最終章へ「遙かなる山の呼び声」偶然の再会が阿部寛と常盤貴子を引き寄せる!第3話ネタバレと最終回予告

2023年10月08日10時50分ドラマ
©NHK

昭和の名作をリメイクした「遙かなる山の呼び声」(NHK土曜ドラマ)最終回前話となる第3話が10月7日に放送し、5年後に仮出所した耕作(阿部寛)と5年間女で一人で牧場を切り盛りしてきた民子(常盤貴子)の姿が描かれた。第3話はNHK+ にて10月14日22時49分まで見逃し配信をしている。



●各話のあらすじ:1話ネタバレと2話予告2話ネタバレと3話予告3話ネタバレと4話予告第4話(最終回)ネタバレ

名匠・山田洋次監督が北海道の春夏秋冬を舞台にした名作『遙かなる山の呼び声』をリメイクした本作。BSプレミアムで2018年に初編、2022年に続編が放送されており、今回は初編と続編に未公開シーンを新たに加えたディレクターズカットとして4週にわたって放送される(ドラマ紹介)。

第3話からは2022年に放送した「続 遙かなる山の呼び声」のパートに突入。原作にないピアノ教師・西川浩介役で藤井隆、耕作の妹・森山加奈役で真飛聖、他にも北山雅康、金田明夫、山下容莉枝らが新キャストとして登場し、新たなストーリーを紡ぐ。武志役の佐藤優太郎の成長ぶりにも驚かされる。

仮出所した耕作を迎えに来たのは妹の加奈。ラーメンを凄い勢いで啜る耕作に何がしたいかと聞く場面。温泉で手足を伸ばしたり真っ白なシーツで眠ったりしたいと答えた耕作が、さらに「会いたい人は?」と聞かれるが、ごまかして答えない。その後も折に触れて聞かれると、「牛には音楽を聞かせた方が乳量が増えるから、クラシックを流している高貴な人だ」と自分とは釣り合わないことが民子に会いに行かない理由のようだ。その高貴な牧場主が経営に行き詰まっていることを知ってほしいものだ。

一方、加奈の方も既婚者と不倫で会社を辞めたようだ。耕作は心配するが、相手は離婚が成立したと報告するが…。

いよいよ次週は最終回。予告あらすじは明らかにされていないが、武志が倒れたことで、耕作は忘れられない民子がいる牧場へ車を運転する。さあ2人が行き着く運命の結末はどうなるのか?

■第3話あらすじ<ネタバレ>
逮捕され刑務所に入っていた耕作(阿部)は仮出所を許され札幌で暮らす妹・加奈(真飛)のアパートに身を寄せ、妹と一緒に建設現場の交通整理の仕事をする。

一方、服役中も手紙を出し続け出所を待ちわびていた民子(常盤)に対して耕作は一度も返事を出さず、出所の知らせさえも入れずにいた。6年前に義父も亡くなり女手一つで、亡き夫の夢だった美しい音楽を聞かせ、昔ながらの酪農のやり方で頑張ってきた民子。

再婚し近く子供が生まれるが、未だに民子が気になる虻田(筧利夫)は、相変わらず民子にまとわりついていた。彼は武志のピアノレッスンのために、西川(藤井隆)が頻繁に風見家に出入りしていることが気になって仕方がなかった。そして民子に耕作が出所したことを 知らせる。耕作を忘れようとしていた民子の心にさざ波が立つ…。

一方、叔母の鈴江(高畑淳子)はピアノ教師の西川が民子に想いを寄せていることに気づく。その西川が武志を札幌で開催されるピアノコンサートに連れて行ってくれた日。

赤字続きで苦労する民子を見ていられない鈴江は、虻田の口利きで牧場を好条件で買い取ってくれる先を見つけるが、民子は牧場から離れようとしない。それは亡き夫のためだけでなく息子の武志(佐藤優太郎)のためだった。

5年前、目の前で耕作が逮捕される経験をした武志は、すっかり内向的な性格になってしまい、ピアノばかりにのめりこむ少年になっていたのだ。世間はそんな武志を「ピアノばかり弾いて変わった子になってしまった」と噂していた。武志にピアノの才能があり、それが自然豊かなこの環境のお陰だと民子は信じている。それでも胸のどこかには耕作が戻ってくることも願っていた。その想いを誰にも話さない民子だったが、武志にだけは打ち明けていた。武志もまた耕作のことを忘れていなかった。

その頃、西川の運転する車は札幌入り。武志は交通整理する長身の男性を見かけ、それが耕作だとすぐに気づく。車を降りて駆けだした武志は耕作に挨拶。成長した武志に驚く耕作にピアノコンサートに来たから、「おじさんも必ず来てね」と約束する。

NHK9月23日(土)22時より(49分×4話)。第4話(最終回)は10月14日22時から放送予定。
原作・脚本:山田洋次。脚本:坂口理子。出演:阿部寛/常盤貴子/筧利夫/佐藤優太郞/高畑淳子/中原丈雄ほか。

NHK「遙かなる山の呼び声」番組公式サイト

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