Netflix「剣の詩」第3-4話あらすじ:盗賊か独立軍か?四つ巴の現金強奪戦が勃発!

2023年10月25日01時39分 
(2023年10月26日17時20分 更新)
ドラマ
Netflix シリーズ「剣の詩」独占配信中

キム・ナムギルがNetflixオリジナル作品で初主演を果たした事でも話題のドラマ「剣の詩」。1920年代、日本の支配下にあった朝鮮半島を生きた盗賊イ・ユンとその周辺人物たちのヒューマンドラマを描いた作品だ。第3話と4話では、数奇な運命に導かれてユンとゆかりのある人物が間島に集結する様子が描かれた。気になるあらすじを見てみよう。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「剣の詩」(도적: 칼의 소리=盗賊:剣の音)は1920年代、無法地帯の間島(カンド)を舞台に、日本軍、朝鮮の独立軍、殺し屋、盗賊、朝鮮からの移民など、それぞれがそれぞれの目的の為に互いにぶつかり合うドラマだ。【「剣の詩」を2倍楽しむ】では時代背景や舞台となった間島(カンド)、キャスト紹介、制作発表会映像などまとめて紹介している。

■キャスト
イ・ユン役:キム・ナムギル
ナム・ヒシン役:ソヒョン
チェ・チュンス役:ユ・ジェミョン
イ・グァンイル役:イ・ヒョヌク
オンニョニ役:イ・ホジョン
キム・ソンボク役;チャ・チョンファ
 ほか

剣の詩Netflix シリーズ「剣の詩」独占配信中■第3話
朝鮮総督府鉄道局課長ヒシン(ソヒョン)との縁談を持ってきてくれた叔父と会うグァンイル(イ・ヒョヌク)。しかし本当の理由は少し前に捕らえた独立運動家の口から叔父の名前が出てきたからだった。叔父は捕らえられ、凄惨な拷問の末に、独立軍が満州鉄道の敷設資金を狙っていることを自供してしまうが、実行犯の名前を出す前に兵士の銃を盗み自殺。ヒシンこそがその実行犯だとは考えもしていないグァンイルは彼女の身の安全を守るため、自ら間島に出向くことを決意。

その頃、オンニョニ(イ・ホジョン)を連れて間島に降り立ったヒシンは単独行動を開始。オンニョニは鉄道資金が届けられるという噂を広め、ユン(キム・ナムギル)は狙っていた資金を馬賊らも狙い出したことに困惑。そんな矢先、オンニョニは5年前に情をかけて見逃しキャリア唯一の汚点でもあるユンを、ユンはヒシンを見かけて衝撃を受ける。少年時代からずっと憧れていた女性を見て、かつて舞踏会で一緒に踊った思い出が頭をよぎるが、現れたオンニョニによって殺されそうになる。

銃撃戦を繰り広げる二人にソンボク(チャ・チョンファ)まで加勢するが、騒ぎを聞きつけた日本の警察が介入すると、三人とも窮地に追い込まれ、投降を余儀なくされ、警察署では馬賊ギリョン(ハン・ギュウォン)らのやり取りを目撃してしまう。警察では朝鮮人を処刑して反乱分子が増えることを危惧してユンらを釈放。互いに鉄道資金を狙っていることを知ったユンとオンニョニは鉄道資金強奪を競ってそこで決着をつけることで合意し、それぞれの道に進んでいく…。



剣の詩Netflix シリーズ「剣の詩」独占配信中■第4話鉄道資金強奪の情報を手に入れたグァンイルは、あえて野放しにし、反乱分子をまとめて捕まえる作戦を上官に持ちかけるが、出身や、彼の一族が清やロシアなど時の権力者に次から次へと主を変えていたことを侮辱され、悔しい思いをしながらも間島行きを認められる。

作戦当日。ユンら、オンニョニ、ヒシン、グァンイルそれぞれの思惑が交錯する中、資金を積んだ車は間島へ近づく。最初に輸送車を襲った馬賊は、機関銃の前に次々と倒れていくが、機関銃の特性を知るユンは機関銃が故障するタイミングを待っていた。一方、チョレンイ(イ・ジェギュン)らは会食中のヒシンらに手榴弾を投げ込もうとするが、タイミングを逃してしまう。

読み通り、機関銃が故障したタイミングを見計らって輸送車を襲撃したユンらだが、ギリョンに包囲され、現金を諦めて撤収。しかしそもそもオンニョニが銀行の支局長に現金を盗ませていたため、輸送車は空の箱を運んでいたに過ぎず、罠にかかった馬賊ギリョンらは駆けつけたグァンイルに検挙されてしまう。

一方、駅の建設予定地を視察したヒシンは、日本人が朝鮮の人々をどれだけ蔑視しているかを肌で感じながらも、直後のスピーチで大日本帝国への愛国心を口にする。そんな彼女を暗殺するチャンスを伺っていたサングン(キム・ドユン)だが、独立を支持する村人の暴動でまたしてもタイミングを逃してしまう。

激動の一日を終え、駅に辿り着いたヒシンを待っていたのは銀行支局長を殺害して鉄道敷設資金を手に入れたオンニョニだった…。

剣の詩Netflix シリーズ「剣の詩」独占配信中■見どころ
※アクションと韓国での評判についてこちら⇒キム・ナムギル&イ・ホジョンのアクションを絶賛する日本ファン!韓国での評判は?

大日本帝国が京城(ソウル)から満州まで物資を運搬するための鉄道を敷く資金を狙って、盗賊を率いるユンと、独立運動家のヒシンが動き出したのが第2話。第3話と4話では、そんな彼らが間島に集結し、現金強奪戦を繰り広げた。荒れた時代を表現するような血なまぐさいシーンはリアリティ満点で、完成度の高さを感じさせるが、それよりも目を引くのが、複雑に絡み合う人間関係だ。

6年前にひとつの村で大虐殺を招いてしまったことから自暴自棄な生活を送り、間島へと向かった奴婢出身のユン。一家が仕えていた両班であり、軍の上司、そして友でもあった親日派の軍人グァンイル。彼の婚約者で表向きは鉄道局の課長でありながら、裏では祖国独立を願うヒシンはユンの長年の想い人。

ユンは自分のせいで家族を殺されたチュンスに殺されようと間島に向かうが、チュンスに許され、盗賊の一員として新たな人生を歩み始め、グァンイルに雇われて5年前にユンを殺そうとしたオンニョニはかつて両親を殺されて彷徨っていたところをチュンスに救われた恩義があり、ユンを一度は生かすが、今度はヒシンに雇われてやってきた間島で再びユンと対峙。更に現金強奪に関しては、妻が独立運動家とは知らずに大日本帝国の敵を一掃しようとするグァンイルや、間島で大きな後ろ盾を持つ馬賊も参入し、人間模様は複雑にならざるを得ない。

そして、大金はそもそも輸送されていなかったという予想外の展開に突入し、現時点でユンとオンニョニを除いては互いの正体に気づいていないという点も物語に深みを与える。最終的に退勤を手にしたオンニョニとヒシンは自ずとユンら盗賊やグァンイル率いる日本軍の標的となるに違いないので、第5話以降どんな展開が待ち受けているのかにも期待したい。

「剣の詩」はNetflixにて独占配信中だ。

■スタッフ
監督:ファン・ジュニョク
脚本:ハン・ジョンフン
原題:도적: 칼의 소리(盗賊:剣の音)

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