最終回10.4%で有終の美「力の強い女カン・ナムスン」第15-最終回:ピョン・ウソクVSイ・ユミ勝者は?仰天の新ボスの正体と続編の予感

2023年11月27日11時25分ドラマ
Netflixシリーズ「力の強い女カン・ナムスン」独占配信中
画像:JTBCより

11月25日、26日に放送のJTBC土日ドラマ「力の強い女カン・ナムスン」では、ついにリュ・シオ(ピョン・ウソク)とナムスン(イ・ユミ)の決着がつく。パベルの新ボス「ノシ」の正体が明らかになり衝撃のラストを迎えた第15話と第16話(最終回)のネタバレあらすじと見どころ、感想などを紹介する。

本作はNetflixでも独占配信開始した。
【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】

「力の強い女カン・ナムスン」「力の強い女ト・ボンスン」以降、約6年ぶりにさらにパワーアップした世界観で帰ってきた「力の強い」シリーズ第2弾。⇒【関連・各話のあらすじ】



■キャストキャストを写真付きで紹介
カン・ナムスン役:イ・ユミ
ファン・グンジュ役:キム・ジョンウン
キル・ジュンガン役:キム・へスク
カン・ヒシク役:オン・ソンウ(元Wanna One)
リュ・シオ役:ピョン・ウソク
ほか

■第15話あらすじ
リュ・シオ(ピョン・ウソク)により無残な死を遂げたファジャ(チェ・ヒジン)の葬式を行うナムスン(イ・ユミ)一家。そこでナムスンはジョンホの弟から、リュ・シオがナムスンの正体を尋ねてきたと連絡を受ける。それを聞いたナムスンは、自分の正体に気付いたリュ・シオとの直接対決を決意する。

リュ・シオの携帯に盗聴プログラムを仕込むのに成功したヒシク(オン・ソンウ)達は、リュ・シオとパベルの会話を盗聴する。すると、解毒剤を作るキーマンであるチェ博士(カン・ギルウ)の存在が明らかに。ナムスンはパベルより先にチェ博士を捜査チームの部屋へ連れて帰る。しかし、不気味な笑みを浮かべるだけのチェ博士から、リュ・シオの居場所を聞き出すのは不可能だった。

一方、グンジュは裏の協力者ジェントルマン(イ・ヨンウ)から、パベルの核だと思われた女性(パク・ジア)がリュ・シオよって殺されたと知らされる。また、DOO-GO関連書類の中から証拠隠滅のために処分された一枚の写真を受け取る。その写真に写っていたのは以前ブレッド・ソン(アキラ)と密会していたヨム・スサン(キム・ミファ)だった。どうやらブレッド・ソンとスサンはDOO-GOの資金をマネーロンダリングする役割を担っている様子だ。

ナムスンはリュ・シオからの電話に出ると、「モンゴルの義母を救いたければ一人で廃工場に来い」と呼び出される。ナムスンが廃工場に着くとリュ・シオから、モンゴルの義母に爆弾を持たせたと知らされる。麻薬を服用し1時間水を飲まずに耐えきれば救えるという理不尽な要求を受けるナムスン。ナムスンはその要求を受ける代わりに、耐えきればリュ・シオに自首することを約束させる。
渡された麻薬を服用し、もがき苦しむナムスン。ナムスンの苦痛は共鳴によりグンジュ、ジュンガン(キム・ヘスク)にも伝わる。どうにか助けようと試行錯誤するグンジュだが、ナムスンが気を失ってしまう。そんな中、ジュンガンは命がけで過去最大の力を使い、ナムスンの意識を取り戻すことに成功する。

■見どころ、感想、視聴率
第15話の視聴率は、全国9.0%、首都圏9.6%と自己最高視聴率に迫る9%台を叩き出した。(ニールセンコリア、全国調べより)

リュ・シオの暴走を止めるべく直接対決に挑むナムスン。ナムスンが命がけで立ち向かう姿は勇敢な女ヒーローそのものだった。しかし、さすがのナムスンも麻薬の脅威に悶絶する。苦痛のあまり気を失ってしまうシーンでは、視聴者たちもこの後どうなるのかと固唾を呑んだ展開だっただろう。

そして、なんといってもブレッド・ソンの正体が明らかになったのも今回の見どころだ。
グンジュがずっと疑っていたブレッド・ソンは、前回第14話でリュ・シオと全く関係ないと証明された。しかし、今回のストーリーでは、まさかのDOO-GOの裏資金と大きく関わっていたことが判明。まさかの展開で驚きだが、やはりグンジュの先見の目は正しかった。

第15話最後には、ジュンガン命がけの行動によりナムスンの意識が戻る。最大限のパワーを使うと互いに共鳴するという特殊能力がここで活用されるとは、見ごたえのある展開だった。共鳴により九死に一生を得たナムスンは、最後、鉄の扉を破壊し外へ出るシーンで終わった。
次回最終回では、再びナムスンとリュ・シオの対決シーンが繰り広げられると予想される。果たして最後に勝つのはどちらか?最終回にどんな展開が待っているのか期待される。



■第16話(最終回)あらすじ
三母娘の共鳴によりナムスンは意識を取り戻すも、その後リュ・シオと戦い再び意識を失う。駆けつけたヒシクは急いでナムスンを病院へ連れていくと、解毒剤を探すためDOO-GOの倉庫へ向かう。ホチーム長(ユン・ソヒョン)の助けにより解毒剤を手にすると、再び病院に戻りナムスンに飲ませる。すぐにナムスンは元気になり、なんとか一命を取り留める。

リュ・シオが隠れるアジトにとある男性がやってくると、それは幼少期共にパベルで監禁されていた仲間ビンビンであった。生きていたことに安堵の表情を見せるリュ・シオ。しかし、一方のビンビンは感情を失いすっかりパベルの一員となっていた。「リュ・シオを殺せば自分が生きられる」と告げリュ・シオに銃口を向けるが、変わり果てた親友の姿を見たリュ・シオは「これ以上信じていた人に裏切られたくない」と真剣な眼差しで伝える。すると、ビンビンは持っていた銃をリュ・シオに渡す。まもなく、特殊捜査チームたちがアジトに突入すると、そこには銃を持ったリュ・シオが。ヒシク達が逮捕する間もなくリュ・シオはナムスンたちの目の前で自殺する。

リュ・シオの自殺により幕を閉じた麻薬事件。麻薬に関わっていた人物たちも次々と逮捕され、残るはロシアマフィア「パベル」の検挙のみとなった。また、今回の麻薬事件の奨励を称えヒシク率いる特殊捜査チームは昇進、ナムスンもまた特別採用警察官に任命される。

事件も解決し、久しぶりにデートをするヒシクとナムスン。公園を散歩しながらヒシクはナムスンにプロポーズをすると、ナムスンは嬉しさのあまりヒシクを持ち上げて走りまわる。後日、顔合わせのため両家が集まるとあっという間に結婚の段取りが進んでいく。代々伝わるナムスン家の伝統を守るため、娘を生み、江南の安全を守ることが約束される。

一方、事件が解決してもなお、パベルの動向を探るグンジュ。パベルのボスである「ノシ」がまだ韓国にいるという情報を得る。ノシは元々パベルの一員として殺し屋であったが新たなボスとして抜擢され、現在韓国で金融の勉強をしているとのこと。後日、ジェントルマンから送られてきたノシの写真を確認すると、なんとブレッド・ソンだった。

■見どころ、感想、視聴率

最終回の視聴率は全国10.4%、首都圏11.1%と自己最高記録と同時に非地上波1位を記録した。(ニールセンコリア全国調べより)

ナムスンとリュ・シオの直接対決かと思いきや、リュ・シオの自殺によりあっけなく麻薬事件は幕を閉じた。しかし、リュ・シオがパベルとの連絡用として使っていた携帯が、現在も使用中であること、そして使用者の名前がビンビンであることが明らかになった。どうやらリュ・シオが死んだ後も、親友ビンビンが引き続き麻薬の流通を行っているようだ。表向きにはリュ・シオの死により解決したようにみえたが、裏では未だ変わらず麻薬の拡散は進んでいる。実際に韓国では最近、麻薬に関する物騒な事件が絶えない。そんな社会風刺も取り入れたエンディングだったのではないか。

そして、最後に明かされたパベルの新ボスの正体が、ブレッド・ソンだったのは予想外かつ、かなり衝撃的な結末だった。ユーモア溢れる詐欺師がまさかの殺し屋であったのも驚きだが、現在パベルのトップであるなんて誰も予想できなかっただろう。ブレッド・ソンの正体が分かったうえで、もう一度最初からストーリーを見返すと、また違った見方が出来るかもしれない。

また、最終回ラスト5分では、次回作の予告とみられるストーリーが続いた。
グンジュは義妹のユニ(オ・ナラ)の元を訪れると、ユニの息子チュンドンの力を借りたいと申し出る。ナムスンの父親ボンゴ(イ・スンジュン)の説明によると、どうやら特殊変異で生まれた力の強い男であるようだ。次回作では、グンジュとチュンドンがタッグを組み強敵パベルに立ち向かうのか?早くも次回作の期待が高まるラストだった。

Netflixシリーズ「力の強い女カン・ナムスン」は10月7日から JTBC金土ドラマ(22:30)としてスタート。日本では放送後Netflixを通じて独占配信中だ。

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