「赤い袖先」(全27話)第13-14話:イ・セヨン、凧でジュノの命を救う!あらすじ、見どころ、場面写真

2023年10月22日21時30分ドラマ
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幼い頃に出会った初恋の宮女がドギム(イ・セヨン)だと知ったサン(ジュノ)は彼女への想いを深めていくが…アジア中に空前の“袖先”シンドロームを巻き起こした切ないラブ史劇「赤い袖先」(全27話)BSフジで10月23日から放送の第13話、第14話のあらすじと見どころ、豆知識など紹介。日本公式サイトとYoutubeで日本版トレーラーが公開中だ。

「赤い袖先」は1700年代の朝鮮を舞台に、自分が選択した人生を守ろうとする女官ソン・ドギムと、愛より国を優先する帝王世孫イ・サンの切ない宮中ロマンスを描く。【「赤い袖先」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、韓国での評判、キャストの魅力などまとめて紹介している。あらすじも17話版と27話版のネタバレありとなしを用意している。



■キャスト押さえておくべきキャストと登場人物13名を紹介
イ・サン役:イ・ジュノ(2PM)
ソン・ドギム役:イ・セヨン
ホン・ドクノ役:カン・フン
英祖役:イ・ドクファ
提調尚宮チョ氏役:パク・ジヨン
ソ尚宮役:チャン・ヘジン
 ほか

※以下、ネタバレが気になる方は「■見どころ」を先にご覧になり、あらすじは視聴後の確認用のご参考にどうぞ。

■第13話あらすじ
サンへのお礼の言葉を考えながら庭で花に水をやっていたドギム。目の前に現れたサンは暎嬪(ヨンビン)李氏の弔問をした夜の記憶を尋ねる。一緒に居た少年の名前はサンだったと語るドギムに、自分の名前はサンだと語る。あの夜一緒に屋敷に忍び込み、一度は探そうとした宮女がドギムだと確認したサン(ジュノ)はドギム(イ・セヨン)を抱き締める。

幼い頃に出会った初恋の宮女がドギムだと知ったサンは彼女への想いを深めていくが、一方のドギムは庭に並べて干してある凧に話題をそらそうとする。それは王に危険を知らせる為の信号凧だった。幼い頃、祖母を亡くして孤独だった自分を唯一慰めてくれたドギムを探していたと告白するサンに対して気持ちを認めるべきなのか思い悩んだドギムは「あの時の出会いは偶然に過ぎない」と言って自分の気持ちに蓋をしてしまう。

国王英祖(イ・ドクファ)に呼ばれたサン。英祖の認知症は進行していて呼び出した理由も思い出せない状態になっていた。サンは英祖の代わりに稜幸を命じられ、軍隊を動かすのに必要な虎符を授かる。

※稜幸(ヌンヘン):王が歴代王や王妃の陵墓に行幸する事。 ※虎符(ホブ):軍隊を動かす為に下す命令書のようなもので王と守護庁が半分ずつ所持し合わせると「発兵」の文字が完成する。

サンの稜幸を聞きつけた提調尚宮チョ氏はサンが王宮を離れたタイミングを狙ってサンを暗殺する計画を企てる。サンに同行した宮女達は長く使われていなかった行宮の大掃除を始め、サンの寝床を温める為に布団に入ったドギムは絹の布団の寝心地に感動してそのまま眠ってしまう。

※行宮(ヘングン):王が王宮以外で滞在する為の施設。離宮。

稜幸の途中で国民から20年間に100人を超える少女が、王の名を騙って誘拐される事件が起きていると擊錚を受けたサンはすぐに事件を調べようとする。即位するまでは権限が無いから耐えるべきだというドンノ(カン・フン)に止められながらも刑曹と捕盗庁に調査を命じる。自分の無力さに苛立ちを覚えたサンは部屋で寝ていたドギムを見つけて彼女を優しく見つめる。

※擊錚(ギョクジェン):平民が王宮や王の行進が行われる際に楽器を打ち鳴らしながら庶民の間で起きている事件を直訴する事。※刑曹(ヒョンジョ):現在の法務部と司法部の法院に該当する機関。※捕盗庁:王宮周辺で罪人を捕らえる現在の警察に該当する機関。

提調尚宮チョ氏が率いる廣寒宮も本格的に動き始め、亥時(22時頃)にサンを殺すよう命令が下る。ウォルへ(ジウン)の命令でソ尚宮(チャン・ヘジン)と食材を取りに向かったドギムは廣寒宮の存在を知らされ驚く。始めは宮女たちを守るためだったが、今では権力が大きくなり過ぎで王の首さえ据え変えるほどの存在になった。そしてソ尚宮もその連判状を手判を押して組織の一員になってしまったと告白する。森を抜けた川原で東宮の翊衛司が使う火薬が大量に流れ着いているのを見つけると何かが起こっていると直感し、サンに危険を知らせる為に信号凧を上げサンのもとに急ぐ。ドギムは必ずソ尚宮を守ると約束する。先を急ぐ2人は量に流れ着いているのを見つけ…。



■見どころ
サンとドギムは緊張感溢れるシーンから一転、幼少期に出会っていた事が判明し、感慨深く抱き合う場面で視聴者を安心させた。早くも後半に突入しようとしているが、史実通りにサンが正祖として即位し、ドギムを側室として迎え入れるまでがどのように描かれるのか好奇心が途切れる事がない。

存在が明らかになった秘密組織「廣寒宮」が遂に攻撃に乗り出し、サンがピンチを迎える今回のエピソードではサンや左翊衛テホが敵を相手に殺陣を繰り広げ、虎狩り以上のスリリングな展開が続く。

赤い袖先©2021MBC■第14話あらすじ
森を抜けた川原で東宮の翊衛司が使う火薬が大量に流れ着いているのを見つけると何かが起こっていると直感し、サンに危険を知らせる為に信号凧を上げサンのもとに急ぐ。

凧を見て危険を察知したサンは銃と火薬が無くなっている事に気づき、ドンノに虎符を託し軍を呼びに行かせ、その間に敵が内部にいるのか外部にいるのかを探り始める。

亥時になり廣寒宮の攻撃が始まると武装した宮女達がサンを襲い始める。作戦部隊を率いるウォルへはサンとの一騎打ちになり、サンは死亡した敵が全員女人で稀少な銃を所持していると知ると謀反を企てた黒幕も王宮に居ると察する。数少ないサンの部隊が窮地に陥ったところでドンノが軍隊を率いて現れる。

サンの安否を気にかけ駆けつけたドギムは「凧を見てくれたか」と尋ね、サンの無事を確認するとその場で意識を失い、サンはそんなドギムを抱きかかえ、「死を間近に感じて最後にひと目会いたいと思ったのはドギムだった」と想いを伝える…。

意識を失ったドギムに想いを告げたサンだが、ドンノは急いで暗殺計画の背後を調べる必要があると急かす。ドギムを駆けつけたソ尚宮に託したサンはドンノと共に軍隊と合流。

暗殺計画が失敗に終わったと知った提調尚宮チョ氏は左議政を罷免され酒に溺れていたホン・ジョンヨに協力を求める。ジョンヨはサンが王宮に帰還する前に英祖のもとを訪ね、サンが民衆に自分の権力を誇示する為に軍隊を動かしたと虚偽の報告をし、これを真に受けた英祖はサンを東宮殿からより英祖の大殿のそばに移宮させる。

サンが東宮殿を去り、再び書庫に配属されたドギムはサンの顔を見られない日が続き、つい「会いたい」と呟くとそこにサンが現れ動揺する。

■見どころ
サンへの気持ちに蓋をしてしまったドギムだが、サンの身に危険が迫っていると知るや否や、危険を顧みずにサンのもとに向かう姿からはドギムのサンへの想いが伝わってくる。終盤でドギムを抱きかかえたサンの心のこもった愛の告白も視聴者の胸を熱くさせた。一方で機転を利かせて信号凧を上げたドギム。序盤でサンの話をはぐらかすために目を向けた凧がここで役に立つとは…ドギムはいったいはどんな方法で信号凧を作ったのか、ドラマで確認しよう。

提調尚宮チョ氏の計画で何度も政治的な危機に襲われながらもドギムへの想いを深めていくサン。これに対し、心の中ではサンを恋い慕いつつも頑なに気持ちを押し殺すドギムの姿が焦れったいが、これは第10話で登場した「東宮殿に戻れば必ずサンにとって毒になる」という中殿キム氏の助言が絡んでいるようだ。実際にサンが襲われる事件を目撃したドギムにとってはサンの気持ちを受け入れる事で自分がサンにとっての最大の弱点になり、政敵に利用されサンの命が脅かされるのを避けたいはずだ。主君を守り抜くと誓ったドギムの気持ちを理解して視聴すると彼女のサンへの想いの深さや素直に告白を受け入れられない葛藤がよりリアルに感じられるのではないだろうか。

BSフジ「赤い袖先」番組サイト
 2023年10月5日スタート 月-金10:00-11:00
公式サイト
トレーラー

kandoratop【作品詳細】【「赤い袖先」を2倍楽しむ】