「僕らOBが語るような選手じゃなくなった」山本昌が選ぶ今季の大谷翔平ベストHRは?偉業尽くしの成績に

2023年10月02日12時07分スポーツ

本日10月2日に、日本人初の本塁打王に輝いた大谷翔平選手について中日ドラゴンズで活躍し、ドジャース傘下の1Aでもプレーしていた山本昌とメジャーリーグで活躍経験のある川﨑宗則が、それぞれ「今季の大谷翔平ベストHR」を選定&解説した。関連動画がX(Twitter)に公開している。



中日ドラゴンズで活躍し、ドジャース傘下の1Aでもプレーしていた山本昌が、MLB「ABEMA」生中継内で「今季の大谷翔平ベストホームラン」を解説。日本人史上初の"ア・リーグホームラン王”に輝いたエンゼルスの大谷翔平投手が今季放った44本のホームランのうち、日本時間7月1日のダイヤモンドバックス戦で放った、記録ずくめの第30号を今季ベストホームランに選んだ。

エンゼルスの本拠地で行われた本試合に大谷は先発出場。6回の第3打席で、ダイヤモンドバックスの先発ヘンリーのスライダーをフルスイングすると、打球はライトスタンドの上段付近まで運び今シーズン30号となるソロホームランを放った。日本人選手としては初の3年連続30号、ア・リーグ月間本塁打記録の最多タイとなる15本目を記録した。さらにデータサイト『baseball savant』によると、打球速度は約185.2キロ、飛距離は約150メートルにも及ぶ特大弾で、大谷にとってもメジャー移籍後最長となる飛距離となった。

大谷翔平、記録ずくめの30号HR

山本は「ア・リーグ月間最多の15本、3年連続30本。負けている中でも記録ずくめだった。これ、飛距離もすごかったんですよ。僕らOBが語るような選手じゃなくなった。誰もやったことがないことをこれだけ堂々とやってのける選手に対して、僕らOBがなんら言うことがない選手になりましたね」と感心する様子を見せた。

そして来季は二刀流ではなく打者への専念となる見込みの大谷に対し、「肘の手術をしても活躍の場がある。しっかりケアしながらやってほしいなと思う。マンガみたいなことを普通にやっている。これだけ長く二刀流を続けられているのはすごい」とコメント。また、過去に大谷本人と話したときのことを振り返って「やっぱりストイック。本当に野球に対して真剣にやっている」と、前人未到の活躍をつづける大谷の姿を称賛した。

大谷翔平、緊急降板直前に放った満身創痍の44号2ラン