寺田屋の女将に母の面影、大河ドラマ「龍馬伝」―NHKオンデマンド

2010年06月21日18時17分ドラマ
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船宿で出会った亡き母の面影に龍馬は―、大河ドラマ「龍馬伝」第25回「寺田家の母」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。

龍馬(福山雅治)が立ち寄った伏見の船宿・寺田屋で目にしたのは、亡き母に生き写しの女将・登勢(草刈民代)の姿だった。幼馴染の望月亀弥太の死に落ち込んでいた龍馬は、母の面影を残す登勢の言葉を励みに、神戸の海軍操練所へ戻っていく。

池田屋騒動で多くの同志を失った久坂玄瑞(やべきょうすけ)ら長州藩の急進派は、巻き返しを図ろうと洛中で戦を始める。しかし会津・薩摩の連合軍の前に完膚なきまでに打ちのめされ、久坂は自刃する。

わずか1日の戦闘で焼け野原となった京の街で龍馬は、焼け出されたお龍(真木よう子)を連れて寺田屋を訪れ、登勢にお龍を置いてもらうよう頼む。登勢はお龍を寺田屋で働いてもらうことを条件に引き受ける。

長州勢を京から駆逐した幕府では、将軍後見役の一橋慶喜(田中哲司)らを中心に長州征伐の声が強まる。これに異を唱えた勝麟太郎(武田鉄矢)は軍艦奉行並の職を解かれ、海軍操練所は閉鎖を命じられてしまう。それを知った龍馬は、再び途方にくれる。

一方土佐では、岡田以蔵(佐藤健)への後藤象二郎(青木崇高)による容赦ない拷問が続く中、命を下した山内容堂(近藤正臣)は気持ちに変化が現れ始めていた。


時が経るに連れ、以蔵への苛烈な拷問を連日目の当たりにさせられる武市半平太(大森南朋)、その報告を受ける容堂、それぞれに皮肉な気持ちの変化が現れる。その内面をあらわにしようとする近藤正臣の怪演ぶりはぜひ押さえておきたい。

そして、寺田屋で働き出したものの無愛想な表情が抜けないお龍に、龍馬が講じるある作戦にも注目。その表情の変化は、そのまま龍馬への思いの変化へと…。(足立謙二)
NHK大河ドラマ「龍馬伝」「龍馬伝」各放送回の見どころ

大河ドラマ 龍馬伝 第25回 「寺田屋の母」 NHKオンデマンド