「ゼイチョー」菊池風磨が外国人労働者の納税事情に鋭く切り込む!第5話ネタバレと第6話予告
「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~」(日本テレビ土曜22時)第5話が11月11日に放送され、農家へ潜入捜査する菊池風磨が、日本で働く外国人労働者の納税事情に切り込んだ!11月18日放送の第6話は、父が残した滞納賢を巡って争う三兄弟の絆を繋ぎ直すため、第三係が活躍する。予告動画は番組公式サイトにて公開中だ。
菊池風磨主演ドラマ「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~」は、徴税吏員の主人公・饗庭蒼一郎(菊地風磨)とバディの百目鬼華子(山田杏奈)が税金滞納者の“お金と心”に寄り添い奮闘するヒューマンエンターテインメント。11月11日放送の第5話では、国民健康保険の納め方に苦労する農業の特技能ビザで来日したグエン(葵揚)と外国人の住民税未納が次々と発覚。日本で働く外国人の税金事情にフォーカスを当て、饗庭と華子が雇い主を相手にグイグイ切り込む展開が描かれた。
ある派遣会社が外国人労働者から搾取していたことが明るみになったことから、グエンが働く生嶋農園の経営者、生嶋妙子(大島さと子)も着服しているのではないかと疑う饗庭は、第三係のメンバーと共に農家へ潜入捜査を開始する。饗庭役の菊池風磨はタオルを頭に巻きラフな農家スタイルを披露した。結局、グエンの提案で、経営が厳しい農園を救うために税金分を生嶋に渡していたことが発覚。生嶋とグエンたち外国人労働者の絆がわかるほっこりエピソードもありつつ、最後は饗庭たちがきっちり徴税し、経営の手助けをするまで描かれハッピーエンドで幕を閉じた。
そして11月18日放送の第6話では、滞納者から差し押さえた物品を売却する「公売」で、平凡な「ゆで卵器」が100万円で落札されたことから、ある家族の遺産を巡る争いが明るみになる。亡き父が滞納した巨額の税金を背負うのは一体誰か?そして「ゆで卵器」を取り合う謎とは?税金支払いの義務も含めて父からの遺産を放棄した長男・一哉役で田中幸太朗、次男・英二役で古屋呂敏が登場。そして遺産と納税義務を押し付けられた三男・弘三役で吉村界人が出演する。
■第5話ネタバレあらすじ
饗庭の先輩・加茂原(鈴木もぐら)が、行きつけの銭湯で仲良くなったベトナム人・グエン(葵揚)は、農業特定技能ビザで2年前に来日しており、国民健康保険の納め方がわからず滞納していた。それを知った加茂原は、力になりたいと思い、市役所に来るよう声をかけた。一方、饗庭は、近所のスーパーで華子とばったり鉢合わせに。華子にみゆきの市の農家「いくしま農園」で作る野菜を勧める饗庭。するとレジから「さっさとしろよ!」と男性の怒鳴り声が聞こえて来る。どうやら日本語がわからず、すっかり委縮している女性定員・ファ(フォン・L)を見て、華子は気の毒に思う。
翌日、第三係の窓口にグエンが納付の相談にやってくる。ところが、饗庭たちが調べてみると、グエンは国保税どころか、住民税を納めていないことも発覚。住民登録はされているが、所得がわからず納付を案内できないでいたのだった。するとグエンは「住民税は農家さんが払っていると思います。」と、契約時に住民税は給料から天引きされていると主張。夫を亡くしてから一人で農園を切り盛りしている代表・生嶋妙子(大島さと子)に話を聞くと、グエン本人に住民税は支払ってもらう契約になっているというのだった。
しかし、市役所にやって来た派遣の介護職員でベトナム人の労働者・チュン(ジョージアナ)も、同じ理由で住民税を未納していること発覚。外国人は未納のまま帰ってしまうことがあり、それを危惧する課長たちに憤る華子。モヤモヤする気持ちを、スーパーの特売お惣菜を買って晴らそうとする華子だが、そこで前にクレームを受けていたファを発見。ファはチュンと同じ派遣会社に勤めており、税金は会社が給料から天引きしているはずと主張する2人を見て、饗庭と華子はこの派遣会社に不信感を抱く。
2人の派遣会社「ハイキャリア人材派遣」を訪れた饗庭と華子は、社長・作田から、給料からの天引きは契約書にないことを聞かされる。しかし調べを進めると、作田が外国人労働者の報酬を不正に搾取していることを突き止めた。徴税吏員は裁判所の令状なしに口座情報を見ることができる。作田は自分が経営する別会社に、搾取したお金を貯めていたのだ。饗庭は、さらに農園の生嶋も不正を行っているのではないかと疑い、第三係のメンバーで、農園の手伝いをする名目で潜入捜査を開始する。
しかし饗庭は、生嶋がグエンはじめ、海外から来た労働者たちを家族同然に接している姿を見て、賃金を着服していることを疑っていたが安心したと生嶋に告げた。しかし生嶋は「言う通りですよ。私が騙したの」と真実を語り出した。人材の日本離れが起きて、韓国やオーストラリアに取られ、農園の経営は厳しくなっていた。そこで、グエンたちは生嶋を助けるため、住民税をわざと滞納し、帰国する計画を立て、生嶋もこの話に乗ったのだった。
グエンは農園を守りたい気持ちは理解できても、それでも饗庭は、外国人労働者の住みやすい街にすると誓い、役所を信じて納税して欲しいと頭を下げた。生嶋はグエンたちからのお金に手をつけていなかったので、グエンたちの住民税はきっちり納められた。さらに華子は、外国人を雇用するともらえる補助金を紹介。さらに余った農地を「市民農園」として市役所がバックアップする企画も案内し、一見落着したのだった。一方、饗庭は相楽(本郷奏多)が奥林(結木滉星)に会いに行っていることを知り、その目的を問い詰める。
■第6話あらすじ
第三係の窓口にフリーカメラマンの熊川弘三(吉村界人)が怒鳴り込んできた。バイクを手放し名義変更も済んでいるのに、軽自動車税の納税書が届いたという。華子は事情を説明しても聞く耳を持たず騒ぎ立てる熊川。そんな様子を見かねた饗庭が助け船を出してその場をなんとか収める。そんな中、納税課が取り仕切る「インターネット公売」が開始する。差し押さえた物品の売却を現金に換えて滞納した税金に充てるのが目的なのだが、何の変哲もない「ゆで卵器」が100万円まで跳ね上がり、第三係は騒然となる。
競り合っているのは熊川一哉(田中幸太朗)と熊川英二(古屋呂敏)で、持ち主だった熊川良太郎(山田明郷)の息子たちだった。このゆで卵器は、数カ月前に良太郎の会社が倒産し、固定資産税や住民税を滞納した際、第一係が差し押さえたもの。その後、良太郎は急逝し、残った納税は息子たちが支払うことに。良太郎にはもう一人息子がいて、それが三男の弘三だった。昔は仲が良かった三兄弟だが、あることがきっかけで疎遠になり、さらに父の滞納金を巡り深い遺恨が生じていた。兄弟がゆで卵器を取り合うワケは?三兄弟の絆を取り戻すため、饗庭たち第三係が奔走する。
「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~」は10月14日(土)から放送。原作: 慎結『ゼイチョー!~納税課第三収納係~』(講談社『BE・LOVE』所載)、脚本:三浦駿斗、出演:菊池風磨(Sexy Zone)、山田杏奈、白洲迅、松田元太(Travis Japan)、鈴木もぐら(空気階段)、猪塚健太、光石研/番組公式X(Twitter)アカウントは「@zeicho_drama」。番組公式Instagramアカウントは「@zeicho_drama」。
◇「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~」番組公式サイト
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◇主題歌入り予告映像・日本テレビ公式YouTube