「相棒22」ラストはラムネ違いでくすっとなるも大河内監察官は極道の息子に厳しい判断!第5話ネタバレと第6話予告

2023年11月16日10時06分ドラマ
©テレビ朝日

杉下右京(水谷豊)は驚異の聴力を今回も発揮!靴のすれる音で真犯人を割り出した!亀山薫(寺脇康文)の優しさが感じられるラスト!テレビ朝日、2023年11月22日(水)21時から「相棒SEASON22」の第6話「名探偵と眠り姫」を放送。マーロウ矢本(高橋克実)登場!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「相棒SEASON22」の第5話が11月15日に放送された。「相棒SEASON22」には懐かしい準レギュラーメンバーが次々と登場しているが、第5話は首席監察官の大河内(神保悟志)だ。警察幹部の中では特命係と良好な関係にあり、特命係の捜査能力を信頼している。第5話でも正式に調査できない刑事の桐生(小林亮太)の動向を特命係に探らせた。大河内はラムネ菓子が大好物で常に携帯していていらつくことがあるとガリガリとラムネ菓子をかみ砕く。そのため「ピルイーター」の異名を持つほどだ。父親が極道だったことやその表情から半グレに捜査の情報を探られたことなどから警察を去ることになった桐生だが、最後に大河内に「好物のラムネ」を渡す。しかし、「ラムネ」としか聞いていなかった桐生が渡したのは飲み物のラムネだ。「ラムネ違い」がX(Twitter)のトレンド入りを果たした。

第5話で大河内から疑いをかけられた桐生だが、念願の警察官になった後に自分の父親が極道だということを半グレから聞かされるのも辛いし、それでも「正義のため」に働きたいと思う心があるが、やはり警察から去ることになった。親の職業によって不利益を被る辛い刑事の話でもあった。人情に厚い亀山薫(寺脇康文)と角田課長(山西惇)は桐生のために大河内に頭を下げたというのがラストに入るエピソードとなった。悪には厳しい杉下右京(水谷豊)もラストには「いつでも相談にのる」といって桐生を見送った。

11月22日に放送される第6話にも懐かしい人が登場する。高橋克実演じるマーロウ矢本だ。冴えない中年と思わせて、実はなかなかの切れ者というキャラクターでシリーズファンに人気の人物だが、第6話では17年前の誘拐にからむ事件に首を突っ込んでくる。特命係との息のあった展開が楽しめる話と期待されている。

■シーズン21のノベライズ本プレゼント!
初代相棒・亀山薫が特命係に帰ってきた「相棒シーズン21」を小説化したノベライズ『相棒 season21』上・中・下巻セットを10名にプレゼントする企画が発表された。詳細は番組公式サイトに掲載されている。

■第5話ネタバレあらすじ
角田(山西惇)が課長を務める薬物銃器対策課に、所轄から桐生(小林亮太)という若手刑事が異動してきた。所轄では、特殊詐欺の拠点を二度にわたって突き止めるなど、腕利きと評判で、首席監察官の大河内(神保悟志)も一目置くほどの人物だった。物怖じしないところも評判で剣道好きの大河内とは道場で剣をまみえる仲だった。

いっぽう右京(水谷豊)は、薫(寺脇康文)とのランチの帰り、とある路地のアパートで不審な部屋を発見する。もろもろの状況から、何らかの犯罪に使われている可能性が高まり、薫と共に調べ始める。その結果、その家は空き家だが、犯罪グループが薬物の送付に使っていることがわかる。さらにそこに荷物を取りに来た人物を尾行して犯罪グループのアジトを割り出すことに成功した。角田たちと協力して急襲を掛ける。しかし、現場に居たのは闇バイトの若者だけで、指示役の姿はなかった。バイトの話では前日から指示役が急に来なくなったという。

摘発の情報が漏れていたのではとそんな疑惑が浮上する中、大河内がなぜか、特命係に桐生の素行調査を依頼してきた。右京と薫は桐生を行きつけの「こてまり」に誘い、悩みがあればいつでも聞くと話した。桐生が店を出た後、薫が尾行をする。すると最寄り駅で降りた桐生に男性が一人声をかけていた。

桐生は税関で見付かった薬物をあえて泳がせるコントロールデリバリー捜査で指示役たちを摘発しようと考え、捜査に打ち込む。右京はアジトで見つけたミントの葉が気になり、どら焼きにミントの葉を使っている店を探す。店は見付かると、それは埼玉の店だった。

桐生の捜査が実り、指示役たちと捕まえることが出来た。先日摘発現場にいなかったのは半グレのリーダーである黒澤から指示があったからだという。亀山は黒澤の写真を見ると、桐生に接触していた男性と同一人物であるという。さらに、埼玉の和菓子店に来ていた男性とも一致した。

大河内は桐生に黒澤との関係を聞くが、桐生は否定する。しかし、桐生はその仕事を外された。一方、黒澤がわざわざ埼玉まで行ったのには理由があると睨んだ右京は和菓子店で菓子を作っている小林が実は裏社会の人間ではないかと睨む。和菓子店は店主は名前だけを貸しているのだとバイトの女性も話していた。

黒澤の部屋に令状をもってゆくと、黒澤は殺されていた。部屋に都民ジャーナルという雑誌があり、そこに桐生が詐欺を防いだことが掲載されていた。都民ジャーナルに投書した人物に会うと、掲載後、知らない人からお礼状が届いたといって見せてくれた。それは和菓子店の小林の筆跡に似ている。角田が小林の過去を調べると、実名は花井といい、1994年の抗争で怪我を追い、病院に入院した。そこで働いていたのは桐生の母親だった。

右京の読み通り、黒澤が二人に関与していた。黒澤は恐喝の前科があり、なにか脅しになるネタには鼻がきく。小林の元に行った時に置いてあった都民ジャーナルの記事をみて、桐生と小林が親子だと予想し、小林に揺さぶりをかける。桐生にも話したのだ。桐生は母親を問い詰め、真実をしる。その後、桐生がゆさぶりをかけてきて、表情にでてしまい摘発の日時がばれてしまった。

小林は黒澤をやったのは自分だと言い出した。しかし、黒澤が殺される時に桐生と電話していたことがわかり、その時に桐生が聞いたかすかな「すれたような音」を頼りに、右京は闇バイトのメンバーが恐怖から黒澤を殺していたことと解明した。

小林は桐生の犯行だと思ってかばっていたのだ。土下座して桐生を警察に残してほしいと小林は頼むが、右京は曖昧な態度で黒澤に情報を感じ取られてしまったことは桐生のミスだといい、小林にも息子のことを思うならなぜ裏社会から足を洗わなかったのかと厳しく言う。

角田と亀山は大河内に桐生をなんとか警察官のままでいさせてほしいと頼むが、大河内は厳しい決断をした。桐生は淡々とそれを受け入れ、大河内に「警察を守るために熱い心を持っている」と話した。桐生は大河内の好物だと聞いていた「ラムネ」を置いていったが、それはラムネ飲料であり、大河内の好きなラムネ菓子ではなかった。

■第6話あらすじ
「特命係の杉下右京(水谷豊)」を名指しで「17年前に起きた当時5歳の少女の誘拐事件の犯人は殺された」という特命の情報が寄せられた。その事件は、老舗デパート蔵本屋の令嬢・里紗(潤花)が睡眠薬で眠らされて連れ去られたものだ。結局、被害者の少女はすぐに救出され、犯人は投身自殺を遂げるという幕切れだったが、今回の情報提供は、その顛末に一石を投じるものだった。

挑戦状とも取れる投稿を受け、捜査に乗り出した右京は、薫(寺脇康文)と共に蔵本屋に向かうと、里紗の婚約発表を大々的に行うために一族が顔を揃えていた。しかし、会場のホテルでは、肝心の里紗が、何者かの手引きで会場を抜け出し、姿を消すという騒動が起きていた。防犯カメラの映像から、里紗の脱出に関わっているのが私立探偵の矢木(高橋克実)だと右京は気づいた。

テレビ朝日 2023年10月スタート。毎週水曜日21時放送「相棒SEASON22」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒SEASON22」番組公式サイト

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