Huluプレミア「ずっとあなたを待っていました」第11-12話:ナ・イヌ、ぺ・ジョンオクがずっと待っていたモノに気づく
自分の心臓のドナーがジヌ(レン)だと知ったヨンウン(クォン・ユル)は家族を守るべきか悩み…一方フランスから帰国した女性の登場により捜査は一気に進展する。Huluプレミアで独占配信中のナ・イヌ主演の韓国ドラマ「ずっとあなたを待っていました」第11話と第12話のあらすじと見どころを紹介しよう。(ネタバレ)
「ずっとあなたを待っていました」は、連続殺人犯として逮捕された弟の容疑を晴らすために真犯人を捜す熱血刑事が、家族の秘密と欲望に直面しながら真実を追い求めるミステリーサスペンスだ。【「ずっとあなたを待っていました」を2倍楽しむ】では各話のネタバレあらすじや見どころ、キャスト・人物紹介などまとめている。
■キャスト⇒キャスト・登場人物紹介(画像付)
オ・ジンソン役:ナ・イヌ
コ・ヨンジュ役:キム・ジウン
チャ・ヨンウン役:クォン・ユル
ユ・ジョンスク役:ぺ・ジョンオク
パク・ギヨン役:イ・ギュハン
ぺ・ミンギュ役:チョン・サンフン
ホン・ヨンヒ役:チャン・ヘジン
オ・ジヌ役:チェ・ミンギ(歌手レン)
ピ・ジャンミ役:キム・ヒジョン
チュ・ヨンチュン役:キム・ヒョンムク
ほか
■第11話
ジンソン(ナ・イヌ)は、ユ・ジョンスク院長(ぺ・ジョンオク)が我が子ヨンウンを助けるために、夫が他の女性に産ませたジヌをドナーにしようとチョン・ウノ(キム・チョルギ)チーム長を使ってジヌを脳死状態にさせたと考える。ウノに会いに行き、怒りに震える思いを「巨大な敵と戦うから落ち着くように」とヨンジュンの言葉を思い出し、その場を立ち去る。
ヨンウンも自分の心臓のドナーがジヌだと知りウノのマンションへ。部屋で見つけた片方しかないカフスボタンを見せ、なぜ処分しなかったのかと聞く。「出会って25周年の記念にと院長がくれた物だから」と答えたウノの言葉に、彼にとって命の恩人の母ジョンスクは神に等しい存在だと知る。ジンソンの推理が正しいと悟ったヨンウンは証拠のカフスボタンを預かる。
ヨンウンは母ジョンスクにも事実確認をするが、母は異母兄弟とは知らなかったと言いはり、知っていても同じ選択をしたという。母をかばう父チャ会長(チェ・グァンイル)に、「僕の知らぬ間に弟の命を横取りした」と訴え、必死で母に罪を認めるよう話すが「この国で誰も私を断罪できない」と全く悪びれない母に失望する。
悩んだ末、母に協力し家族を守ることを選んだヨンウンは、ヨンジュとは別々の道を歩み始める。ヨンジュもヨンウンに想いを寄せつつも、ジンソンと共に殺人事件の真相を暴く決心を固める。
ジンソンはさっそくチョン・ウノをオ・ジヌ殺害容疑で緊急逮捕する。「忠誠を尽くすジョンスク院長の息子のためにジヌを脳死状態にして心臓を届けたのではないか」と口火を切り、「異母兄弟で臓器の適合性は最も高いジヌを監視するようチュ医師に指示し、事件当日水刺身を注文させて海岸に呼び出したのではないか」と詰め寄る。ジヌの生母マリーの名前を出しても動揺しなかったウノが、ジヌを攻撃した動画を見せられ目撃者もいたという言葉には、わずかに表情を変える。ところが令状か棄却され、ウノは釈放されてしまう。
チョン・ウノが釈放されたことで祝杯を挙げようとしているジョンスクたち。帰宅したヨンウンは、ヨンジュがウノとジョンスクを起訴するつもりだと伝える。直接証拠はないが状況証拠は山ほどある。ヨンウンは動画を送ったのがギヨンだと教え、ギヨンがウジン暴行事件の真相を知っている可能性が高いと話す。改めてウノと母にギヨンの自殺に関与していないかと確認し、二人は関与していないと答える。ヨンウンは家族を守るために検事として次のような助言をする。
本件の争点は、ジヌがチャ会長の婚外子だという事実を知っているか、知らなかったか。ジョンスクは、生母マリーを買収済だと答える。次に検察側はDNAとヨンウンの手術記録を要求するのでそれをいかに回避するか。これについても対応するようにと指示する。そこでジョンスク自らマリーに会うことに。
ヨンジュとジンソクもまた、事件解決のカギを握るのはマリーだと考えジンソンが会いに行くことに。
翌日、ジンソンとジョンスク院長がそれぞれマリーの滞在ホテルを訪ねる。マリーは院長を待たせてラウンジでジンソンと会う。ジンソンが話し出す前に、「ジヌがチンジンに殺害された」とマリーが話し、ギヨンのことも知っていた。
■見どころ、感想
今回はヨンウンとチョン・ウノチーム長との強い信頼関係がヨンウンの回想シーンで描かれる。またそんなウノを緊急逮捕したジンソン。たまりかねてトイレでウノに殴りかかるが、さすが「殺人兵器」と呼ばれたウノ。簡単にジンソンを抑え込む。火花散る2人に注目!
さて、ジヌの真相を明かすために“シンデレラになる”(ヨンウンとの結婚)ことを諦めたヨンジュ。そんなヨンジュに憧れ、拉致被害に遭って人生観も変わったヒジュ(チョン・ガヒ)はヨンウンを手伝うと言い出す。そのおかげでジンソンたちに検事長という強い味方ができた。
一方、ジンソンはチュ医師の証人警護をウジンの元同僚刑事たちに頼んだことで、ジヌが殺害されその死にチュ医師も関与していたことをヨンヒ(チャン・ヘジン)の知るところになった。そしてジヌがチンジンメディカルのVIP扱いされたことに改めて違和感を覚えたヨンヒはジヌの養母としてどう動くのか?そしてヨンウンの母、ジヌの生母マリー。3人の母の動向も要注目だ。
■第12話
ジンソンと会ったマリーはジヌの死を知っていた。昨年東京で個展を開いた時にギヨンが会いに来て、ジヌが脳死させられた動画を見せられたと話す。帰国はジヌをチャ会長の実子と認めさせるための証拠探しのためだった。さらにユ・ジョンスク院長がウノと、「ジヌの心臓を手に入れるのをずっと待っていた」とユンウンの手術の成功を喜び、「自分が産んだ子よりも画家という肩書を選らぶ母親がいる」とマリーを嘲笑する動画も。驚くべきはギヨンもヨンウンのドナーとなっていたという事実だ。ギヨンはB型疾患のお陰で殺されずに済んだ。ギヨンはジンソンのことを「必ずジヌの死の真相を暴くはず」と話したという。
マリーはジヌを手放した後悔に涙し、許される日を待っていたが、ジョンスクは恐ろしい目的でジヌの心臓を待っていたのだ。そしてジンソンにチンジンメディカルと「ジヌについて口外しない」という合意書と、その対価としてもらった外貨送金確認書をジンソンに渡した。その一部始終をジョンスクは見ていた。
マリーから預かった証拠の品からウノだけでなくジョンスクも逮捕できる。ヨンジュは令状を請求し、ジンソンはギヨンの友人ホン弁護士の母親からさらに貴重な情報を得た。
その情報とはこうだ。
ギヨンの母ソランはチンジンメディカルのモデルをしてチャ会長の目に留まり、ギヨンが会長の息子という噂があった。ところが契約は打ち切られギヨンが生まれた後、母子は悲惨な暮らしぶりで、ソランは正気を失っていった。その頃ソランはチンジンから送って来る栄養剤を飲んでいて、結局麻薬の薬物依存で入院し、死亡した。
ソランの葬儀の時に、ホン弁護士の母が全ての経緯を聞いたソランの葬儀の後にギヨンに話したという。
以上の情報を特捜チームで共有した結果、ジンソンたちは強い復讐心を持っていたギヨンが自殺するとは考えられず、自殺を装った他殺を疑う。そしてギヨンが死んで得するジョンスクが容疑者という可能性を視野に入れる。
ジンスクはギヨンの家で会おうとヨンウンを呼び出し、ギヨンとヨンウンが異母兄弟の可能性が高いと告げ、DNA検査の協力を頼む。
帰宅したヨンウンは、「裁判で計画性が認められれば母ジョンスク院長とチョン・ウノに懲役20年から無期刑、もしくは死刑もが科せられると説明したうえで、ウノが衝動的な犯行だと自白すれば5年の刑で済む可能性があり、直接証拠がない点を追及して控訴すれば逆転無罪の可能性もある」と母たちに策を授ける。
DNAの結果、ヨンウンとギヨンが異母兄弟とする結果が出た。その結果を持って母ジョンスクの元へ向かったヨンウンは、改めてギヨンの自殺に関与していないか尋ね、ジョンスクはしていないと答える。一方ヨンウンからDNA鑑定の結果を受け取ったジンソンたちは、焼死体の歯型がチンジンメディカルにあるデータから複製されたもので、ギヨンの最新の歯のレントゲンから焼死体が別人だと実証する。
ジョンスク院長への令状は棄却されたが、ヨンジュはチョン・ウノを連行し聴取を始める。ウノはヨンウンとの打ち合わせ通りに、ジヌに衝動的に危害を加えたことを認める。チュ医師にジヌの観察を命じたのはあくまでも臨床プロジェクトの一環で、言い争った相手がジヌだと気づかなかったと話す。アリバイ工作したのはチンジンメディカルに迷惑をかけないためで、ジヌがチャ会長の婚外子なのを知ったのは最近のことで、ヨンウンにジヌの心臓が移植されたことは知らないと淡々と証言。ところがヨンジュから、ジョンスクとウノがヨンウンの手術の成功を喜ぶ映像を見せられると、動揺する。
実は、「ギヨンは納豆チゲが好き」というホン弁護士の母の言葉を思い出したジンソンは、ウノが暮らすマンションで「納豆チゲ」が届けられていたことを思いだしたのだ。別室5203号室にギヨンが監禁されていることに気づき部屋に突入する。
■見どころ、感想
ユ・ジョンスク院長序盤、息子のためにジヌの心臓を奪った母ジョンスクと、息子の心臓を奪われた母マリーとのヒリヒリする対面に注目。ジョンスクの恐ろしさは情報を流した使用人ミジョンへの対応でもわかる。ギヨンに情報を流した彼女をクビにするのではなく、継続して働かせ、一生怯えさせて精神的に参らせるという残忍な罰を下すのだ。
ジョンスクも恐ろしいが、夫のチャ会長も人でなしだ。嫡男のヨンウン以外にも2人も子供を作っておいて、その後の面倒を見ていない。仮に子供の誕生を知らなかったとしても相手の女性には誠意を尽くすべきだ。
今回、ヨンヒ(チャン・ヘジン)とジャンミ(キム・ヒジョン)との喧嘩の中で、ヨンヒが幼いジヌを遊園地に置き去りにした時に、連れ帰ったのがジャンミだと言うことも分かった。
なお、10話からギヨンの友人のホン弁護士役で特別出演しているのはイ・ジェウ。キム・ジウンとは「アゲイン・マイ・ライフ」で共演している。前作でも同じ弁護士役だ。
原題:오랫동안 당신을 기다렸습니다
◇キャストコメント&30秒予告
韓国で話題をさらったミステリーサスペンスドラマ「ずっとあなたを待っていました」は11月3日(金・祝)に第1話~第7話を、11月10日(金)に第8話~第16話を独占配信された。
【作品詳細】【「ずっとあなたを待っていました」を2倍楽しむ】