「どうする家康」徳川との最終決戦を控え揺れる茶々(北川景子)に残酷な結末!第47回ネタバレ第48予告
NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合20時~、BS、BSP4K18時~)12月10日(日)に放送された第47話「乱世の亡霊」で“茶々”北川景子が家康の手紙に涙するも、秀頼(作間龍斗)が決戦を決断!最終回は15分拡大!12月17日(日)放送第48話「神の君へ」では大坂夏の陣で家康(松本潤)が最期の戦いへ!NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。
12月10日放送の第47話では、徳川家康の大筒で大坂城は崩壊し、大坂冬の陣の和議交渉に入った。茶々(北川景子)の妹・初(鈴木杏)と阿茶(松本若菜)が話し合い、豊臣秀頼(作間龍斗)が大阪に留まるかわりに大坂城の堀を埋める条件で和議が成立する。しかし戦の火種は残ったままでいつ戦が始まるかわからない状態。初と江(マイコ)は茶々の“憧れの君”に対する深い憎しみを家康に語る・・・という展開。
そして、和議の交渉に立ち会った大野治長の母・大蔵卿局役で大竹しのぶが前作「鎌倉殿の13人」に続きサプライズ出演。浅井三姉妹の次女・初役で鈴木杏が登場するなど、松本潤ゆかりの役者たちが最終回目前で終結した。鈴木杏はドラマ「金田一少年の事件簿」や舞台『白夜の女騎士』などで松本潤と共演している。物語の最後の最後で重要な役目を任された鈴木は自身のInstagramで「ラスト2回という大切な回に参加できて、光栄でした」とコメントを寄せた。クライマックスで大物キャストの出演に視聴者から「この切り札はすごい!」「もっと2人の演技見たかった・・・」など注目を集めた。
そして15分拡大となる12月17日放送の第48話では、徳川に下ることより戦を選択した秀頼と、自分の代で戦乱の世を終わらせる覚悟で挑む家康が再び衝突。さらに徳川側は堀を埋められ勝ち目がなくなった大坂城に籠る千姫救出へ向かう。物語の語りを担当していた寺島しのぶが福(後の春日局)として出演し、さらに役者は明かされていないが、家康と親交があった南光坊天海も登場する予定。「鎌倉殿の13人」の最終回に松本潤が登場したことを受け、ネットでは小栗旬の友情出演か、「麒麟がくる」の長谷川博己が出演するか話題となっている。
■女の戦い、そして茶々の覚悟
大事な交渉役として登場した初役で鈴木杏が登場した第47回。豊臣方の全権を担う初、そして徳川方の交渉人・阿茶はお互い穏やかな笑顔の中に一発触発の徳川と豊臣を取り持ち、高台院(和久井映見)は茶々を説得し、自分の役目を全うした。江は徳川の妻として姉・茶々の説得のため大坂へ出向き、秀忠の娘・千姫(原菜乃華)は豊臣の妻として意思を固めるなど、秀頼と共に生きることを選択。まさに女たちの戦いが描かれた回となった。
そして、本作でお市、茶々の2役を演じた北川景子は、芯が強い女性だったお市とは違う演技で茶々を表現。その真骨頂となったのが、家康から手紙を読むシーンに集約されている。幼い頃に世の不条理を経験し、家康への恨みを募らせた茶々だが、家康のある言葉に表情を変えた。「秀頼殿は、これからの世に残すべきお人。いかなる形であろうとも、生き延びさせることこそが母の役目であるはず。かつて、あなたの母君がそうなさったように。」この言葉を読む表情には野心も憎しみもなく、涙を流し母の顔を浮かべた。
茶々の気持ちが動いたかと思われたが、残酷なクライマックスが待っていた。秀頼が家康との決戦を決意したのだ。それを受け、茶々も家康の手紙を燃やし「共に行こうぞ!家康!」と息巻き、家康と共に滅ぶことを決断する。恐ろしくも美しい北川景子の茶々がどんな最期を迎えるのか。さて、いよいよ来週は最終回。戦国時代の幕引きをどのように描かれるのか、楽しみに待ちたい。
■前回(第47話)ネタバレあらすじ
家康の大筒による攻撃で、難攻不落の大坂城は崩壊する。咄嗟に千姫を庇った茶々も命拾いをしたものの、追い詰められた豊臣方は家康との和睦に応じることになった。徳川方は阿茶が、そして豊臣方は茶々の妹・初が話し合うことになった。豊臣は所領安堵、そして秀頼と茶々が大坂城に留まること、牢人たちに所領を与えることを条件に出す。さらに茶々は利口な阿茶にうまく丸め込まれないよう初に釘を刺して送り出した。
初は、大野治長の母・大蔵卿局同席の元、さっそく阿茶のおもてなしを受けながら、交渉が始まった。なんとか豊臣方の条件を飲んでもらおうとする初だが、阿茶は、所領の安堵と秀頼を江戸に出さない条件は飲めても、牢人に所領を与えるのは難しいと主張。彼らを罪に問わないかわりに召し放ち、さらに大坂城の堀を埋め、本丸以外は破壊するよう条件を出した。すると、「お堀を埋めるのも、本丸以外を破却するのも、豊臣にお任せ下さいませ」と食い下がる。
そして秀頼が大坂に留まることと引き換えに、城の堀を埋めることで和議が成立する。一方、高台院は茶々に会いに行き、徳川に下り、豊臣を存続させて欲しいと説得していた。「そなたは豊臣のためにやっておるのか?そなたの野心のためではないのか?」と問われ茶々の本心は揺らぎはじめていた。徳川と豊臣の一発触発の状態は続き、その危うい間を和らげようと、初が駿府へやってきた。初は久しぶりに妹・江と喜びの再会を果たす。
しかし大坂では乱世を望む牢人が集い、兵糧を集めているという。そんな時、牢人たちが京に火を放つ事件が起こる。これは和議を反故にしたことと見なし、軍を率いて豊臣を攻め滅ぼすと初に伝えた。さらに豊臣は大和伊勢の大名となり、徳川に下るよう条件を出した。最後通告を突きつけた家康は、茶々の説得のため初と江も大坂へ向かわせ、高台院にも援助を頼む。しかし高台院は茶々を説き伏せられるのは、2人の姉妹か、家康だと話し、自分の役目は終わったと辞退する。
家康は、初と江から茶々が家康に憧れていたことや、助けに来てくれると信じていたのに北ノ庄城の戦いで家康に見捨てられたと深い恨みを抱いていることを聞く。そして茶々は自ら秀頼に自分の理想を投影し、“憧れの君”を創り出したのだった。それから初と江は、大坂で家康の最後通告を伝えた。江は家康からの手紙を茶々に、そして久々に再会した千姫に家康と自分からの贈り物を渡すが、自分は豊臣の人間だからと突き返され、悲しみに打ちひしがれる。
一人になった茶々は、家康からの手紙を読んでいた。そこには、家康が命をかけて乱世を終わらせようとする意思、そして秀頼は未来に残すべき人だと書かれていた。かつてお市がしたように、茶々も秀頼を生かして欲しいと綴られた手紙に胸を打たれた茶々は、今後の差配を秀頼に任せることにする。一大名に下ってもいいと考えていた茶々だったが、今まで茶々の操り人形であった秀頼は、徳川との一戦を選択する。胸に熱い思いがこみ上げて、牢人たちを鼓舞する秀頼に、千姫も「徳川を倒しましょう」と賛同した。秀頼こそが乱世が生み出した最後の化け物となり、家康は最後の戦へ向かうこととなる。
■第48話「神の君へ」あらすじ
家康は豊臣との決戦に踏み切り、乱世を終わらせる覚悟で自ら前線へ立ち、対する真田信繁(日向亘)らは家康の首を狙い攻め込んでくる。徳川優勢で進む中、千姫は秀頼と茶々の除名を訴えるが、家康が下した決断は非情なものだった。翌年、江戸は活気に満ち溢れ、僧・南光坊天海は家康の偉業を称え、福(のちの春日局/寺島しのぶ)は竹千代に“神の君”の逸話を語る。そんな矢先、家康は突然の病に倒れ・・・。
NHK大河ドラマ「どうする家康」第47話は12月10日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、北川景子、松本若菜、玉山鉄二、松山ケンイチ、作間龍斗(HiHi Jets)和久井映見ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_ieyasu」。第48話予告動画が番組公式サイトで公開されている。
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