のあらすじ】