韓国ドラマ「禁婚令 ー朝鮮婚姻禁止令ー」第5・6話あらすじ:キム・ヨンデ逞しい王に変身!人気小説は『偶然見つけたハル』?

2023年11月05日16時20分ドラマ
ⓒ2022~2023MBC

KNTVにて毎週土曜(20:00~22:30)テレビ初放送中の「禁婚令 ー朝鮮婚姻禁止令ー」(全12話)はキム・ヨンデが時代劇初挑戦したフュージョン時代劇。第5話、第6話のあらすじと見どころを紹介、KNTV番組サイトで予告動画が公開中だ。(再放送は金曜11:30~14:00)

「禁婚令、朝鮮婚姻禁止令」は、7年前に世子嬪を失った悲しみから禁婚令を下した王の前に、亡くなった世子嬪に憑依できると言い張る詐欺師が現れて繰り広げられるフュージョン史劇。



■キャストキャスト・登場人物(画像付き)【22人まとめ紹介】
詐欺師イェ・ソラン/イェ・ヒョンソン役:パク・ジュヒョン
王イ・ホン役:キム・ヨンデ
義禁府都事イ・シノン役:キム・ウソク
世子嬪(嬪宮、アン・ジャヨン)役:キム・ミンジュ
兵曹判書チョ・ソンギュン役:ヤン・ドングン
ソ氏(ソ・ウンジョン)役:パク・ソニョン
愛達党クェンイ役:チェ・ドクムン
愛達党ヘヨン役:チョン・ボミン
内官セジャン役:イ・ヒョンゴル
尚宮ウォン・ニョ役:ファン・ジョンミン
 ほか

■第5話
ソラン(パク・ジュヒョン)を連れ出したシノン(キム・ウソク)は、寝殿に呼ばれたのは床入れのためだと教え、抱きしめる。その様子を見た王イ・ホン(キム・ヨンデ)は、勝負に勝ってソランを連れて行けと剣を抜く。防御に徹するシノンに「余は親友か恋敵か」と王が剣を突き付けたとき、ソランが2人の間に立つ。

親友でもあるシノンに真剣を向けたと王を非難するソランに「すべての女官は王の女だ」と答える。

翌朝、内官セジャン(イ・ヒョンゴル)とウォン尚宮(ファン・ジョンミン)は王に平謝りし、ソランの命が狙われたことを打ち明け、彼女の命を守るためにもシノンを許してほしいと頼む。一方、気持ちを真っすぐ伝えるシノンに「シノンは友達で、一度も男として見たことはない」と告げるソラン。

大王大妃(チャ・ミギョン)は、ソ氏(パク・ソニョン)率いる「ヨウォン会」をお忍び見学。お妃候補たちを見渡す大王大妃が、娘のヒョニ(ソン・ジウ)に目をつけニンマリするソ氏。

王はシノンにこれまで通りソランを守ってほしいと友として頼むが、恋心を抱くなと命じる。そんな王にシノンは嬪宮のことは忘れたのかと問う。

その夜、王は嬪宮が消えていく夢にうなされる。王はどうしても聞きたかった言葉が聞けなかったとソランに嬪宮の魂を呼んでくれと頼む。仕方なく嬪宮に成りすましたソランだが、嬪宮の死に関することを聞かれ「死者が生者に関与できない」と適当にごまかす。そして嬪宮への未練を断ち切らせるために、嬪宮の想いは恋慕ではなく忠心だと教える。

これにショックを受けた王は義父である嬪宮の父アン・ジヨン(ハン・サンジン)と会って確かめようとする。義父は忠心に関しては断言するが恋慕に関してはどうも歯切れが悪い。ソランは王に引導を渡すために、お忍びで宮外に連れ出す。そして嬪宮に仕えていた小間使いと女官から嬪宮の想いが「忠心」だと聞かせる。だがこれはソランがお金を渡して仕組んだもの。

そんな中、巷では嬪宮アン氏(キム・ミンジュ)の霊が頻出し、嬪宮が生きていると噂になる。これを知ったソランとシノンは真相を調べ始める。シノンはカラクリがあるはずと睨むが、大礼服(正装)姿の嬪宮の霊が実家にまで現れたと聞き、2人は大礼服を作った針線匠(チムソンジャン)の元へ。大礼服が嬪宮の父に下賜されたと聞き、嬪宮の実家に向かう。嬪宮の父は庭の井戸のあたりで嬪宮を見たと話し、遺品の大礼服を見せてくれる。

夜、怪しい音につられて部屋を出た王は池に浮かぶ嬪宮を見つけ、危険を顧みず池の中に入ろうとする。ソランも音に気づき王を後ろから抱きとめる。その姿をシノンは切ないまなざしで見つめる。

■見どころ
毎回のようにあるパロディが楽しみだが、今回はヘヨン(チョン・ボミン)が手にした恋愛小説に注目!『엇지하다 발견한 하루』…キム・ヨンデが出演したマンガの登場人物がページの中と外で繰り広げる予測不能な胸キュンファンタジー学園ロマンス「偶然見つけたハル」のことだ。

今回もキム・ヨンデのコミカル演技が炸裂!ソランが「憑依は嘘だ」と告白する想像のシーンで胸倉をつかまれる姿や落ち込む姿、お忍びで出かけるときの無様な姿など爆笑必至だ。また嬪宮に仕えていた尚宮が、嬪宮にとって王との生活は「随意で遵うに非ず=義務感」の意で“非遵吏随”と説明する。これを“ビジネス”と読ませる制作陣の笑いのセンスにも脱帽だ。

今回はソランの言葉の端々に本人が気づいていない、王への恋心が透けて見えるのでこちらもお聞き逃しなく。

嬪宮の父役で特別出演したのは、「イ・サン」のホン・グギョン役や「ヘチ 王座への道」のウィ・ビョンジュ役、「ホン・チョンギ」のハ・ソンジン役を担ったハン・サンジン。

■第6話
ソランとシノンは、嬪宮の父が保管している大礼服の糸の色が違うことから、本物が盗まれて悪用されていると王に報告。さらにシノンが池の中から等身大の鏡を見つけ、鏡を使ったトリックと見破る。そこで義禁府とウォン尚宮、内官セジャンが協力体制で宮女全員から嬪宮の幽霊に成りすました犯人を捜し出すことに。

ところが兵曹判書チョ・ソンギュン(ヤン・ドングン)はこれを利用する。義禁府を撤収させてキム従事官(イ・ドゥソク)率いる内禁衛を捜査に当たらせたのだ。シノンがソランの傍を離れたすきに身元不明者としてソランが逮捕される。

本名を明かせないソラン。このままでは犯人にさせられると心配するシノンだが、そんなピンチの中でもソランは、軍が辺境に向かうと知るや「犯人が兵士に変装して王宮から出るかもしれない」と考えつく。そこで王自ら出向いて兵士一人ずつを慰労し、その中で嬪宮にそっくりな女人を見つける。

一方、投獄されたソランは地下牢で拷問を受け、王が救出に向かう。「ソランが名を偽っている」と訴えるキム従事官に「だから何だ、余の至密女官だ」と一喝し従事官を捕縛させる。

意識が戻ったソランに危険な目に遭わせたと謝る王は、「もう嬪宮に憑依させたりしない」と約束し、「これからは正式に女官ソランとして傍にいろ。生きていてくれてよかった」と抱きしめる。

その直後、ソランの部屋の前で犯人が首つり死体が発見される。「生きていてくれてよかった」と王と同じ言葉を口にするシノン。その言葉が毎年嬪宮の命日に、王に最も近い女人が殺されてきたためだとと聞き、自分に護衛が付いたことに合点がいくソラン。「傍で守るから、宮廷から出よう」というシノンに、「苦しんでいる王様のところに行く」と彼の手をほどいて王の部屋へ。今年も犠牲者が出たことで苦しむ王はソランに「傍にいてくれ」と頼み、ソランは「はい王様」と涙で答える。

キム従事官は兵曹判書により自死に見せかけて殺害される。キム従事官の手はソランを狙った凶器を握っていた。シノンは兵曹判書と向き合い、「チャンニョンという娘が部隊に紛れていたこと、兵曹判書に近いキム従事官の自死について責任を取るべき」と迫る。末端のことまで知らないと言い逃れする兵曹判書は、ソランの名を口にしてシノンを揺さぶる。さらに王が姿を見せると「王様の心が弱いからこんなことにいちいち振り回される。君主は小事にこだわってはならない」とうそぶく。

嬪宮に成りすました挙句に首つり死体で発見されたのがチャニョンという原州の妓生だと知った王は、シノンを原州へ向かわせる。チャニョンは1か月前に人さらい(ポッサム)に遭い行方知れずとなっていた。シノンは、人里離れた倉庫で赤い玉も見つけ王宮に持ち帰る。井戸の中からは盗まれた大礼服が見つかった。シノンが見つけた赤い玉が幽霊の耳飾りの一部だと気づくソラン。シノンは事件に人さらいの組織が絡んでいると勘付く。

そんな中、巷では人さらい事件が頻発しヘヨンもチョン・ドソク(ホン・シヨン)の目の前でさらわれてしまう。これを知ったシノンはソランに家に入るよう指示し、ソドクと共に一団を捜すが、馬で走る一団を見つけたたときポッサムされた女性の靴をみてソランもさらわれたと気づく。一味と戦う中で窮地になったシノンを兵を率いた王が助ける。

■見どころ
ソランが投獄された牢や拷問を受けた地下牢は「オクニョ 運命の女(ひと)」で使われた典獄署のセット。龍仁大長今パーク内にある(詳しくは「ロケ地②」の⑩城郭と地下牢で写真付きで紹介)。

劇中、人さらいを「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」のタイトルにもなっている「ポッサム」という言葉で説明している。人を布で包んで連れ去ることで、こちらで詳しく解説している。

これまでシノンを演じるカッコいいキム・ウソクに対して、王のへなちょこぶりで笑わせてきたキム・ヨンデだったが、ソランを守るために逞しく変身していく。

KNTV「禁婚令」
 2023年10月21日スタート 土20:00-22:30 2話連続 TV初放送
  再放送日:毎週(金)11:30~14:00 ※2話連続

  原題:금혼령, 조선 혼인 금지령

【作品詳細】【「禁婚令」を2倍楽しむ】

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