Huluプレミア「ずっとあなたを待っていました」第13-14話(最終回):全ての真実が明かされ、それぞれの1年後…

2023年11月16日23時50分ドラマ
© 2023 KT StudioGenie.,Co.Ltd / Huluプレミア
「ずっとあなたを待っていました」独占配信中

真実に近づくジンソン(ナ・イヌ)とヨンジュ(キム・ジウン)、そして母の偽証と嘘を知ったヨンウン(クォン・ユル)は…Huluプレミアで独占配信中のナ・イヌ主演の韓国ドラマ「ずっとあなたを待っていました」第13話と第14話(最終回)のあらすじと見どころを紹介しよう。(ネタバレ)



「ずっとあなたを待っていました」は、連続殺人犯として逮捕された弟の容疑を晴らすために真犯人を捜す熱血刑事が、家族の秘密と欲望に直面しながら真実を追い求めるミステリーサスペンスだ。【「ずっとあなたを待っていました」を2倍楽しむ】では各話のネタバレあらすじや見どころ、キャスト・人物紹介などまとめている。

■キャストキャスト・登場人物紹介(画像付)
オ・ジンソン役:ナ・イヌ
コ・ヨンジュ役:キム・ジウン
チャ・ヨンウン役:クォン・ユル
ユ・ジョンスク役:ぺ・ジョンオク
パク・ギヨン役:イ・ギュハン
ぺ・ミンギュ役:チョン・サンフン
ホン・ヨンヒ役:チャン・ヘジン
オ・ジヌ役:チェ・ミンギ(歌手レン)
ピ・ジャンミ役:キム・ヒジョン
チュ・ヨンチュン役:キム・ヒョンムク
 ほか

■第13話
ずっとあなたジンソン(ナ・イヌ)たちを待っていたのはギヨン(イ・ギュハン)だった。彼はジョンスク院長(ぺ・ジョンオク)によるおぞましい計画に関する多くの動画を自分のクラウドに保存していた。

ヨンジュは、「ヨンウンの手術成功」をジョンスクと共に喜ぶ映像をもとにチョン・ウノ(キム・チョルギ)を追い込んでいくが、あくまでもジヌは事故でギヨンを拉致していないと主張するウノ。

一方でヨンウンも同じ映像を見て母ジョンスクの偽証と嘘を知る。新たな証拠が出たことでジンソンたちはジョンスクを緊急逮捕する。取り調べに当たったヨンジュは「ギヨンの拉致、ジヌやギヨンが異母兄弟であること、ドナーにする計画、ギヨンの居場所」など矢継ぎ早に質問し、ジョンスクはそのすべてを否認する。

次にヨンジュは参考人を呼ぶ。現れたのはギヨン。実はジョンスクはギヨンの始末を命じたが、ウノの一存で生かしたのだった。動揺するウノは、拉致監禁は自分一人の犯行だと言いはり、ジョンスクは最後まで関与を否定。するとヨンジュは彼女のパソコンにあったギヨンとヨンウンのDNA鑑定結果とドナー計画の書類を見せる。

ウジンでジヌ(レン)が暴行された一部始終を映した映像まで見せられ、それを録画したのが現場にいたギヨンだと聞き、言い逃れができないウノ。なおも黙秘を続けるジョンスクの前にギヨンが証人として現れる。

ギヨンが生きていたことで改めて担当検事だったヨンウンがギヨンの取り調べをする。ギヨンは最初からジヌにターゲットを絞って犯行に及んだと話す。母の犯行を知った時点で話してほしかったというヨンウンに、話したところで何も変わらないとギヨン。全ての罪を償って再び兄弟のようにやり直そうと頼むが、ギヨンはそれを断り、俺を忘れて生きろと告げる。

続いてジンソンが取調室へ。ドナー計画を知った経緯と復讐計画を話すギヨン。「なぜジヌを犯人に仕立てようとしたのか」と聞くジンソンに、「ジヌを刑務所に入れればドナーとして殺されることがないと考えたから」と答える。まるでジヌの無実を証明したジンソンのせいで殺されたという言葉に怒りをあらわにするジンソン。

再びヨンジュによるジョンスクの取り調べ。マリーとの契約書を提示しマリーまでが姿を見せる。契約書についてしらを切るジョンスクに、ヨンジュはマリーとウノとの会話の録音データを聞かせる。「院長と協議した」と語るウノの声だ。契約はジョンスクの罪を証明するためのマリーの計画だった。

ずっとところが検事総長の指示でジョンスクが在宅起訴となってしまう。残念がるヨンジュだが新たに「アゲインプロジェクト」を知る。これは外国の投資家クリスと交わした裏取引。かつてギヨンが数百ウォンもの寄付を疑った投資だ。チンジンメディカルは寄付を貰う見返りに糖尿病を患う彼のドナーを見つけるという契約を交わしていた。2人のドナー提供者の名前も記されていた。

チンジンメディカルは青少年や低所得者層にまで毎年無料で健康診断をしている。大企業と提携しているのも国内最多。さらにはミンギュの父で、保健福祉院長を務めるぺ議員がジョンスクから賄賂を受け取って移植に適した患者たちの情報を流してる疑いが濃厚。

さっそくジンソンたちはドナー提供者2名に会って、彼らが臓器提供と全く縁のない健康体でチンジンで健康診断と受けていたことを調べ上げる。さらにぺ議員には贈賄の疑いをちらつかせ、チンジンは決してミンギュの裁判に手を貸さないと揺さぶりチンジンと取引していたことの言質を取る。こうして状況証拠はそろった。だが物証がなかった。

一方でヨンウンは、VIP病棟に移されたジヌの病院の担当医師に話を聞く。病院に運ばれた後の手術は成功。ところが急に病状が悪化したと聞く。病室の防犯カメラ映像を極秘に入手したヨンウンは衝撃的な事実を知る。

■見どころ、感想
ギヨンのクラウドのパスワードが「Longing for you=あなたを待っていました」とタイトルだったことにいよいよ結末を感じさせる。

また、ジョンスクの緊急逮捕で、同席していた息子ヨンウンの手前、手錠をかけないジンソンの気遣いにも優しい人柄が見えてくる。ヨンウンによるギヨンの取り調べでは、少年の頃の2人の兄弟のような姿が見られる。ヨンウンに近づきたいと頑張り、母と慕うジョンスクに愛されたい。そう願ったギヨンがおぞましいドナー計画に自分の名を見つけたとき…ギヨンの心中は?彼もまた悲しい被害者だった。そしてラストでヨンウンはどんな事実を知るのか?



■第14話(最終回)
ずっとヨンウンは検察官として法廷に立ち、ミンギュとギヨンに死刑を求刑する。チャ会長はギヨンに面会し、息子と気づかなかったことを謝る。ギヨンはチャ会長もジョンスクと同じ思いだを考えていた。確かめるのが怖かったのだ。ギヨンは「お父さん」と呼び、一度は呼んでみたかったと涙を流す。

チュ医師(キム・ヒョンムク)は裁判で証言することを決める。ヨンヒ(チャン・ヘジン)は裁判の前にジョンスクに会う。実母に捨てられ、養母の自分にこき使われ、その挙句に命まで奪われたジヌが哀れだと思わないのかと責め立てる。そしてあの日、臓器提供に同意したことを深く悔やむ。

ヨンジュはジョンスクがジヌの殺害に関与したという決定的証拠がなく頭を抱える。そんなヨンジュを助けたのは他でもないヨンウンだった。

裁判の日、証言席に着いたチュ医師は、ウノの指示でジヌの監視をして健康状態を管理していたが、それは臨床プロジェクトの一環と信じていたと証言する。

次に被告人ウノへの尋問が始まり、ヨンジュはモニターにジヌを襲う一連の証拠映像を見せる。そこにはウノの顔が明確に映し出されていた。そしてギヨンを拉致させる映像も見せ、すべてが心臓疾患を持つヨンウンの命を救うためだと認める。

検察側の証人としてマリーが証言席に。マリーはウノとの会話を録音した理由を、力のない自分がチンジンに立ち向かうにはこれしかなかったと答える。そして「私はずっとジヌを待っていました。捨ててしまった我が子が許してくれる日が来るはずだと信じて…」と涙を流す。そして被告人席のジョンスクに恨みの言葉と、それだけの力を持つジョンスクが羨ましいと思ったと嗚咽を漏らす。

次に証言席に座ったのはギヨン。連続殺人を企てたのはジョンスクへの復讐のためだと証言。自分とヨンウンが異母兄弟と明かしたうえで、命は誰にでも平等のはずだが、もう一人の異母兄弟ジヌの命はジョンスクが握っていたと話す。そして自分を支援し実の子のように接してくれたジョンスクが、ヨンウンのドナーにするためと知り、その時の絶望の感情が自分を犯罪者にしたと答える。最後に裁判長に「どんな裁きであろうが、平等にしてください」と訴えた。

アゲインプロジェクトの真実も明かされ法廷は一気に検察側へと傾く。ついにジョンスクの尋問が始まるが黙秘を続ける。そこでヨンジュンが、本人の希望だとヨンウンへの尋問を請求する。

好奇の目に晒されながら証言席に着いたヨンウンは「堂々とあなたの息子でいたいから」力を貸してほしいと母に請い「罪を認めてください」と願う。

ヨンジュはヨンウンから預かったVIP病棟のジヌの病室の映像を流す。そこにはジョンスクが「ジヌさんには実の兄がいる」と話しかけ、ユンウンのために協力してほしいとベッドのジヌに話していた。ここで映像を一旦止め、「オ・ジヌ殺害共謀を認めますか?」とヨンジュの言葉に、ついに「はい」と答える。だがジョンスクは映像の続きの再生を求める。そこにはジヌの酸素吸入を止める彼女が映っていた。

ヨンジュは「いかなる権力、財力、地位にも人命を奪う権利はありません」とし、「被告人チョン・ウノとユ・ジョンスクに最高刑である死刑」を求刑する。最終陳述に立ったジョンスクはジヌと遺族に謝罪する。そしてギヨンの澄んだ目を見るたびに心が揺れ、彼の成長の偽りなく喜んだと、おぞましい計画とは真逆の気持ちもあったと話す。でも自分には息子を救うことが全てで、不幸にもその力が自分にはあり、間違った道でも母として進むしかなかった。それは選択ではなく義務だった。今も後悔していないとまっすぐに裁判長を見つめ、その代わりどんな罰を受けると語った。

翌週、ウノとジョンスクには無期懲役の判決が下った。チンジンメディカルの不正が明らかになると、その余波が各界に及んだ。ぺ議員は起訴され、ヨンウンの心臓移植手術に関与した医師と臓器移植管理センターの役員は検察で取り調べを受け、ギヨン拉致監禁の幇助犯も起訴、ジョンスクの捜査に圧力を加えた検事総長は懲戒処分となった。

1年後、ヨンウンは母が収監された刑務所の近くに法律事務所を開き、面会を求めるが一度も実現されていない。母への手紙も封を切られることはなかった。マリーはジヌの命日にあわせて帰国し、来年の命日にはフランスで過ごそうとヨンヒに航空券を渡す。
ずっと画像:ENA「오랫동안 당신을 기다렸습니다」HPよりそしてヨンジュとジンソンは相変わらずだが、ジンソンのしつこいアプローチにヨンジュンの心も少し変化が…。「この俺が、どれだけ待ったと思ってる?コ・ヨンジュ、絶対に離さないぞ、永遠に!」とヨンジュを負ぶって、ジヌが愛したウジンの海の砂浜を駆ける。

■見どころ、感想
裁判の傍聴に向かう前にヨンヒはジョンスクに会いに行った。掴みかかって、「ジョンスクと息子をどうにかしてやりたいと思ったが、子供を産み育てたことがあれば、絶対によその子を傷つけられない」と告げる。果たしてこの言葉はジョンスクの胸に届いたのか?

裁判の最後の証人となることにしたヨンウンは、母を守らない選択をすることに悩んでいた。そんな息子にチャ会長が「罪悪感を持つ必要はない。父はいつもお前を誇りに思っていた」という言葉で背中を押した。そしてジンソンと酒を飲み、「(ヨンウンを)恨むべき理由はたくさんあるが、憎めないんだ」というジンソンに、母の逮捕時に手錠をかけなかった気遣いに感謝し、決定的な証拠となるVIP室の映像を渡したのだった。

ラストではジヌの捜査にかかわったみんなのその後も見せてくれた。
途中から捜査に加わり、食べるだけでなく名推理を何度も披露したモク刑事(パク・チョルイン)の祖父が106歳で他界されたと葬儀の席で明かされる。モク刑事の食欲は祖父の遺伝だと分かる驚きの食欲と、ペク捜査官(パク・ヒョンスク)とかわすホットな視線もお見逃しなく。立派な検事を目指したはずのヒジュ(チョン・ガヒ)は相変わらず気まぐれで父である検事長を困らせていた。そしてジンソンの頼れる相棒ユク刑事(ナ・インギュ)は、結婚に備えて集めたブランド品を処分して心機一転。

一方で死刑宣告を受けた塀の中のギヨンとミンギュは、どうせこれ以上の刑はないからと脱走を企てていた。そんなめげないギヨンを息子としてチャ会長は面会に通っているようだ。

最終回まで全く飽きさせることなく、終盤で畳みかけるような伏線回収は秀逸!初回1.4%で始まった本作。放送回を増やすごとに視聴率を延ばし、最終回は全国4.1%、首都圏4.7%のともに最高記録で有終の美を飾った。

ナ・イヌが初めて刑事役で挑んだ「ずっとあなたを待っていました」はHuluで全話独占配信中だ。

原題:오랫동안 당신을 기다렸습니다

キャストコメント&30秒予告

韓国で話題をさらったミステリーサスペンスドラマ「ずっとあなたを待っていました」は11月3日(金・祝)に第1話~第7話を、11月10日(金)に第8話~第16話を独占配信された。

kandoratop【作品詳細】【「ずっとあなたを待っていました」を2倍楽しむ】