燃え殻の同名エッセーをドラマ化「すべて忘れてしまうから」第1話で阿部寛が酒井美紀からカツアゲされる?|2023秋ドラマ

2023年10月11日19時00分ドラマ
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阿部寛主演「すべて忘れてしまうから」が月13日らテレビ東京系<ドラマ25>(金曜24:52~25:23)枠にて全10話で放送する。番組サイトで予告動画が公開中だ。第1話のあらすじを紹介。<ネタバレ>



ハロウィンの夜に突如失踪した恋人をめぐるミステリアスでビタースイートなラブストーリー。原作は、サラリーマンを続けながらTwitterで有名になり、小説を発表する前から、すでにそのペンネームは広く知れ渡っていた作家、燃え殻による小説だ。

WEBで配信された初の小説がSNS上で大きな話題となり、『ボクたちはみんな大人になれなかった』がベストセラーに。その後、自身の作品が次々と映像化され大きな注目を浴びている燃え殻によるエッセイを、岨手由貴子・沖田修一・大江崇允が手掛け、ディズニープラス「スター」で独占配信中の話題作。

放送に先駆け配信が始まると、SNSを中心に「大人になった今、どこか気持ちがわかる」「小説の中にいるような没入感」「映像の質感や雰囲気が最高」など、その独特な世界観に魅了される人が続出した。

主演はTBS日曜劇場「VIVANT」で圧倒的な存在感を示した阿部寛。本作ではミステリー作家として生計を立てている“M”(阿部)を演じる。
Mはお気に入りの店を書斎替わりに、人間観察をしながら執筆作業をする日々を送っている。特にお気に入りは、“BAR灯台”と“喫茶マーメイド”。そこでMは常連の客たちと、他愛もない日常を共有し、誰かといながらも一人気ままに過ごすような都会の生活を送っている。そんな中、ハロウィンの夜に突然失踪した彼女“F”(尾野真千子)を探すことに。しかし、人々が語る“F”は、彼の知らない顔を持っており、やがて驚きの秘密が明らかになっていく…。

本作では、総勢10組のアーティストが、全10話それぞれのエンディングを担当することも注目を集めた。劇中の舞台であるBar「灯台」などで生演奏をしており、作品の世界観の中でそれぞれのパフォーマンスを堪能できる仕上がりとなっている。ここだけのライブを聴くことができる豪華な演出は必見だ。

第1話はTENDRE、第2話では三浦透子、第3話ではヒグチアイ、第4話では東京発の4人組バンドミツメ、第5話ではpaionia、第6話では七尾旅人、第7話ではROTH BART BARON、第8話ではNo Buses、第9話では奇妙礼太郎、第10話ではCharaがエンディングを担当する。



■第1話「まさかとは思うけど、殺してないですよね?」あらすじ
Mが執筆している雑誌の編集者・澤田(渡辺大知)から、新しい連載のためのエッセイを書いてみないかと提案される。しかしMは気が乗らず、返事は保留に。Mには恋人“F”がいる。些細なケンカをきっかけに連絡を取らないまま3週間が経った時、“BAR灯台”に、Fの姉(酒井美紀)と名乗る右目を眼帯している女性が現れる。

姉はハロウィンの夜からFが音信不通で行方不明だと言い、祖母からの遺産をFが一人で相続したために、すでに着手したリフォーム代が払えないというのだ。恋人であるMが妹を殺したんじゃないかと詰め寄るが、Mは彼女の居場所すら見当もつかず困惑する。

するとMの財布から有り金を抜き取って「とりあえず今日はこれだけを貰っていくわ」とまるで優しいカツアゲのようにMのお金を持って行ってしまう。

静かなMの日常に少しの変化が訪れ始める…。

どんなに近しい人にも、知らない顔がある。 この秋、消えた彼女をめぐるミステリアスでビターなラブストーリーが、見る人の心を惑わせる。

■キャスト
M…阿部寛
F…尾野真千子
フクオ…宮藤官九郎
Fの姉…酒井美紀
マンバ…見栄晴
澤田…渡辺大知
ミト…鳴海唯
泉…青木柚
谷さん…岩谷健司
西さん…嶺豪一
乾さん…ぼくもとさきこ
藪ちゃん…ニクまろ
カオル…Chara

■スタッフ
原作:燃え殻『すべて忘れてしまうから』(扶桑社刊)
脚本・監督:岨手由貴子 沖田修一 大江崇允
音楽:TENDRE
(EP1)エンディングテーマ:TENDRE「DRAMA」(ユニバーサルミュージック)

公式HP

【2023年秋ドラマ紹介】