「遙かなる山の呼び声」阿部寛の過去を知っても引き留める常盤貴子!第2話ネタバレと第3話予告と見どころ

昭和の名作をリメイクした「遙かなる山の呼び声」(NHK土曜ドラマ)第3話が9月30日に放送し、耕作(阿部寛)が隠してきた過去をに民子(常盤貴子)告白する。次週最終回となる第4話で耕作と民子を再会できるのか?第3話はNHK+ にて10月7日22時49分まで第2話の見逃し配信をしている。
●各話のあらすじ:1話ネタバレと2話予告、2話ネタバレと3話予告、3話ネタバレと4話予告、第4話(最終回)ネタバレ
名匠・山田洋次監督が北海道の春夏秋冬を舞台にした名作『遙かなる山の呼び声』をリメイクした本作。BSプレミアムで2018年に初編、2022年に続編が放送されており、今回は初編と続編に未公開シーンを新たに加えたディレクターズカットとして4週にわたって放送される(ドラマ紹介)。
第2話注目は、町民祭りでピアノを弾く武志を耕作が会場内に響き渡る大声で応援するシーン。原作では草競馬に出場する耕作(高倉健)を武志(吉岡秀隆)が大声を出して応援し、耕作が優勝した後、民子(倍賞千恵子)が「この子が、あんなに大きな声を出したのをはじめて見たわ」という。耕作と武志と声を出すのは逆転だが、どちらもこれがきっかけで耕作が民子らの元を去る決意をした大切なシーンだ。
また、去っていく耕作を耕作が泣きながら追いかけるシーンや、裁判のシーンには感涙させれた。虻田のお陰で耕作を待ち続けると伝えることができた裁判シーンはオリジナル。しかし、次回放送の第3話では出所を待つ民子に耕作は一度も返事を書かず、出所したことさえ知らせない。さらに民子には虻田とは別のライバルも現れるようで…。果たして耕作は民子の元にもどってくるのか?第3話では藤井隆と真飛聖が出演する。
■第2話あらすじ<ネタバレ>
©NHK根室の解体工事現場を去って、再び民子(常盤貴子)が営む中標津の牧場に戻って働くようになった耕作(阿部寛)。
そんな中、義父・吉雄(中原丈雄)が退院し、耕作は役目が終わったと出て行くと民子に話すが、民子はもし急ぎでなければもう少しいてもらえないかと頼む。耕作は二つ返事で承知する。武志(佐藤優太郎)は耕作にすっかり懐き、民子にまとわりつく遊び人の虻田(筧利夫)にも慕われるようになっていた。用心深く距離を置いていた民子もまじめに働く耕作に好意を抱き始める。
そんなある日、警察が振り込め詐欺の注意勧告のパトロールにやって来て、吉雄が対応する。その頃耕作は民子と耕作と遊びに出ていた。そこで民子は耕作の身の上話を聞く。耕作は無事に生まれていれば武志と同じ年頃の子供がいて、妻は亡くなったことなどをポツリポツリと話す。
その夜、義父・吉雄は耕作への疑念を捨てきれず、彼は何か隠しているようだと言い出し、民子と衝突してしまう。民子の家族を気に掛ける義理の叔母・鈴江(高畑淳子)も気に入る。。
その夜、耕作の部屋に差し入れをした民子は耕作が入れたコーヒーをご馳走になる。「人に何かを作ってもらうって何年ぶりだろう」と話す民子に、「辛くないですか」と訊ねる耕作。夫が亡くなって3年、民子は辛い冬の酪農の仕事への愚痴をついつい話す。それでも春になると緑が広がる牧草を見て希望が湧いてくると本音を打ち明ける。
武志が町の文化祭でピアノを弾くことになり、耕作も応援に行くことに。緊張屋の武志を励ますために大声で武志の名を呼んで緊張をほぐしてやる耕作。そのお陰で耕作は普段通りの実力でピアノを披露した。事件の捜査に来ていた刑事が耕作の声を聞き、会場を出た耕作を「川崎の森山さん」と呼び止める。耕作は人違いだと言い、虻田3兄弟と会場を後にする。
長居することで身辺に警察の捜査が迫ったと知り、耕作は民子に明日出ていくと話す。理由を訊く民子に、2年前、人を殺して警察追われていることを告白。賭博に狂った妻が騙されて金融屋に金を借り膨らむ借金苦で首をくくって自殺した。ところが葬式の席で妻を罵った金融屋殴り殺してしまったと言うのだ。それを聞いた民子はショックを隠せないでいた。
その夜。耕作が急病になった牛のミチコに気が付く。民子は急ぎ獣医を呼んで診察を受けさせる。明け方まで治療は続きミチコは持ち直した。耕作に礼を言った民子は「行かないで」としがみつく。民子をそっと抱きしめた耕作だが、その後荷造りをする。別れの挨拶をする耕作。その時パトカーがやって来る。覚悟を決めた耕作は、パトカーに向かって歩いていく。「おじさん!どこ行っくの?」泣きながら追いかける武志の元からパトカーは去って行く。
1年後。耕作の裁判の公判が下る日、民子と虻田が傍聴していた。耕作に傷害致死として懲役5年が言い渡される。閉廷後、虻田は大声で「吉雄が急死したこと、虻田3兄弟が支えて特製ミルクも東京の大手デパートに取り扱ってもらえることになったこと、そしてあの牧場で武志と2人で“あの男”の帰りを待っている」と叫び、民子は耕作に向かって大きくうなずいた。
■第3話予告
逮捕され刑務所に入っていた耕作(阿部寛)は仮出所を許され札幌で暮らす妹・加奈(真飛聖)のアパートに身を寄せることになる。しかし、服役中も手紙を出し続け出所を待ちわびていた民子(常盤貴子)に対して耕作は一度も返事を出さず、出所の知らせさえも入れずにいた。そんな中、息子のピアノ教師の西川(藤井隆)が民子に想いを寄せていることに気づいた叔母の鈴江(高畑淳子)は、二人を近づけようと画策する。
NHK9月23日(土)22時より(49分×4話)。第3話10月7日22時から放送予定。
原作・脚本:山田洋次。脚本:坂口理子。出演:阿部寛/常盤貴子/筧利夫/佐藤優太郞/高畑淳子/中原丈雄ほか。
◇NHK「遙かなる山の呼び声」番組公式サイト
【2023年秋ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】